2011/09/12

#221 日本のスポーツ政策の良いところ (11)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その10~

SMJブログでこのシリーズを書きはじめてから“アクセス数”が急落してしまいました。日本のスポーツ政策に対する興味・関心がないのか、SMJが飽きられてきたのか……。でも、Terry Bird は自分のために書き続けます!(ホンネは…)

さて、平成23年度新規事業「スポーツコミュニティの形成促進」(約5.7億円)についてです。文科省のウェブサイト資料をもとにして、同事業の把握に努めます。

● 目的・趣旨
 スポーツを普及・定着させ、スポーツを人々にとって身近なものとするためには、地域スポーツクラブ、学校、地方公共団体、スポーツ団体、企業などが組織の違いを超えて連携することにより、トップスポーツと地域スポーツの垣根をなくし、人材の「好循環」を生み出すことが必要である。
 併せて、「新しい公共」という観点においては、地域住民が行政に依存するのではなく、主体的に学校の体育活動も含めた地域のスポーツ環境の形成を図り、スポーツを通して地域の課題(子育て等)の解決に資する取組を促進することが必要である。また、小学校においては、学校の小規模化や教員の高齢化等により、体育の授業において児童に手本を見せるのが難しい場合があり、民間人の活用を含めた地域での教育支援体制の強化が必要である。
 このため、地域住民が主体的に運営するスポーツ活動の場である総合型地域スポーツクラブ(以下「総合型クラブ」)等の拠点となる総合型クラブ(拠点クラブ)に配置された以下の取組を行うスポーツ人材を活用し、スポーツを通じて新しい公共を担うコミュニティ(スポーツコミュニティ)の形成を促進する

● 内容
(1)スポーツコミュニティの形成促進
  トップアスリート等の活用による地域スポーツの支援
  プロジェクトリーダーによる巡回指導等の調整と地域の課題解決への取組の実践
 小学校体育活動コーディネーターの派遣による支援
(2)実施状況調査の実施等
 ・事業趣旨に沿った適切な事業の実施についての調査

……文科省は、同事業(H23年度)の委託先として、①②③または②③を実施する「総合型地域スポーツクラブ(拠点クラブ)」を19クラブ、②③を実施する「小学校体育活動支援実施クラブ」を16クラブ選定したようです。(つづく)

※引用資料
 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/07/__icsFiles/afieldfile/2011/07/29/1309056_4_1.pdf

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