日本が“スポーツ政策する理由(わけ)”~その4~
SMJブログ#116~118のまとめです。
「日本のスポーツ政策する理由(わけ)」から「(スポーツの諸機能に基づく)他国と共通のスポーツ政策する理由(わけ)」を引いたものが、日本のそれの“本質や特徴”であると仮定すると……
今のところ、「高齢化社会対策」「国民への夢や感動の提供」が、日本の“スポーツ政策する理由(わけ)”の“本質や特徴”であると考えることができます。
一方、カナダはケベック問題とともに、多民族国家あるいは多文化主義の実現という課題も抱えており、カナディアンアイデンティティの確立や国民統合や社会的結合を図るうえでスポーツ、特にオリンピックなどの国際競技大会でのカナダの成功に、国家として価値を見出しています。
幸か不幸か、日本にはカナダのような複雑な国内事情がありません。
要するに、「日本には“スポーツ”によって国家的課題の解決を図ろうとする特別な理由がない」と言えるのではないでしょうか。
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