2011/10/31

#262 スポーツプログラムの企画・運営 (6)

第1回TSUキッズテニスカップ 無事終了!

昨日(10/30)、秋晴れのもと「第1回TSUキッズテニスカップ」が開催されました。…1998年から2006年までテニスの草トーナメント(個人戦、団体戦など)として「TSUカップ」を開催していましたが、5年ぶりに「小学生プレーヤーのための大会」として復活しました。

これもひとえにYKTCの皆様の多大なるご協力の賜物です。今回は富里市のATAの小学生プレーヤーとの団体戦及び個人戦を中心に企画されました。

写真は「開会式」でのTSU副学長の挨拶の様子です。


関係者の皆様、お疲れ様でした! 来年もまたお会いしましょう!

2011/10/30

#261 TSUテニス部指導記録 (8)

昨日(10/29)、TSUテニス部OBであるTeacher M君の“結婚式&披露宴”に、妻Peach(※テニス部コーチ)と一緒に行ってきました。SMJブログ#65でも書きましたように、東日本大震災(3/11)の関係で挙式が延期になっていました。

Teacher M君は、TSUテニス部第3代主将でした。現在は、小学校の先生(2年目)をしています。…今でも土曜日の練習や夏季強化合宿に参加してくれています。

Terry も歳をとったのでしょうか…2度も目頭が熱くなってしまいました。
 ・彼が担任をしている4年2組の子どもたちからのビデオレターを見た時
 ・新婦ドングリさんがご両親への手紙を読み上げた時

Teacher M君、いや、Mさんは“立派な大人”になっていました! そして、“良い先生”にもなっていました! 

Congratulations!

2011/10/28

#260 Terry Bird の問題解決学 (3)

問題を2つに大別すると…

 ① “解決できる”見込みの立つ問題
 ② “解決できる”確証のもてない問題

①の場合は、ゴール(問題解決)に向けてのストーリーを描くことができる類の問題ですので、必要な方策を計画通りに進めていけば、高い確率で結果を出すことができます。…以前、SMJブログで触れた“ライフル・アプローチ”で重層的、適時的にアタックすれば良いだけです。ただし、スナイパーの腕が錆びていてはダメですが…

②の場合は、外的要因によって結果が左右される可能性のある問題ですので、“運”任せのところが大いにあります。…厄介です。胃が痛くなります。…したがって、やるべきことはすべて取り組まねばなりません。…妥協せずに“やり尽くす”ことが結果を出す確率を高める最大のポイントです。…ただし、闇雲にかつ大枠で撃ちまくる“ショットガン・アプローチ”ではなく、狙いを定めた妥当な数のライフルを束ねてアタックする手法が求められます。…結果が出た時の“安堵感”は言葉で表わすことはできないでしょう。

あまり大きな声では言いませんが、今日、新聞で大騒ぎしている○○問題の多くは①だと思っています。…“政治は妥協の産物”と良く耳にしますが、“政策は妥協の産物”であってはなりません。

2011/10/27

#259 Terry Bird の問題解決学 (2)

「問題」とは何か?

問題解決学に詳しい方にとっては「いろはのい」だと思います。…門外漢ですが、書かせていただきます。(厳密な定義ではありません、Terry なりの理解です!)

問題とは「A」と「B」とのギャップ(差)のことです。そして、問題解決とはそのギャップを埋めることであり、問題解決学とはそのギャップを埋めるための「理論及び方法の体系」ということになります。

 「A」とは、例) 理想、目標、在るべき姿、与えられた課題(テーマ)などです。
 「B」とは、例) 現状、現実、実態、状態、見出された問題・課題などです。

難しいのは「B」を的確に把握し、その本質を見出すことです。……もし、埋めるべきギャップ(問題)の本質が特定できなければ、効果的な方策を立案することができず、最終目標である問題解決も図ることができません。

(参考文献) 多数 ※省略

2011/10/26

#258 スポーツ政策:「世界の動き」 (5)

アレックス・バウマン氏は、ご自身の体調(病状)を考慮し、奥様トレーシーさん(オーストラリア人元競泳選手)の故郷に近い“ニュージーランド”への移住を決断したようです。バウマン氏の親戚もカナダには一人もおられないようですし、約15年間オーストラリアに住まわれていたことを考えると、バウマン家の基盤はカナダよりもオーストラリア(オセアニア)にあるのでしょう。

「High Performance Sport New Zealand (HPSNZ)」からのオファーの経緯は知る由もありませんが、OTPのウェブサイト内の文書には「The stars aligned for the Baumann household.」とありました。天はバウマン家を見放さなかった…とでも訳せましょうか…

オーストラリアとカナダの国際競技力向上において、その手腕を発揮し結果を残したバウマン氏は「国際競技力向上請負人」という肩書がつけられるでしょう。ニュージーランドが同氏をヘッドハンティングした!?理由はまさにそこにあると言えます。ニュージーランドの今後がとても楽しみです。……Sport Matters JAPAN は “ニュージーランド・スポーツ政策ウォッチ” もするの?……えーっ!

バウマン氏は、2012年1月31日にHPSNZのCE(chief executive)に就かれる予定です。アレックスのご健康とバウマン家のご多幸をお祈り申し上げます。再会できれば嬉しいです。頑張ります!

2011/10/25

#257 スポーツ政策:「世界の動き」 (4)

前後しましたが、カナダの「Own the Podium」について簡単に説明させていただきます。

文字どおりに訳せば「表彰台を所有せよ!」となりますが、カナダの関係者に確認したところ、「表彰台=オリンピックのメダル」の意味として捉えているようでしたので、敢えて日本語で訳す場合、Terry は「メダルを獲得せよ!」としています。……「表彰台を独占せよ!」と訳されているケースもありますが、「独占する」というような強欲なニュアンスはありませんので、OTPの訳としては・・・です。

 “オウン・ザ・ポウディアム”または“OTP”で良いと思っています。

OTPは「2010 年バンクーバーオリンピック・パラリンピックにおけるカナダの成功、特に競技成績(メダル獲得)の大躍進に多大な影響を与えたプロジェクトあるいは組織(の名称)」のことです。位置づけとしては、スポーツ担当国務大臣の「私的諮問組織」で、法人(legal entity)ではありません。……OTPが存在する法的根拠がないことが「OTPの課題」の1つにありました。……ですので、先日のJISSスポーツ科学会議で、ジャクソン氏にその点について確認しました。同氏からは「2か月前に政府がOTPの法人化について決定をした。」との説明がありましたが、現在確認中です。

このOTPを推進した中心人物がアレックス・バウマン氏であったということです。……OTPについての詳細な説明は文科省「報告書(カナダ編)」の pp.35-37 をご参照ください。編集の過程で説明不足の箇所ができてしまいましたが… (つづく)

2011/10/24

#256 スポーツ政策:「世界の動き」 (3)

