運動部活動を通じた学校活性化プロジェクト
―もしP・コトラーが高校の校長になったら―⑦
プロジェクトのフレームワークの構築…
活用できるマーケティング理論の抽出
SMJブログ#544で示した4文献から「運動部のマーケティング」に活用できそうな理論等の抽出を試みた。主要なものを以下に示す。
● マーケティング3.0 ● 3iモデル ● STP ● ラテラル・マーケティング
● 顧客ロイヤルティ ● サービス・プロフィット・チェーン ● ブランド・エクイティ戦略
● 統合型マーケティング・コミュニケーション ● 経験価値マーケティング
● 消費者行動モデル(AISAS) ● 社会的責任マーケティング
● ホリスティック・マーケティング 等
プロジェクトのフレームワーク
前提として「運動部のマネジメント機能の強化」が基盤となる。各運動部は試合に勝つ、スポーツを楽しむ、体力向上等の「活動目標」の他に、団体の存在理由となる「ミッション」を掲げる。そして、そのミッションに基づき「社会的コーズ(大義)」を選択し「社会的責任マーケティング」を展開する。同マーケティングを適切に推進することで運動部は「ブランド・インテグリティ」を達成することができる。学校(生徒、教師、親、関係者)や地域の信頼を得た運動部は、人々の精神を揺さぶる「スピリチュアル・マーケティング」も実現できる。この結果、生徒の入部(購買)、部員数(顧客)維持、地域への応援要請(観戦、寄付等)が期待される。
※Sport Policy for Japan 2012 におけるTeam TSU 発表抄録より抜粋(一部修正)
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