Sport Matter という名称はどこから…
Sport Matters Group(SMG)の詳細を知る資料は限られています。…とは言いましたが、たどり着けていないだけなのかもしれません。…SMGは、Canadian Sport Policy 2012(CSP 2012)の策定にあたって少なからず影響を及ぼした(貢献した)こともあり、Terry Bird としては、SSF研究助成に基づく9月初旬の現地調査時に 、現シニアリーダーをはじめ主要な関係者にインタビューすることを計画しています。
先ほど、SMGに関する資料を読み返してみたところ、Sport Matterの名付親が誰であったかについての記述を見つけました。
スコット・ローガン(Scott Logan)でした。
ローガン氏は、スポーツ・ノバスコシアの元CEOで、ノバスコシア州ヘルス・プロモーション省のAssistant Deputy Minister でもありました。現在は、カナダカヌー・カヤック協会のハイパフォーマンス・ディレクターを務めている人物です。
ある報告書の中で、uOttawa のHarvey教授と名を連ねていました。…インタビュー対象者リストの順位は低いですが、SMG研究をする上ではそのキーパーソンの一人となるでしょう。
2013/06/02
2013/06/01
#726 Sport Matters Group 研究 (4)
実体の見えない団体に寄付をするか?
Sport Matters Group(SMG)は“最高経営責任者(CEO)も事務所も正式な会員制度も会費も存在せず、非営利組織にも当てはまらない実体の見えにくい非組織化グループ”であることは、以前、SMJブログでご紹介した通りです。
SMGの運営、活動等を支えているのは、賛同者・機関からの寄付金(Contribution)です。…日本的に考えてみても、常識的にも、そのような実体の見えない団体に誰が寄付なんかするものでしょうか…
…先ほど、その謎が解けました。…SMGの活動は9つのジャンルからなる協力者たちの貢献スタイルによって支えられています。…Office Spaceを提供しているのがSIRCで、Financial Administrationを担当しているのがPHE Canadaです。
両機関ともに法人格(corporate entity)を有しますので、これによりSMGの社会的位置づけが担保される仕組みになっています。…すなわち、SMGへの寄付金の窓口を含め、SMGの資金管理はPHE Canadaが行っているようです。…なるほど!
こうした仕組はとてもユニークなのですが、法人の会計上、問題はないのでしょうか? もう少し調べてみます。
Sport Matters Group(SMG)は“最高経営責任者(CEO)も事務所も正式な会員制度も会費も存在せず、非営利組織にも当てはまらない実体の見えにくい非組織化グループ”であることは、以前、SMJブログでご紹介した通りです。
SMGの運営、活動等を支えているのは、賛同者・機関からの寄付金(Contribution)です。…日本的に考えてみても、常識的にも、そのような実体の見えない団体に誰が寄付なんかするものでしょうか…
…先ほど、その謎が解けました。…SMGの活動は9つのジャンルからなる協力者たちの貢献スタイルによって支えられています。…Office Spaceを提供しているのがSIRCで、Financial Administrationを担当しているのがPHE Canadaです。
両機関ともに法人格(corporate entity)を有しますので、これによりSMGの社会的位置づけが担保される仕組みになっています。…すなわち、SMGへの寄付金の窓口を含め、SMGの資金管理はPHE Canadaが行っているようです。…なるほど!
こうした仕組はとてもユニークなのですが、法人の会計上、問題はないのでしょうか? もう少し調べてみます。
2013/05/17
#714 Sport Matters Group 研究 (3)
SMGはいつから…
Sport Matters Group(SMG)の原点を探っています。…当事者たちに直接聞くのが一番早いのですが、国内で入手できる情報で把握できることは全て把握したうえで何を聞くのかを整理しておく必要があります。
今回のSSFスポーツ研究助成による研究テーマとの関わりもありますので、9月の現地調査ではSMGの関係者(シニア・リーダー等)への接触を図る予定です。uOttawa の Jean に相談中です。
先ほど、あるウェブサイトにSMGの始まりの時期に関する記述があるのを見つけました。…それによりますと、「Sport Matters Group (SMG)は1990年代後半に誕生した。」とのことでした。
また、創始メンバーについては、カナダスポーツ倫理センターのビクター・ラシャンス(Victor Lachance)、アスリート・カナダ及びエスティーム・チームのイアン・バード(Ian Bird)、コモンウエルスゲームズ・カナダのカレン・オニール(Karen O’Neill)並びに十数人の著名なスポーツ指導者であったとの記述がありました。
これを手掛かりにもっと調べてみます!