ニュージーランドは、今回の“ラグビーワールドカップ”でフランスを破り24年ぶりの優勝を果たし、エリス杯を勝ち取りました。…人口約441万人の小さな国が、メジャースポーツ(チームスポーツ)で世界一になるには、相当充実したシステムがあるからなのでしょう。

さて、そのニュージーランドには「スポーツ・レクリエーションニュージーランド(Sport and Recreation New Zealand:SPARC)」という“Crown Entity(※日本の独立行政法人のような機関)”があり、このSPARCが同国におけるスポーツの普及・振興を担っています。詳細は、文科省「外国スポーツ政策調査研究報告書(NZ編)」他をご参照ください。

2011年7月19日、スポーツ・レクリエーション大臣はSPARCの新しい付属機関として、従前の「SPARCハイパフォーマンス部門」と2つの「スポーツアカデミー(New Zealand Academy of Sport)」を合併させた「High Performance Sport New Zealand (HPSNZ)」の設置を発表していました。“高水準スポーツ・ニュージーランド”とでも訳せましょうか…

 HPSNZはそれ自身のCEOをもつことになっており、その人選が行われていたようです。

2011年9月7日、アレックス・バウマン氏がHPSNZの初代CE(Chief Executive of High Performance Sport New Zealand)に任命されたことが発表されていました。(つづく)

2011/10/23

#255 スポーツ政策:「世界の動き」 (2)

アレックス・バウマン(Alexander Baumann)氏は、2011年10月1日に「オウン・ザ・ポウディアム(Own the Podium:OTP)」のCEO(chief executive officer)としての最後の日を迎えたようです。そして、家族とともに来年の1月にはニュージーランドに移り住むそうです。

バウマン氏はカナダ代表の元競泳選手であり、1984年ロス・オリンピックで2個の金メダル(200m・400m 個人メドレー)を獲得しています。引退後はオーストラリアの「クイーンズランド・スポーツアカデミー(Queensland Academy of Sport)」の事務局長(executive director)や 「クイーンズランド水泳連盟(Swimming Queensland)」のCEOなどを務め、同国の国際競技力向上に貢献し、その後、カナダのOTPの重要なスタッフとしてリクルートされました。

2006年にカナダに戻ったバウマン氏はOTPにおいても、その手腕を大いに発揮し“2010年バンクーバー大会”でのカナダの成功をリードしました。2010年4月からは、ロジャー・ジャクソン氏の後を引き継ぎ、OTPのCEOに就任していました。(つづく)

2011/10/22

#254 スポーツ政策:「世界の動き」 (1)

今、とても興奮しています! いつもは深夜にSMJブログを更新していますが、書かずにはいられません! 新シリーズです!

先日(10/20)の「第8回JISSスポーツ科学会議」の特別講演で Terry はロジャー・ジャクソン氏に質問をしました。その内容は、今年の1月下旬の文科省の調査研究でカナダ現地調査に行った際、Own the Podium (OTP)のCEOであったアレックス・バウマン氏から聞いていた“OTPの課題”についての確認でした。

ジャクソン氏からは「バウマン氏が家族の問題でニュージーランドに移り、現在と同じような職に就く。今のOTPの課題は、新しいCEOを誰にするか、ということである。」という回答がありました。

カナダのスポーツ政策研究をしている者としては、「エッ!」…と絶句しました。…重要な出来事をキャッチできていなかった自分を恥じましたが、悔しいので調べました。…さらに、絶句しました。…バウマン氏は「前立腺がん」を患っていたようです。…さらに、調べました。…驚きました。ニュージーランドのスポーツ政策の動きとの繋がりが明らかになりました。…世界のスポーツ(政策)は動いています! (つづく)

2011/10/21

#253 スポーツ政策研究日誌 (23)

第8回JISSスポーツ科学会議(報告)

久しぶりに刺激を受けてきました。「スポーツ政策を研究しています!」と偉そうに言っている割には“知らないことも多い”、いや、“知っていることの方が少ない”ということを改めて気づかされました。……特に、冒頭の講演「JISS 10年の活動」をお聞きした際には、数十年にわたる関係者の尽力を経て開所に至り、その後、試行錯誤をしつつ世界にも誇れる充実したプログラムを多岐にわたり提供してこられてきたことを知り、非常に感服しました。

下記テーマのロジャー・ジャクソン氏の講演も、Terry にとってはとても有益でした。…ただし、カナダのスポーツ政策について相当の予備知識がない方々にとっては「あーそうですか!」で終わってしまったと思います。

【特別講演】
 カナダにおける「オウン・ザ・ポディウム」プログラム
  -国によるハイパフォーマンス・スポーツシステムの構築と国際大会での成功-

ジャクソン氏がオウン・ザ・ポウディアム(Own the Podium)の前CEOであったこともあり講演の内容は“2010年バンクーバー大会”以前の話が中心でした。Terry は会場の最前列中央を陣取りましたが、質問するつもりはありませんでした。……でも、左手が上ってしまいました。

その結果、重要な情報を2つ得ることができました! JISSの関係者の皆様、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました!

2011/10/20

#252 スポーツ政策研究日誌 (22)

第8回JISSスポーツ科学会議

本日(10/20)、国立スポーツ科学センター(Japan Institute of Sports Sciences:JISS)主催の「第8回JISSスポーツ科学会議」(10:00~)に参加してきます。目的は、特別講演「カナダにおけるオリンピックに向けた活動」(ロジャー・ジャクソン氏)を聞きに行くためです。日本で生の“カナダ情報”に直接触れることができるなんて……何と美味しい!

 TSUの学生には申し訳ないですが、授業は休講にさせていただきました。

ジャクソン氏は、オウン・ザ・ポウディアム(OTP)初代CEO、カナダオリンピック委員会(COC)元会長などの肩書をもつカナダスポーツ界の重鎮です。1964年東京オリンピック・ボート競技“舵手なしペア(coxless pair)”の金メダリストでもあります。お目にかかるのは初めてです。とてもワクワクしています!

SMJブログで報告しま~す!

2011/10/19

#251 Terry Bird の問題解決学 (1)

新シリーズです! 

政治家 も 官僚 も 政策研究者 も 「問題解決力」が問われる時代だと考えます。…逆に言うと、問題解決できる能力がないのであれば……です。

また、小さな問題を解決できないのであれば、大きな、そして複雑な問題を解決することはできない…とも考えます。さしずめ、耳学問ですが「シングルハンダーヨットが操縦できれば、大型の帆船も操縦できる」と言ったところでしょうか…

そのような自覚のもと、Terry Bird は「(自称)問題解決のプロ」と公言し、それを目指して日々目の前の課題と格闘してきました。……十数年の種々様々な取組みを経て、それなりの「(経験に基づく)理論」を語れるぐらいにまでなったと思います。

「Terry Bird の問題解決学」として、書かせていただきます!

2011/10/18

#250 SMJブログの目指すもの (5)

SMJブログの250回目の更新です! 

