2012/11/08

#557 2012 カナダ 海外派遣プログラム:現地報告⑨

スッキリしました!

カナダにおける体育・スポーツに関する取組等にはユニークなものがたくさんあります。しかしながら、それらの内容をインターネット情報だけで正確に把握するのは至難の業です。11/6のヒアリングでは、LTAD や Physical Literacy についての重要な情報を入手することができました。…えっ、そうだったの!…という感じです。

現地調査⑩ 11/6 9:00~ カナダバレーボール協会(Volleyball Canada)

カナダでは中央競技団体が連邦政府(民族遺産省スポーツ局)からSSPを通じて資金提供を受けようとする場合、幾つかの条件をクリアしなければなりません。そして、そのうちの1つに競技団体ごとのLTAD(長期競技者養成)モデルの構築があります。その基準となるLTADモデルはCS4L(Canadian Sport for Life)というグループが開発したのですが、CS4LとLTADの関係性やLTADにおけるPhysical Literacyの位置づけなど不明なことが幾つもありました。…カナダバレーボール協会の関係者のプレゼン&質疑・応答を通じて非常に多くの有益な情報を得ることができ、不明な点が随分とクリアになりました。


現地調査⑪ 11/6 13:05~15:00 カナダ身体・健康教育協会(PHE Canada)

以前SMJブログでも紹介しましたように、PHE Canada(Physical and Health Education Canada)の前身はCAPHERD(Canadian Association for Health, Physical Education, Recreation and Dance) です。一昔前のスポーツ関係者なら“キャーパード”と言えばお分かりになると思います。2008年9月に名称変更がなされたようです。PHE Cnadaは、カナダにおいてPhysical Literacyの定義を示しており、その定義がオンタリオ州教育省が2000年に改定した「体育カリキュラム(暫定版)」にも記載されています。したがって、PHE CanadaのPhysical Literacyは、現在のカナダの身体・健康教育の基本的な考え方として位置づけられています。詳細を知らない方には???でしょうが、“whole person”という極めて重要なキーワードについての理解も深めることができました。現地調査でなければ決して理解することはできませんでした。日本への最大級のお土産になりそうです!

この他にも多数のリソースあり!
モントリオール(11/7 3:23)より Terry Bird でした!

0 件のコメント: