国立スポーツ科学センター(JISS)について
検証報告書ではJISSについて次のように報告されていました。はじめて知ったことを含め、簡単にまとめてみました!
●2001年に独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)の内部組織として設置されたJISSは、主に以下の7事業を行っている。
① スポーツ医・科学支援事業(アスリートチェック)
② スポーツ医・科学支援事業(医・科学サポート)
③ スポーツ医・科学研究事業
④ スポーツ診療事業
⑤ スポーツ情報事業
⑥ スポーツアカデミー支援事業
⑦ サービス事業
●上記事業はNTC中核拠点で実施される集中トレーニングと併せて実施できるようになったことで、選手の育成、強化等に効果を生んでいる。
●スポーツ診療事業の受診件数は高く、平成23年度は15,210件であり、そのうちの50.3%(7,647件)がリハビリテーション、20.1%(3,061件)が整形外科、19.4%(2,944)が内科であった。リハビリテーションについては評価が高いにもかかわらず、スタッフ(理学療法士など)定員枠や任期制などによる途中交代などの課題もある。
●トップアスリートが、外部と切り離された空間(※JISS内)でリハビリテーションに専念できたり、選手によっては半日から1日受けることができたり、併設体育館でのトレーニングに移行できたりしたことで効果が大きかった。
●JISS独自の外部評価機関「国立スポーツ科学センター業績評価委員会」がある。
●ロンドン五輪に向けてNFドクターとの連携を密にするために「JISS-NFドクター協議会」を開催した。
<Terry's memo>
これだけの情報からでも、JISSの果たした(果たしている)役割の重要性が分かります。NFだけでは十分提供できないスポーツ医・科学面のJISSによる選手へのサポートは、選手のパフォーマンスを最大限引き出す必須不可欠の要素であると言えるでしょう。課題は幾つもあるでしょうが…
※参考・引用資料:「ロンドンオリンピックにおける選手育成・強化・支援等に関する検証チーム 報告書」http://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2012/11/27/1328609_1.pdf
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