Sport Matters Group(SMG)の原点を探っています。…当事者たちに直接聞くのが一番早いのですが、国内で入手できる情報で把握できることは全て把握したうえで何を聞くのかを整理しておく必要があります。
今回のSSFスポーツ研究助成による研究テーマとの関わりもありますので、9月の現地調査ではSMGの関係者(シニア・リーダー等)への接触を図る予定です。uOttawa の Jean に相談中です。
先ほど、あるウェブサイトにSMGの始まりの時期に関する記述があるのを見つけました。…それによりますと、「Sport Matters Group (SMG)は1990年代後半に誕生した。」とのことでした。
また、創始メンバーについては、カナダスポーツ倫理センターのビクター・ラシャンス(Victor Lachance)、アスリート・カナダ及びエスティーム・チームのイアン・バード(Ian Bird)、コモンウエルスゲームズ・カナダのカレン・オニール(Karen O’Neill)並びに十数人の著名なスポーツ指導者であったとの記述がありました。
これを手掛かりにもっと調べてみます!
2013/04/30
#698 Sport Matters Group 研究 (2)
「ミルズ報告」について
本家「スポーツマターズ・グループ(Sport Matters Group:SMG)」が形成された発端が、カナダ初の連邦レベルのスポーツ政策として位置づけられる「Canadian Sport Policy:CSP」の策定に向けての一部関係者の非公式な議論をする集まりからであったことはSMJブログ#696でご紹介しました。…CSPは、その後改定され、現行のカナダの連邦スポーツ政策は2012年に策定された「Canadian Sport Policy 2012:CSP 2012」となっています。
今回は、そのCSP策定に向けて連邦政府を動かす主たる根拠となったと思われる「ミルズ報告」についてまとめることにします。
カナダにおける「スポーツ産業」について調査をするために1997 年11 月に設置されたデニス・ミルズ(Dennis Mills)下院議員が委員長を務める「カナダ民族遺産に関する下院常任委員会・スポーツ調査小委員会」は、215 のスポーツ組織等への質問調査(109 団体から返答)を行うとともに1 年間で計23 回の公聴会(41 参考人)を開き、最終的にスポーツ政策に対する69 項目の勧告を含む報告書(「カナダのスポーツ:リーダーシップ、協同および説明責任(SPORT IN CANADA: Leadership, Partnership and Accountability)」)を1998 年12 月に公表した。これが通称「ミルズ報告(Mills Report)」である。
同委員会が設けた調査領域は以下の3点でした。…69の勧告内容については省略します。
1. Measurement of the economic impact of sport on a national and regional basis.
2. The contribution of sport to the cultural sphere, particularly with a view to finding evidence of sport's impact on national unity and how this might be enhanced.
3. The potential scope of, and rationale for, federal involvement - or increased federal involvement - in the promotion of (and participation in) amateur sport in Canada.
ミルズ報告についても深く研究してみたいのですが、まずはSMG研究を優先します!
