“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その16~
このシリーズはまだ終わっていません。SMJブログ#238からの続きです!
文科省のウェブサイトに示されていた平成22年度の“国際競技力向上関係予算(163億円)”について、インターネット情報をもとにその内訳を調べてみた結果、どうしても168億円になってしまったことは前回の通りです。…その後、もう少し調べてみました。結論のみ書きます。
Terry Bird の把握した平成22年度の“国際競技力向上関係予算(168億円)”のうち施設整備などのハード面の予算は約37億5千万円(約22.3%)で、国際競技力向上関連事業、関連団体への補助金、関連施設・機関の運営費などソフト面の予算は約130億5千万円(約77.7%)でした。(※163億円の本当の内訳は文科省の人に聞かないと分かりません…)
以前、同じような計算をした時には、ハード面の予算の割合がソフト面の予算を大幅に上回っていましたが、JISSが設立され、NTCが整備されてきたことにより、日本の国際競技力向上関係予算もようやくソフト面に大きく配分されるようになってきました。…ただし、カナダ民族遺産省スポーツ局(Sport Canada)の予算配分とは差異がありますし、その他の国の予算配分とも異なっているのではないかと思います。諸外国の競技力向上関係予算との比較研究をするのも面白いかもしれません。(つづく)
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