日本のスポーツ政策は何を目標としているのか④
現在の文部科学省の政策体系(or 政策評価体系)は「文部科学省政策評価基本計画(平成20年3月31日策定)」で確認することができますが、平成20年度から平成24年度までの5年間(2008-2012)のものです。
その政策体系は、「使命」 → 「政策目標(13)」 → 「施策目標(47)」 の階層構造からなっており、スポーツに関する政策は、#105でも記述しましたが、「政策目標11 スポーツの振興」として示されています。また、その下位に3つの「施策目標」が設定されています。
#107で「文部科学省の使命」については、多少理解できましたが、その下の「政策目標11」の説明文、またその説明文と「施策目標」との関連については、またまた難解です。該当箇所を再掲します。
★政策目標11 スポーツの振興
世界共通の人類の文化の一つであるスポーツの振興により、生涯スポーツ社会の実現に向けて地域におけるスポーツ環境を確保するとともに、わが国の国際競技力を向上させ、子どもから大人まで心身ともに健全な明るく豊かで活力のある社会を実現する。
★施策目標
①子どもの体力の向上
②生涯スポーツ社会の実現
③我が国の国際競技力の向上
政策目標の説明文は、以下のように解釈すれば良いのでしょうか?
1)地域におけるスポーツ環境の確保 → 生涯スポーツ社会の実現
2)国際競技力の向上 → 国民が心身ともに健全で活力のある社会の実現
……となると、3つの施策目標との関連や整合性はどうなるのでしょうか?
冒頭の問題を投げかけておきながら、もたもたして申し訳ありません。また、頭を冷やします。(つづく)
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