以前(#99)、「・・・SMJブログは “単なるウェブ上の記録(日記)” ではありません。……では、SMJブログは何かと言いますと……Terry は “movement” の布石ないし手段として位置づけています。」と書きました。

…現在、そのスタート地点につくために階段を昇り続けているところです。

スタート地点がどういうものか…そのイメージはあるのですが、幾つかの手順を踏んでから具現化しなければならないので多少時間がかかります。あと2~3回はカナダに行く必要もあります。

…ですので、研究助成金の申請をする予定です。

2つ申請しちゃいます!……当たったらどうしよう!……宝くじを買う前と同じ気分です。

2011/10/17

#249 日本のスポーツ政策の良いところ (17)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その16~

このシリーズはまだ終わっていません。SMJブログ#238からの続きです!

文科省のウェブサイトに示されていた平成22年度の“国際競技力向上関係予算(163億円)”について、インターネット情報をもとにその内訳を調べてみた結果、どうしても168億円になってしまったことは前回の通りです。…その後、もう少し調べてみました。結論のみ書きます。

Terry Bird の把握した平成22年度の“国際競技力向上関係予算(168億円)”のうち施設整備などのハード面の予算は約37億5千万円(約22.3%)で、国際競技力向上関連事業、関連団体への補助金、関連施設・機関の運営費などソフト面の予算は約130億5千万円(約77.7%)でした。(※163億円の本当の内訳は文科省の人に聞かないと分かりません…)

以前、同じような計算をした時には、ハード面の予算の割合がソフト面の予算を大幅に上回っていましたが、JISSが設立され、NTCが整備されてきたことにより、日本の国際競技力向上関係予算もようやくソフト面に大きく配分されるようになってきました。…ただし、カナダ民族遺産省スポーツ局(Sport Canada)の予算配分とは差異がありますし、その他の国の予算配分とも異なっているのではないかと思います。諸外国の競技力向上関係予算との比較研究をするのも面白いかもしれません。(つづく)

2011/10/16

#248 メイプルリーフ (2)

カナダの国旗です! カナダに行った際、至る所で目にしました。


中央にメイプルリーフ(カエデの葉っぱ)を置き、赤・白でデザインされた国旗です。

1965年1月28日にエリザベスⅡ世の宣言により、カナダの正式な国旗として制定されました。(決議?の)効力の生じた1965年2月15日に“カナダ国会議事堂(オタワ)”で最初の国旗掲揚がなされたようです。 ※「カナダ国旗の日」(2月15日)

なお、カナダには「カナダ国旗の製作に関する基準を定めるための法律(An Act to establish standards for the manufacture of the national flag of Canada)
」があります。略称は「カナダ国旗製作基準法(National Flag of Canada Manufacturing Standards Act)」です。多分、1984年か1985年に制定されました。(確認中)

2011/10/13

#247 メイプルリーフ (1)

不思議なものです! これって、アイデンティティ(Canadian identity)の芽生え

買っちゃいました! メイプルリーフの葉っぱがついた「ジムマスター(gym master )のメガジップ・ボディバッグ 」です。……妻 Peach とペアルック(※色違い)です!


(途中、かなりサボっていた時期もありましたが) カナダのスポーツ政策・法研究を20年もしていると“メイプルリーフ”に愛着を感じるようになってきました。

5才の愛娘 Kaena はもちろん 3才のワンパク坊主 Saint も、日本の国旗は覚えていないのに、カナダの国旗だけはシッカリ覚えています。…メイプルリーフを見つけるたびに、「カナダ、カナダ!」と叫ぶので、少々恥ずかしいですが…

(解説)
gym master はカナダのノバスコシア州で1916年に創業。高度なニッティング技術により、はじめは地元の警察官や消防士たちのアンダーウェアとして絶大な支持を得ました。やがてアスレチックウェア全般を手がける一大メーカーとして成長を遂げ現在にいたります。ベーシックながらも、素材やブランド特有のカラー表現によっていつも袖を通したくなるような魅力あるアイテムを揃えます。(http://www.grantshop.jp/SHOP/473363/list.html から引用)

2011/10/12

#246 スポーツ政策研究日誌 (21)

昨日の更新で Sport Matters JAPAN は10カ月目に突入しました。最近は、アメリカ、ロシア、マレーシアから特に多くアクセスしていただいています。ご愛読、感謝申し上げます。

SMJブログ#145(6月13日)以来の“スポーツ政策研究日誌”です。…と言っても、下記“研究テーマ”他の研究作業はほとんど進んでいません。……お恥ずかしいです! SMJブログは Terry Bird の研究日誌+α なのですが……

 ★研究テーマ:「カナダのスポーツ紛争処理制度に関する研究」(仮題)

先日、TSUテニス部の指導に年間どれぐらい時間を割いているか算出する機会がありました。

 ① 授業期間中の練習の指導(週2日(6h)) 月24h×8カ月=192h
 ② 夏・冬・春の休業期間中(約30日) 3h×30日=90h
 ③ 夏季強化合宿(6日間) 8h×6日=48h
 ④ リーグ戦等の公式試合の引率・指導(年10日) 6h×10日=60h
 ⑤ その他(メニュー作成、年報作成、ミーティング、個別相談等) 150h

アバウトですが、①~⑤を合計すると「年間540時間」という数字が出ました。……同僚 Coach K さんは、その2~3倍だと思います。

さらに、SMJブログ更新の時間を算出しました。年間300回更新として、1投稿当たり30分としても150時間となりますので、テニス部の指導と合わせると約700時間を研究以外の時間に費やしていることになります。……論文2~3本は書けますよねぇ~

 でも、Terry Bird にとっては意味のある時間なのでしょう!

上記の研究も、ボチボチ本気を出さないと…

2011/10/11

#245 日本のスポーツ政策の本質的課題 (6)

SMJブログ#155:日本のスポーツ政策考(15)で、Terry は次のようにコメントしています。

日本に“スポーツ庁”が必要なのか、Terry は甚だ疑問です。……だれか納得のいく説明をして下さい。……それよりも、“危機管理庁”を新設した方が、今後の日本のためには良いのではないでしょうか……

ところが、今回のTerryゼミの研究では、「総合調整する機能(機関)」が日本のスポーツを良い方向に導くためには必要であるとの結論に至りました。不本意ですが、現在議論されている「スポーツ庁」がそれに当たるものと考えられます。……ただし、その機能を果たすのであれば、別に「スポーツ庁」でなくても良いのですが……カナダには「Sport Matters Group」というものもありますし……えっ!

いずれにしても、上記のような機能を果たすのであれば、Terry Bird も“スポーツ庁の設置”については納得します。ゼミ生たちは“あっ”と驚く結論を出してくれました! 