本家「スポーツマターズ・グループ(Sport Matters Group:SMG)」が形成された発端が、カナダ初の連邦レベルのスポーツ政策として位置づけられる「Canadian Sport Policy:CSP」の策定に向けての一部関係者の非公式な議論をする集まりからであったことはSMJブログ#696でご紹介しました。…CSPは、その後改定され、現行のカナダの連邦スポーツ政策は2012年に策定された「Canadian Sport Policy 2012:CSP 2012」となっています。
今回は、そのCSP策定に向けて連邦政府を動かす主たる根拠となったと思われる「ミルズ報告」についてまとめることにします。
カナダにおける「スポーツ産業」について調査をするために1997 年11 月に設置されたデニス・ミルズ(Dennis Mills)下院議員が委員長を務める「カナダ民族遺産に関する下院常任委員会・スポーツ調査小委員会」は、215 のスポーツ組織等への質問調査(109 団体から返答)を行うとともに1 年間で計23 回の公聴会(41 参考人)を開き、最終的にスポーツ政策に対する69 項目の勧告を含む報告書(「カナダのスポーツ:リーダーシップ、協同および説明責任(SPORT IN CANADA: Leadership, Partnership and Accountability)」)を1998 年12 月に公表した。これが通称「ミルズ報告(Mills Report)」である。
同委員会が設けた調査領域は以下の3点でした。…69の勧告内容については省略します。
1. Measurement of the economic impact of sport on a national and regional basis.
2. The contribution of sport to the cultural sphere, particularly with a view to finding evidence of sport's impact on national unity and how this might be enhanced.
3. The potential scope of, and rationale for, federal involvement - or increased federal involvement - in the promotion of (and participation in) amateur sport in Canada.
ミルズ報告についても深く研究してみたいのですが、まずはSMG研究を優先します!
2013/04/28
#696 Sport Matters Group 研究 (1)
はじめに…
Sport Matters JAPAN(SMJ)ブログ開設の主目的は、日本に Sport Matters JAPAN を作ることです。そのモデルは外国スポーツ政策研究を通じて知ったカナダのSport Matters Group(SMG)で、幾つかの国で同様のグループ(組織)が形成されてきましたが、SMGが本家本元です。…いよいよ計画の実現に向けて動き出します!
…以下は、文部科学省の報告書(2011)のなかで Terry Bird がまとめたSMGの概要です。
スポーツマターズ・グループ(Sport Matters Group:SMG)は、「ミルズ報告」(1998 年12 月)後のカナダのスポーツ政策策定に向けての諸作業の中で、それらを契機に2000 年にスポーツ関係者間の非公式の討議の場からはじまった、カナダのスポーツ政策形成やカナダのスポーツ界の縦横の連携に少なからず影響力を及ぼしてきた非組織化グループである。同グループは、最高経営責任者(CEO)も事務所も正式な会員制度も会費も存在せず、非営利組織にも当てはまらない実体のみえにくいグループである。存在するのは、カナダスポーツ情報センター(Sport Information Resource Centre:SIRC)内に置かれている2 つのデスクだけであり、シニアリーダー(Senior Leader)とコミュニケーション関係マネージャー(Community Engagement Manager)の肩書をもつスタッフだけである。ただし、2人がSIRC 内のデスクにいることはほとんどない。このグループの実体、活動内容、実績等を知る手掛かりはそのウェブサイト(http://www.sportmatters.ca/en/home)にある。
具体的には、この10 年余りでスポーツ政策提言、スポーツ関連プログラムの企画・調整・運営、ムーブメントの発信・推進、スポーツ関連調査・研究等を行っている。このグループの参加者は、元オリンピック選手、スポーツ行政担当者、学識経験者、競技団体関係者、シンクタンク職員、コンサルタント、スポーツ愛好家など多岐にわたっており、それぞれが九つの分野(寄付、署名、労力、現物、キャンペーン活動、政策能力等)から貢献方法を選択する方法をとっている。年間活動経費としては、15 万カナダドルの確保が目標とされている。同グループは、政府(スポーツカナダ等)にとって協力団体でもあり圧力団体でもある。キーパーソンは2 代目シニアリーダーのイアン・バード(Ian Bird)であったが、彼の後は3 代目のクリストファー・ジョーンズ(Christopher Jones)に、そして現在は4代目のボブ・エリオット(Bob Elliott)に引き継がれている。
活動の1 つとして、ほぼ4 年に1 度行われる国政選挙に向けて各政党、政治家、政府機関等への接触を図り、カナダのスポーツ振興・発展に資する政策提言等を行っている。これまでに同グループ他の働きかけにより実現した政策に、児童フィットネス税額控除(Children's Fitness Tax Credit)、レクリエーション施設基盤整備プログラム(Recreational Infrastructure Canada Program)等がある。逆に、これまで訴え続けてきて未だ実現に至っていない提言については、「連邦保健予算の1%をスポーツ・身体活動に振り向けよ(One Percent of Federal Health Spending for Sport and Physical Activity)」が代表的である。
※引用(一部加筆・修正) http://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/08/03/1309352_014.pdf
Sport Matters JAPAN(SMJ)ブログ開設の主目的は、日本に Sport Matters JAPAN を作ることです。そのモデルは外国スポーツ政策研究を通じて知ったカナダのSport Matters Group(SMG)で、幾つかの国で同様のグループ(組織)が形成されてきましたが、SMGが本家本元です。…いよいよ計画の実現に向けて動き出します!
