陸上王国“USA”の復活なるか!
前回(#190)、チケット代から人気競技を探りました。……オリンピックの華は、やはり“陸上競技”のようです。……そして、その競技で君臨しているのがUSAであることは、誰も否定しないと思います。
そんなUSAなのですが、オリンピック(陸上競技)での競技成績について、USATF(米国陸上競技連盟)は危機感を持っているようです。……メダルを23個(金7、銀9、銅7)しか獲得できなかった2008年北京オリンピック後に、その結果を分析するための特別調査委員会(Task Force)を設けたほどです。……なお、2009年2月に報告書(「Project 30 Task Force Report」)が公表されていました。
その後、同委員会の委員長を務めたUSATFの前CEOダグラス・ローガン(Douglas G. Logan)とUSATF間に何らかの事情(※そこまで把握できませんでした…)があったようで、同報告書の扱いや位置づけはオフィシャルなものでなくなったようです……が、“Project 30”の精神は受け継がれており、2012年ロンドン五輪の陸上競技においてUSATFはメダル獲得数30の目標を設定しています。
以下は、過去4大会のUSAのメダル獲得状況(陸上競技)を概観したうえでの Terry なりの解釈です。(参考:databaseOlympics.com)
1996年 アトランタ 23個(金13、銀5、銅5)
2000年 シドニー 18個(金8、銀4、銅6)
2004年 アテネ 25個(金8、銀12、銅5)
2008年 北京 23個(金7、銀9、銅7)
過去4大会を見る限り、北京でのメダル獲得数がUSATFの危機感を募らせたとは思えません。その本質は “超花形”種目である男女の「4×100m リレー」の不振にあるのではないでしょうか?
もう一つの「4×400m リレー」については男女ともに4大会連続で金メダルを獲得していますが、「4×100m リレー」については次の通りです。
● 男子(1996:銀 2000:金 2004:銀 2008:なし)
● 女子(1996:金 2000:銅 2004:なし 2008:なし)
2012年ロンドン五輪・陸上競技(リレー種目)においてTeam USAは注目です!……バトンミスさえなければ、王国復活!?……
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