(参考)
※SPJ2011のレジュメ「4. まとめ」より
 本研究において、「スポーツ立国戦略」策定に向けたヒアリング内容をもとにして今日の日本のスポーツ政策の本質的課題を探ってきた。当然ながら、同戦略でまとめられていることと重なる部分もあるが、我々としては「総合調整する機能(機関)」が日本のスポーツを良い方向に導くためには必要であるとの結論に至った。すなわち、スポーツ基本法においても検討事項として挙げられている「スポーツ庁」がそれに当たるものと考える。今後は、日本型のスポーツ庁のあるべき姿について考えていきたい。

<資料・文献>
文部科学省「スポーツ立国戦略」
文部科学省「スポーツ立国戦略」の策定に向けたヒアリング(第1~5回)議事録

2011/10/10

#244 日本のスポーツ政策の本質的課題 (5)

今回のTerryゼミの研究で、26の“カテゴリー”に分類されたように、日本のスポーツに関する問題・課題は、非常に多岐にわたっています。しかし、研究の結果、26の問題・課題のカテゴリーが個別・独立的に存在しているのではなく、4つの主要な問題・課題が、その原因となったり、その背景にあることなどが浮き彫りになりました。それらの4つの主要な問題・課題は以下の通りです。

 「スポーツに対する理解」に関する問題・課題
  「セカンドキャリア、トップアスリートの活用」に関する問題・課題
  「政策・施策の総合調整」に関する問題・課題
  「スポーツ関連の法制度の不備」に起因する問題・課題 ※図中の「うす緑」部分

さらに、これらの4つの主要な問題・課題を考察すると、「政策・施策の総合調整」が機能しなければ、その他の3つの問題・課題を解決できないという構図も見出すことができました。

すなわち、日本のスポーツに関する問題・課題の多くは、それぞれの関係者や関係機関にだけ任せるのではなく、何らかの調整をする機能が積極的かつ計画的に作用しなければ解決が図れないと考えられます。 (つづく)
クリックすると拡大されます!
(参考)
※SPJ2011のレジュメ「3. 結果と考察 3.2 考察」より
 上記26カテゴリーを139件のコメント内容を踏まえつつ、KJ法でカテゴリー間の関係性及び全体構造の把握を試み考察を行った結果、3つの主要問題(①~③)と本質的課題を探索することができた。それらを以下に示す。
 ①日本人のスポーツに対する理解が乏しい。
 ②トップアスリートのセカンドキャリア対策・有効活用が不十分
 ③スポーツ関連の法制度が未整備
本質的課題:
 スポーツ政策・施策を総合調整し、スポーツ環境整備やスポーツ問題解決のためのイニシアチブを発揮する機能(機関)の確立

2011/10/09

#243 日本のスポーツ政策の本質的課題 (4)

Terry は、(スポーツ)政策研究を進める上で「問題解決学」の考え方はとても有用だと考えています。したがって、ゼミ生たちにもこの研究に着手する前に「問題解決学の理論と実践」ということで、グループワークをさせました。

「発散」の技法として“カード式ブレインストーミング”、「収束」の技法として“KJ法”を教えました。作業プロセスは以下の通りです。計3回の「発散・収束」作業を課しました。

 第1段階・・・ゼミ生それぞれの問題意識の中から共通問題を探索 → テーマ設定
 第2段階・・・解決すべき問題(テーマ)の本質的問題(根源)を探索 → 問題の特定
 第3段階・・・解決策の策定

今回の研究は、上記の作業プロセスでいうと“第2段階”に相当します。(つづく)

(参考)
※SPJ2011のレジュメ「3. 結果と考察 3.1 結果」より
 「スポーツ立国戦略」の策定に向けた5回のヒアリングにおいて調査対象となった14名11団体の発言内容(議事録)を検討したところ、日本のスポーツ政策に関する問題点の指摘に該当するコメントを計139件抽出することができ、それらは以下の26のカテゴリー(カッコ内は件数)に分類できた。
  「スポーツに対する理解(6)」 「スポーツの意義・価値に関する認識(4)」
  「スポーツ立国の考え方(2)」 「実態把握・戦略立案機能(3)」
  「スポーツ環境整備(3)」 「スポーツ支援(2)」 「指導者・専門家養成(3)」
  「スポーツ報道(3)」 「地域スポーツクラブ(12)」 「学校スポーツ(12)」
  「スポーツ選手のメンタリティ(4)」 「ガバナンス、ハラスメント(9)」
  「障害者スポーツ(15)」 「選手養成(5)」 「スポーツ施設(3)」
  「セカンドキャリア、トップアスリート活用(5)」 「スポーツ指導(5)」
  「スポーツ組織・団体(7)」 「指導者活用(7)」 「生涯スポーツ(3)」
  「政策・施策の総合調整(11)」 「スポーツ財政・税制(3)」
  「アンチドーピング対策(2)」 「健康・体力関連(6)」
  「スポーツ関係者の努力(2)」 「その他(2)」

2011/10/08

#242 日本のスポーツ政策の本質的課題 (3)

ゼミ生 : 
 「先生、日本のスポーツ政策の問題・課題が漠然としていて、よく分かりません!」 

Terry : 
 「じゃ、スポーツ立国戦略の策定の際に実施されたヒアリング調査の記録(議事録)を読んでみたらいいんじゃないの。スポーツ関係者たちが様々な問題点を指摘しているよ!」 

  ……こうして、ゼミ生たちの研究が始まったのです! (つづく)

(参考)
※SPJ2011のレジュメ「2. 研究の方法」より
 「スポーツ立国戦略(2010)」を踏まえ、1961年制定の「スポーツ振興法」が50年ぶりに全面改正され「スポーツ基本法(2011年)」が制定された。この日本のスポーツ(政策)における大きな節目に際して、「スポーツ立国戦略」は重要な方向性を示した。したがって、本研究では、同戦略の策定作業の一環として実施されたヒアリング調査に着目し、スポーツ関係者から如何なる問題・課題が指摘されたかについて分析を行った。文部科学省のウェブサイト内の議事録を資料とし、各発言者の記録(発言内容)から日本のスポーツに関する問題・課題に該当する箇所を抜き出し、カードに記載し、KJ法を用いて全体像の把握と本質的課題の探索を行った。

①分析資料
 文部科学省ウェブサイト(http://www.mext.go.jp/)情報
 「スポーツ立国戦略策定までの経緯(ヒアリング開催実績)」
②分析方法 
 2010年3月10日から4月20日までに開催された5回のヒアリングにおいて調査対象となった14名11団体の発言内容(議事録)から日本のスポーツ政策に関する問題点の指摘のあった箇所を抽出・分類し、KJ法を用いて分析した。

2011/10/07

#241 日本のスポーツ政策の本質的課題 (2)

日本のスポーツ政策の課題を理解してもらうために、Terry はゼミ生たちに、現在の“日本のスポーツ政策”及び“今後のその方向性”について確認してもらいました。今年度中には新しい「スポーツ振興基本計画」が策定されることになっていますが…

