日本のロンドン五輪・目標
当然、メダルの獲得状況がその指標とされています。…(その是非はさておき)…
「スポーツ振興基本計画」(2006年改定)では、オリンピックにおけるメダル獲得率が、夏季と冬季合わせて3.5パーセントとなることを目標としていました。このメダル獲得率とは、直近に開催された夏季及び冬季オリンピック競技大会におけるメダル獲得数の合計を、それらのオリンピック競技大会における総メダル数の合計で除したものです。金・銀・銅のメダル数の合計が「実施種目数×3」ではないこともありますが、計算上それほど大きな問題ではないので、以下では「総メダル数=実施種目数×3」で「メダル獲得率」を算出しました。
3.43 ソルトレークシティー(2002)~ アテネ(2004)
3.29 アテネ(2004)~ トリノ(2006)
2.25 トリノ(2006)~ 北京(2008)
2.58 北京(2008)~ バンクーバー(2010)
なお、現在、その位置づけがとても曖昧ですが、「スポーツ立国戦略」(2010年8月)において、新たな目標が設定されています。以下、引用します。
「今後の夏季・冬季オリンピック競技大会について、それぞれ過去最多(夏季37(アテネ)、冬季10(長野))を超えるメダル数の獲得を目指す。また、オリンピック競技大会及び各世界選手権大会において、過去最多(オリンピック競技大会では、夏季52(北京)、冬季25(ソルトレークシティー))を超える入賞者数を目指す。さらに、将来を見据えた中・長期的な強化・育成戦略を推進する観点から、各ジュニア選手権大会のメダル獲得数の大幅増を目指す。」
…大した違いはありません。分かり易くしただけなのでしょう。
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