“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その4~
SMJブログ#206では、“子どもの体力向上に関する施策”を3分類し、その概要把握に努めました。…よく、日本のスポーツ政策は遅れているとか、不十分だと言われることがありますが、そんなことはなかったです。幼少年期の体力向上策等がエビデンスに基づき的確に立案されている印象を Terry はもちました。
文科省が指摘しているような、子どもの体力問題が将来的な国民全体の体力低下や生活習慣病の増加等につながり、ひいては社会全体の活力が失われる…という危機感は、いわゆる先進国の共通の問題であると言えるでしょう。……もちろん Terry の研究対象のカナダにおいても、この種の問題解決は主要政策課題として位置付けられています。
以下、概観した結果のまとめです。
小・中・高にわたる「学校体育の充実」を通じて“子どもの体力向上”を図ろうとしている点は、日本の“特徴”であり“良さ”でもあるのではないでしょうか。……教育の管轄が州にあるカナダのような連邦制を敷く国や学校体育に重きを置いていない国などでは限界があると思いますが、この種の問題解決を図る上での鍵となる方策ではないかと Terry は考えます。
ただし“中学校武道・ダンスの必修化に向けた条件整備”が直接的に「子どもの体力向上」につながることを説明するのは難しいですが…(つづく)
0 件のコメント:
コメントを投稿