★「スポーツ振興基本計画(2006年改定)」の3つの主要課題
 ① スポーツの振興を通じた子どもの体力の向上方策
 ② 生涯スポーツ社会の実現に向けた、地域におけるスポーツ環境の整備充実方策
 ③ 我が国の国際競技力の総合的な向上方策

★「スポーツ立国戦略(2010年)」の5つの重点戦略
 ① ライフステージに応じたスポーツ機会の創造
 ② 世界で競い合うトップアスリートの育成・強化
 ③ スポーツ界の連携・協働による「好循環」の創出
 ④ スポーツ界における透明性や公平・公正性の向上
 ⑤ 社会全体でスポーツを支える基盤の整備

皆さん! 日本のスポーツ政策の課題が、お分かりになりましたでしょうか?
ゼミ生たちは、まだまだ“ピン”とこなかったようです…(つづく)

(参考)
※SPJ2011のレジュメ「1. 緒言」より
 スポーツ政策に関する研究分野の主要な役割を「スポーツを巡る様々な問題・課題の解決に資する方策の提示」と考えた場合、それらの問題・課題の中から研究対象とすべきテーマを探索することは必須の作業である。しかしながら、スポーツ政策研究の入門者にとって、今日の日本のスポーツにおける問題・課題が何かということを的確に見出すことは困難である。「スポーツ振興基本計画(2006年改定)」、「スポーツ立国戦略(2010年)」、「スポーツ基本法(2011年)」等で主要政策課題や問題点が記述されてはいるものの、学生あるいは一般のスポーツ愛好家レベルでは、それらを身近な問題として実感できないのが実情である。
 そこで、本研究では、日本のスポーツ政策の諸課題のうち優先的に解決すべき課題を探索すること、すなわち日本のスポーツ政策の本質的課題を明らかにすることを目的とする。

2011/10/06

#240 仮想・ロンドン五輪国別メダルランキング (2)

国別メダル獲得(予想)で日本は順位を1つ下げる!

「仮想・ロンドン五輪国別メダルランキング表(Virtual Medal Table for London 2012:VMT)」についての説明は http://sportmattersjapan.blogspot.com/2011/08/188-2012-4.html をご参照ください。

USA Today の「Olympic Medal tracker」が10月5日付で更新されました。以下、最新の国別メダル獲得予想(総獲得数10傑)です。※順位・国名・(金, 銀, 銅:合計)・前月順位

 1. 中国       (33, 35, 24 :92) 2  ↑
 2. アメリカ      (38, 21, 29 :88) 1  ↓
 3. ロシア      (23, 26, 33 :82) 3 →
 4. イギリス     (15, 20, 21 :56) 4 →
 5. ドイツ       (17, 17, 21 :55) 5 →
 6. オーストラリア (11, 16, 14 :41) 6 →
 7. フランス     (11, 15, 10 :36) 7 →
 8. イタリア      ( 9, 12, 12 :33) 9  ↑ 
 9. 日本       (10, 12, 10 :32) 8  ↓  ※前月(10, 13, 9 :32)
10. ハンガリー    ( 7,  6,  9 :22) 13  ↑

日本の金メダル獲得者・数(10)・・・前回と変わらず! ※SMJ#219 参照
    「柔道(6)」 「レスリング・フリースタイル(2)」 「体操競技(1)」 「射撃(1)」

 ● 前月、総メダル獲得数でアメリカと並んでいた中国が躍進
 ● 前月、国別メダル獲得順位10位だった韓国が後退! 
 ● 日本は、金メダル獲得数順位では“8位”をキープ

今後、どのように推移していくか…来月も楽しみ!

2011/10/05

#239 日本のスポーツ政策の本質的課題 (1)

先日(10/1)、Terry のゼミ生4名が「Sport Policy for Japan」で研究発表した「日本のスポーツ政策の課題-その本質を探る-」の内容を、SMJブログでもご紹介させていただきます。

大学3年生が取組む研究ですので、研究方法はいたってシンプルです。…KJ法を用いて「問題・課題」を発想・探索する研究プロセスを経て結論を見出しています。

そのような、スポーツ政策に関する入門者の研究でしたが、今後のスポーツ政策の課題を焦点化することができた“オリジナリティ”に富んだものになったと評価しています。…Terry も指導教員として参画しました!

さて、本題です。 皆さん! 日本のスポーツ政策の最優先課題が何かお考えになったことはありますでしょうか?……Terry Bird も思わず「なるほどねぇ」とつぶやくほどの“答え”が出てきました。(つづく)

2011/10/04

#238 日本のスポーツ政策の良いところ (16)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その15~

SMJブログ#232からの続きです。文科省のウェブサイトに示されていた平成22年度の“国際競技力向上関係予算(163億円)”の内訳がどうしても把握したくなり、また調べました。…関係者に聞けば良いものを…

以下は、現時点で判明している項目です。

平成22年度の国際競技力向上関係予算(一部:約87億円分)

 競技力向上ナショナルプロジェクト (2,411,661千円)
 競技者・指導者等のスポーツキャリア形成支援事業 (89,839千円)
 ジュニアエリート支援プログラム (20,584千円)
  ナショナルトレーニングセンター競技別強化拠点施設高機能化事業 (611,373千円)
 日本オリンピック委員会補助 (2,588,214千円)
 日本体育協会補助 (501,800千円)
 日本武道館補助(42,407千円)
 国民体育大会開催事業 (400,000千円)
 ドーピング防止活動の推進 (443,213千円)
  国際競技力の向上のための施設整備に必要な経費 (1,634,918千円)
                                 (計)8,744,009千円

163億円のうちの残りの部分(約76億円)は、NAASH(独立行政法人日本スポーツ振興センター)関連で、国立競技場、国立スポーツ科学センター、ナショナルトレーニングセンター等の運営費等のために充てられていると思われます。(8,063,777千円???

Terry Bird によるインターネット情報だけでの国際競技力向上関係予算の内訳把握ですが、前回(#232)より少し誤差が縮まって、上記の合計総額は16,807,786千円となりました。…それでも、約5億円の差があります。当初予算と補正後も詳細に見ないといけないですかねぇ~ もういいかぁ~

何となく、日本の国際競技力向上関係予算の内訳が見えてきました。(つづく)

2011/10/03

#237 Sport Policy for Japan 2011 (3)

Team TSU 入賞ならず!

「Sport Policy for Japan 2011~大学3年生によるスポーツ政策会議~」(10/1-2、於:早稲田大学東伏見キャンパス)が終了しました。残念ながら、Team TSU は19チーム(11大学)が参加した“政策提言コンテスト”において、入賞(上位2チーム)を果たすことができませんでした。

代表者からは「入賞はできませんでしたがとても勉強になりました。」との報告メールを受けました。…実は、もしものことを考えて、代表者に以下のメールを送信していました。

★みんなには内緒です。…もし、今回の研究発表に対して何らかの賞がもらえた時の話です。多分、代表者がスピーチを求められることになると思います。このようなイベントでは結果の良し悪しは別にして、しっかりとスピーチするのがマナーになります。準備はしておきましょう★

入賞された大学(チーム)さん、おめでとうございました!
SSFはじめ関係者の皆様、ありがとうございました!

