2011/04/17

#90 大学教育・雑感 (4)

1991年の大学設置基準の大改正(大綱化・自由化)により、日本の私立大学の数は大幅に増えました。文部科学省の統計を基にして2010年から3年刻みで遡って、その期間の私立大学増加率を算出してみると、以下のようになっていました。

★私立大学増加率 ※( )内:増加数
   1983-86年 ・・・ 1.8% (6)
   1986-89年 ・・・・・・・・・・・・・・・ 9.0% (30)    
   1989-92年 ・・・・・・・・・ 5.5% (20)
   1992-95年 ・・・・・・・・・・・・・ 8.1% (31)
   1995-98年 ・・・・・・・・・・・ 7.0% (29)
   1998-01年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11.7% (52)
   2001-04年 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 9.3% (46)
   2004-07年 ・・・・・・・・・・・ 7.0% (38)
   2007-10年 ・・・・・ 2.9% (17)

Terry の勤務する TSU は1993年に開学しました。まさに、大学設置基準緩和後に設置された、いわゆる新興(小規模)大学です。このような新興大学は、国立大学を定年退官された先生方を主要なポストを担う教員として採用する傾向があります。

Terry の個人的な感想ですが、そういった先生方の多くは、それぞれの分野で業績を残されてきた“一流 or ホンモノ”ですので、年を召されていても、とてもパワフルです。洞察力があって、行動力があります。妥協をせず、手を抜きません……実際は、うまく力の配分をしているのでしょうが……いずれにしても、老体(※失礼ですネ!)に鞭打って、率先して背中で教えてくれています!

…… そう言われるような大学教員になりたいものです!

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