…以下は、文部科学省の報告書(2011)のなかで Terry Bird がまとめたSMGの概要です。
スポーツマターズ・グループ(Sport Matters Group:SMG)は、「ミルズ報告」(1998 年12 月)後のカナダのスポーツ政策策定に向けての諸作業の中で、それらを契機に2000 年にスポーツ関係者間の非公式の討議の場からはじまった、カナダのスポーツ政策形成やカナダのスポーツ界の縦横の連携に少なからず影響力を及ぼしてきた非組織化グループである。同グループは、最高経営責任者(CEO)も事務所も正式な会員制度も会費も存在せず、非営利組織にも当てはまらない実体のみえにくいグループである。存在するのは、カナダスポーツ情報センター(Sport Information Resource Centre:SIRC)内に置かれている2 つのデスクだけであり、シニアリーダー(Senior Leader)とコミュニケーション関係マネージャー(Community Engagement Manager)の肩書をもつスタッフだけである。ただし、2人がSIRC 内のデスクにいることはほとんどない。このグループの実体、活動内容、実績等を知る手掛かりはそのウェブサイト(http://www.sportmatters.ca/en/home)にある。
具体的には、この10 年余りでスポーツ政策提言、スポーツ関連プログラムの企画・調整・運営、ムーブメントの発信・推進、スポーツ関連調査・研究等を行っている。このグループの参加者は、元オリンピック選手、スポーツ行政担当者、学識経験者、競技団体関係者、シンクタンク職員、コンサルタント、スポーツ愛好家など多岐にわたっており、それぞれが九つの分野(寄付、署名、労力、現物、キャンペーン活動、政策能力等)から貢献方法を選択する方法をとっている。年間活動経費としては、15 万カナダドルの確保が目標とされている。同グループは、政府(スポーツカナダ等)にとって協力団体でもあり圧力団体でもある。キーパーソンは2 代目シニアリーダーのイアン・バード(Ian Bird)であったが、彼の後は3 代目のクリストファー・ジョーンズ(Christopher Jones)に、そして現在は4代目のボブ・エリオット(Bob Elliott)に引き継がれている。
活動の1 つとして、ほぼ4 年に1 度行われる国政選挙に向けて各政党、政治家、政府機関等への接触を図り、カナダのスポーツ振興・発展に資する政策提言等を行っている。これまでに同グループ他の働きかけにより実現した政策に、児童フィットネス税額控除(Children's Fitness Tax Credit)、レクリエーション施設基盤整備プログラム(Recreational Infrastructure Canada Program)等がある。逆に、これまで訴え続けてきて未だ実現に至っていない提言については、「連邦保健予算の1%をスポーツ・身体活動に振り向けよ(One Percent of Federal Health Spending for Sport and Physical Activity)」が代表的である。
※引用(一部加筆・修正) http://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/08/03/1309352_014.pdf
登録:
投稿 (Atom)