2011/10/02

#236 Sport Policy for Japan 2011 (2)

「Sport Policy for Japan 2011~大学3年生によるスポーツ政策会議~」(於:早稲田大学東伏見キャンパス)の第1日目(10/1)、すなわち Team TSU の研究発表(政策提言)が無事終わったようです。

学生からは「なかなか好感触でした」「○○○大の先生からお褒めの言葉を頂きました」との報告メールがありましたので、ホッとしたところです。他大学さんの発表もとても良かったようです。SSFさんには、このようなイベントを企画していただき感謝いたします。

本日(2日目)は、午前が「政策提言発表」、午後が「シンポジウム」が予定されています。そして、「表彰式」があります。 …ドキドキ…

取りあえず、Team TSU の皆さんお疲れ様でした!

2011/10/01

#235 Sport Policy for Japan 2011 (1)

「Sport Policy for Japan 2011~大学3年生によるスポーツ政策会議~」(於:早稲田大学東伏見キャンパス)の当日(10/1)を迎えました。Team TSU の研究発表は、会場A(201教室):3組目(15:30~16:00)に行われる予定です。

昨日(9/30)の夕方、Team TSU(ゼミ生7名)は“AVホール”で本番さながらの「公開リハーサル」を実施しました。ありがたいことに、お二人の先生(Prof. Woodsさん、Coach Kさん)が観覧に来ていただき、また、Tamaちゃんからは激励メールを送っていただきました。

 テーマは「日本のスポーツ政策の課題-その本質を探る-」です。

20分弱の発表リハーサル後、フロア(お二人の先生)から鋭い質問・意見等が投げかけられ、発表者はタジタジでした。その他の6名のゼミ生も同じような気持ちだったと思います。本番はもっと“凄い”ですよ!

今回の経験を通して、“大学で勉強するとはこういう事なんだ~”と少しでも感じてもらえればと思います。

2011/09/30

#234 TSU講義ノート (5)

「SMJブログ#161」以来の“TSU講義ノート”です。厳密に言うと、講義ノートではありませんが…

何年もキャリア関連の授業を担当していると、専門外であったとしても“本質”が見えてきます。また、学生に影響を及ぼせる範囲、限界等も見えてきます。

明日からの「キャリアデザイン実習Ⅱ(後期演習)」を前にして、全面的にシラバスを見直しました。コンセプトは“さりげなくビルドアップ”です! 以下は、今回の授業で扱う項目です。

 インターンシップ報告会
 パーソナル・プロファイル・シート
 フィフティQAE
  ビルドアップ・プラン
  ステップアップワーク
 マンツーマン・エバリュエーション・ドリル
 ソルビングメソッド
 総合テスト
 特別講義

ほとんどオリジナルです。…この分野に転職しようとは思っていませんが…

2011/09/29

#233 大学教育・雑感 (16)

インターンシップ派遣 ゴール間近!~その3~

すでに後期授業がスタートしています。明日(30日)の1限からは「キャリアデザイン実習Ⅱ(選択、3単位)」という授業が始まります。……正確に言うと、夏季休業期間中のインターンシップ(2単位分)がありましたので、残りの1単位分の演習授業(全15回)ということになります。

あと2名の学生から報告書の提出があれば「TSUインターンシップ報告書2011」を冊子化します。現時点で47名の学生から合計すると約4万字の報告書が届いています。…編集作業が大変ですが…

気になるのは、「インターンシップに行ったから、後期の授業はもういいか」と言って、履修を取りやめる学生が数名出てきたことです。「オイ、オイ、これからが本番だよ」と思いましたが・・・。

後期の授業は「道場○○」として進めていく予定です!……何、それっ?

2011/09/27

#232 日本のスポーツ政策の良いところ (15)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その14~

SMJブログ#230の続きです。文科省のウェブサイトに示されていた平成22年度の“国際競技力向上関係予算(163億円)”の内訳を解明してやろうと思い、インターネット情報のみで資料収集しましたが、無理でした。諦めました。すいません! もちろん、関係者に聞けば簡単なことなのですが、これ以上の深入りは止めておきます。…必要な時はやりますが…

文部科学省の平成22年度「スポーツ振興費(8,891,333千円)」について2通り(★☆)の内訳が示されてありました。

★スポーツ振興費(8,891,333千円)
 1. 諸謝金 (17,512千円)
 2. 職員旅費 (7,864千円)
 3. 外国旅費 (13,183千円)
 4. 委員等旅費 (12,883千円)
 5. 庁費 (65,310千円)
 6. スポーツ振興事業委託費 (4,885,680千円)
 7. 地方スポーツ振興費補助金 (601,691千円)
 8. 政府開発援助民間スポーツ振興費等補助金 (5,906千円)
 9. 民間スポーツ振興費等補助金 (3,126,515千円)
10. 世界ドーピング防止機構拠出金 (154,789千円)

☆スポーツ振興費(8,891,333千円)
 ① 子どもの体力の向上に必要な経費 (1,195,181千円)
 ② 生涯スポーツ社会の実現に必要な経費 (565,562千円)
 ③ 国際競技力の向上に必要な経費 (7,130,590千円)

○その他
(a) スポーツ振興施設費 (1,634,918千円)
   ※ナショナルトレーニングセンターの施設整備
(b) 独立行政法人日本スポーツ振興センター一般勘定運営費交付金 (5,944,738千円)
(c) 独立行政法人日本スポーツ振興センター施設整備費補助金 (2,119,039千円)

③+(a)に、それらしき項目((b)+(c))を足してみると16,829,285千円(約168億円)になってしまいます。 5億円多い! 詳しい方、教えて下さい! Terry はここまでにしておきます。(つづく)

2011/09/24

#231 大学教育・雑感 (15)

インターンシップ派遣 ゴール間近!~その2~

5月初旬から始めた“インターンシップ派遣プロジェクト”も間もなくフィナーレを迎えることになります。授業の一環としてのインターンシップ希望者が69名、実際に参加したのが53名、報告書未提出者が5名です。全員から報告書が提出されたら「TSUインターンシップ報告書2011」として冊子化する予定です。

スポーツ政策研究者が何でキャリア教育なの?…と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、現代の大学教員の果たすべき役割の1つに“キャリア教育”が加わっているのです。

TSUの学生だけではないと思います。多くの若者(大学生)がもがいています。

研究と授業以外の仕事も大切です。

2011/09/22

#230 日本のスポーツ政策の良いところ (14)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その13~

 国際競技力向上関係予算についてです。

文部科学省ウェブサイトの情報では、平成22年度のスポーツ関連予算は過去最高の227億円で、その内の“国際競技力向上関係予算”163億円であると説明されていました。大雑把な説明ですので、実態がよく掴めません。……したがって、いつもの作業をするしかないようです。……パズルを解くようなものですが……

参考までに、「カナダ民族遺産省スポーツ局(Sport Canada)」の2010 年度予算は約172億円(2億500万カナダドル)でした。

もう少し、調べます!

