米中の国際競技力の比較
2008年北京オリンピックにおける米中のメダル獲得状況から、両国の国際競技力の特徴をアナログ的に分析してみました。統計学的に…という方はスルーして下さい。
●北京五輪(2008年):米中メダル獲得状況
アメリカ (金36、銀38、銅36、計110)
中国 (金51、銀21、銅28、計100)
金メダル獲得数を指標にすれば「中国」、メダル獲得総数を指標にすれば「アメリカ」ということになります。そこで、単純ではありますが、金銀銅に「3:2:1」の重みをつけて“メダル獲得ポイント(MP)”の総計を計算したところ「アメリカ(220)」対「中国(223)」となりました。…まぁ、互角ということでしょうか…
次に、両国の獲得メダルの内訳を見てみました。( )内は両国の競技別の“メダル獲得ポイント(MP)”です。
(1) ラケット系競技
・テニス (米4 - 中1) ・バドミントン (米0 - 中18) ・卓球 (米0 - 中16)
(2) 格闘技系競技
・レスリング (米5 - 中7) ・テコンドー (米4 - 中4)
・柔道 (米1 - 中10) ・ボクシング (米1 - 中9)
(3) 球技系競技
・バレーボール (米11 - 中4) ・バスケットボール (米6 - 中0)
・水球 (米4 - 中0) ・サッカー (米3 - 中0) ・ソフトボール (米2 - 中0)
・野球 (米1 - 中0) ・ホッケー (米0 - 中2)
(4) 個人系競技(上記(1)(2)を除く、団体種目含む)
・水泳 (米64 - 中12) ・陸上競技 (米46 - 中2) ・体操 (米20 - 中42)
・射撃 (米12 - 中20) ・フェンシング (米11 - 中5) ・自転車 (米8 - 中1)
・ボート (米6 - 中5) ・乗馬 (米6 - 中0) ・セーリング (米5 - 中4)
・ウエイトリフティング (米0 - 中26) ・ダイビング (米0 - 中26)
・アーチェリー (米0 - 中6) ・カヌー (米0 - 中3)
以下、米中間の比較に基づく、両国の国際競技力の特徴に関する“まとめ”です。
(五輪を楽しむための参考程度に!)
●アメリカが得意とするスポーツ → 「水泳」 「陸上競技」 「自転車」 「乗馬」
「球技系競技(ホッケーを除く)」
●中国が得意とするスポーツ → 「ラケット系競技(テニス除く)」 「体操」
「ウエイトリフティング」 「ダイビング」
「アーチェリー」 「柔道」 「ボクシング」
ご承知のように、ロンドン五輪から「野球」「ソフトボール」がなくなり、「女子ボクシング」が採用されます。中国やや有利か…
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