2011/09/21

#229 大学教育・雑感 (14)

インターンシップ派遣 ゴール間近!~その1~

Terry Bird のもう一つの顔は“キャリア教育”のスペシャリスト!? です……と言っても、この分野は全くのド素人ですが……Terry お得意の貧乏くじを引いて、この関連授業を受け持っています。

ただし、何年もやっていると、学内では「キャリアデザイン=○○先生」になってしまいました。ホンネは早く足を洗いた~い!

特に今年度は、大変でした。授業の一環として“インターンシップ”に参加する学生(「キャリアデザイン実習Ⅱ」履修学生)が、例年の10名前後からイッキに69名にジャンプアップしたからです。……例年、事務局(キャリア支援担当)に派遣業務をお任せしていましたが、もともと授業としてのインターンシップでしたので、これを機に教員(Terry)が責任をもって派遣業務を担うことにしました。

そこで、5月初旬から“TSUインターンシップ派遣プロジェクト”に着手し、派遣業務を行ってきました。……色々苦労しましたが、周囲に助けられ、ゴール間近です!……現在、報告書を提出させています。今年の報告内容はとても充実しています。(つづく)

2011/09/19

#228 Bird's メモ (1)

昨日(18日)、浅草で久しぶりに悪友2人と再会しました。Kid さん Masa さんです。2人とは20数年前の教育実習(「保健体育科」)の際に知り合いました。体育の教員を目指し、某都立高校で1ヶ月間苦労を共にした同志であり、それ以来の悪友です。

Kid さんは約20年間高校教員をした後に転職を図り現在は大学の教員を、Masa さんは名古屋市で教員をしています。2人とも色々な経歴と実績をもつ“ツワモノ”です。……ですので、いつも勉強させてもらっています。

昨晩は色々な話をしましたが、“保健体育科の教員養成”について熱く語り合いました。以下、「Bird's メモ」です。

“大学で陸上競技の授業をするにはどの程度の施設・設備を準備すればいいですかねぇ”
“整地されたグラウンド(更地)で充分じゃないの、あと砂場と走路はいるねぇ”
“えっ、タータンのトラックはいらないの”
“1回目の授業はラインの引き方から教えないとねぇ”
“そんなの大学の授業で教わった記憶ないで~”
“でも、現場じゃ何もないグラウンドにライン引くことは良くあることやなぁ”
“昔、三平方の定理使ってテニスコートのラインの引き方を独自に考えたけどなぁ”
“ライン引き、集団行動は、体育教員の「いろは」の「い」やねぇ”

“勉強になるわ、メモしとこう!”

2011/09/18

#227 Happy Sports Day, Canada !

SMJブログで簡単にご紹介して来ましたように、9月17日は、カナダ・スポーツデー(Sports Day in Canada)でした。数時間前にCBCの関連番組の放送が終わったと思います。

現地の盛り上がりに少しでも触れよう(確認しよう)と思って、色々手を尽くしましたが、その実態を肌で感じることはできませんでした。

唯一、ライブ感覚を味わえたのは、オフィシャルサイト(http://sportsday.cbc.ca/)内の「Twitter #sportsday」コーナーが絶え間なく更新されていたのを眺めていた時です。

数日前、カナダの“スポーツイベント”は凄い!…と書きましたが、最先端のマルチメディア技術をうまく取り入れてイベントを盛り上げていこうとする工夫が、同サイトでも随所にありました。数十年前の施策を従前どおりに繰り返すのではなく、現代に即したイベントにイノベートしていく勇気も必要かなぁ……と感じたところです。

2011/09/17

#226 Happy National Jersey Day !

他国(カナダ)の“スポーツの日”をお祝いするのもなんですが……カナダ・スポーツデー(9月17日)の前日である9月16日(金)は「ジャージー・デー(National Jersey Day)」が設定されています。

現地(カナダ:東部)は、サマータイム時期(-13時間)なので、ちょうど16日の午後4時ぐらいです。……本当に、多くの人が職場、学校、地域で運動着(ジャージー)を着たのでしょうか?……どの程度、盛り上がっているのでしょうか?

Yahoo ! Canada  のニュースコーナーをチェックしましたが、関連情報を見つけることができませんでした。

日本の「体育の日」が諸外国から注目されるようになれば良いのですが…

2011/09/16

#225 日本のスポーツ政策の良いところ (13)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その12~

長旅が続きますが、いよいよ最後のテーマ「国際競技力の向上」になります。

著名なスポーツジャーナリストをはじめ元スポーツ選手、スポーツ団体関係者などが、よく「日本にはスポーツ政策がない!」、「日本のスポーツ政策は遅れている!」とかコメントされていますが、おそらく日本の国際競技力向上策について、その無策を指摘されているのだと思います。

敢えて言わせていただくと、日本にはスポーツ政策はありますし、Terry はその政策が決して遅れているとは思っていません。また、日本の国際競技力は決して低いとも思っていません。……現に8月のVMT(SMJブログ#219参照)では、日本は“ロンドン五輪総メダル獲得数ランキング”が8位となっています。

このテーマは Terry のメイン研究テーマですので、文科省の資料をもとにじっくり確認作業をしていきたいと思います。(つづく)

2011/09/15

#224 日本のスポーツ政策の良いところ (12)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その11~

現在の日本のスポーツ政策の2つ目の柱である「スポーツ環境の整備充実」に関わる施策について文科省のウェブサイト情報他で見てきましたが、特徴的(日本独特)なのは“総合型地域スポーツクラブ中心主義”と言えるのではないでしょうか。

文科省の「総合型地域スポーツクラブ育成モデル事業」(平成7年度~15年度)にはじまり、今日に至るまで、かなりの資金や労力が投下されてきたと思います。最近では、「地域再生」のみならず「新しい公共」や「好循環」も絡んできました。ある資料では「婚活」の二文字も見られます。……ある意味、現代社会の多くの問題を“総合型地域スポーツクラブ”で解決しようとしていると思われます。“行政主導による地域スポーツクラブ整備”という国家的プロジェクトなのでしょう。

日本は欧州諸国のスポーツクラブを理想として地域スポーツクラブの整備を図っていますが、日本の行政主導による(※人工的?!な)これらの一連の取組みが“成功”した場合、いわゆる“スポーツ後進国”が地域スポーツクラブの整備を図ろうとする際の“モデル”になるものと考えられます。

Terry は不勉強のため最近になって知りましたが、“総合型”とは「多種目」「多世代」「多志向」の3つの多様性を意味しているとのことです。(つづく)

2011/09/14

#223 日本体育・スポーツ政策学会第21回大会 (1)

実施要項が公表されました!

Terry が実行委員長を務めさせていただくことになった標記学会大会の実施要項です。多くの方々のご来場をお待ちいたしております!

 ★日本体育・スポーツ政策学会第21回大会のご案内

1.会 期: 平成23年12月3日(土)
2.会 場: 東京成徳大学八千代キャンパス
        〒276-0013 千葉県八千代市保品2014 TEL 047-488-7111(代表)
          (京成線「勝田台駅」/東葉高速線「東葉勝田台駅」下車A3出口から
           スクールバスで約10分)
3.主 催: 日本体育・スポーツ政策学会
4.日 程 :
        9:00~ 受付
        9:30~ 9:50 理事会
       10:00~11:00 一般研究発表
       11:00~11:45 総会
       11:45~13:00 昼食
       13:00~14:30 基調講演
            『カナダの連邦スポーツ政策の改定:問題と課題』
                    ジーン・ハーベイ(オタワ大学教授)
       14:45~17:30 シンポジウム
            『スポーツ政策とスポーツ報道』
              司会: 森川貞夫 (日本体育大学名誉教授)
                  左近允輝一 (帝京平成大学教授・元朝日新聞記者)
              シンポジスト:
                  落合博 (毎日新聞論説委員)
                  佐伯年詩雄 (筑波大学名誉教授)
                  佐野慎輔 (サンケイスポーツ代表)
       18:00~20:00 懇親会
                東京成徳大学食堂2F「カフェテリア」
5.参加申し込み:
          (1)締切期日 平成23年10月14日(金)
          (2)所定の申込書
          (3)参加費 会員 3,000円 会員以外 5,000円 懇親会 3,000円
             ※シンポジウム(一般公開)への参加者…500円(資料代)
6.お申込み・お問合せ先
       〒276-0013 千葉県八千代市保品2014 東京成徳大学(出雲輝彦)
            TEL:047-488-7103 FAX:047-488-7204
            E-mail:mrizumo@tsu.ac.jp

2011/09/13

#222 カナダ・スポーツデー(Sports Day in Canada) (1)

カナダ・スポーツデーの関連プログラムが始まっています!

SMJ#181でご紹介しましたが、カナダ・スポーツデー(Sports Day in Canada)9月17日(土)に開催されます。カナダ・スポーツデーは、カナダ全土を巻き込む“スポーツイベント”で、2010年から始まりました。日本の「体育の日イベント」に相当するものですが、それとは比較にならない程の“凄~い”イベントのようです。……日本の行政主導のイベントとは異なり、カナダ・スポーツデーは民間主導のイベントです。……関連する数多くのアイディアは、とても参考になります。……世界屈指の“スポーツデー”かもしれません!

「ParticipACTION」「True Sport」「CBC Sports」の主催で、各地域でのイベント等は中央競技団体やそれらのネットワーク(コーチ、選手等)等からなる組織、地域またはイベントごとの実行委員会によって企画・運営されます。(#181より転載)

現在、 「コミュニティ参加(Community Engagement)」週間(9/10~9/17)が始まっています。この1週間で、カナダ中の数千のスポーツ関係団体が地域レベルで“スポーツを祝う”イベントを開催することになっています。
 (※各地域イベントは http://sportsday.cbc.ca/home で確認できます!)

今後の予定としては、多くの学校、職場、地域等が9月16日(金)の「ジャージー・デー(Jersey Day)」に取組み、9月17日(土)にはカナダ・スポーツデー当日を迎えます。当日は、CBC Sports が終日“カナダ・スポーツデー関連番組”を放送するようです。

過大評価かもしれませんが、カナダの“スポーツイベント”は凄い!

ジャージー・デー用のトレーナー? 欲しい! by Terry 

2011/09/12

#221 日本のスポーツ政策の良いところ (11)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その10~

SMJブログでこのシリーズを書きはじめてから“アクセス数”が急落してしまいました。日本のスポーツ政策に対する興味・関心がないのか、SMJが飽きられてきたのか……。でも、Terry Bird は自分のために書き続けます!(ホンネは…)

さて、平成23年度新規事業「スポーツコミュニティの形成促進」(約5.7億円)についてです。文科省のウェブサイト資料をもとにして、同事業の把握に努めます。

● 目的・趣旨
 スポーツを普及・定着させ、スポーツを人々にとって身近なものとするためには、地域スポーツクラブ、学校、地方公共団体、スポーツ団体、企業などが組織の違いを超えて連携することにより、トップスポーツと地域スポーツの垣根をなくし、人材の「好循環」を生み出すことが必要である。
 併せて、「新しい公共」という観点においては、地域住民が行政に依存するのではなく、主体的に学校の体育活動も含めた地域のスポーツ環境の形成を図り、スポーツを通して地域の課題(子育て等)の解決に資する取組を促進することが必要である。また、小学校においては、学校の小規模化や教員の高齢化等により、体育の授業において児童に手本を見せるのが難しい場合があり、民間人の活用を含めた地域での教育支援体制の強化が必要である。
 このため、地域住民が主体的に運営するスポーツ活動の場である総合型地域スポーツクラブ(以下「総合型クラブ」)等の拠点となる総合型クラブ(拠点クラブ)に配置された以下の取組を行うスポーツ人材を活用し、スポーツを通じて新しい公共を担うコミュニティ(スポーツコミュニティ)の形成を促進する

● 内容
(1)スポーツコミュニティの形成促進
  トップアスリート等の活用による地域スポーツの支援
  プロジェクトリーダーによる巡回指導等の調整と地域の課題解決への取組の実践
 小学校体育活動コーディネーターの派遣による支援
(2)実施状況調査の実施等
 ・事業趣旨に沿った適切な事業の実施についての調査

……文科省は、同事業(H23年度)の委託先として、①②③または②③を実施する「総合型地域スポーツクラブ(拠点クラブ)」を19クラブ、②③を実施する「小学校体育活動支援実施クラブ」を16クラブ選定したようです。(つづく)

※引用資料
 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/07/__icsFiles/afieldfile/2011/07/29/1309056_4_1.pdf

2011/09/11

#220 スポーツ政策ニュース (第16号)

「Sport Policy for Japan 2011」~大学3年生によるスポーツ政策会議~

先日、笹川スポーツ財団(SSF) から標記イベント(SPJ 2011)のプレスリリースを送信していただきました。Team TSU も参加(研究発表)します。以下、SPJ 2011 の概要です。(※加筆転載)

● 日時 平成23年10月1日(土)13:00~17:30  10月2日(日)10:00~15:30
● 会場 早稲田大学 東伏見キャンパス79号館STEP22(205大教室他)
       東京都西東京市東伏見2-7-5 ※西武新宿線「東伏見駅」徒歩1分 
● 参加大学 11大学 19チーム 約100名
         神奈川大学、慶應義塾大学、産業能率大学、順天堂大学、
         尚美学園大学、多摩大学、東海大学、東京成徳大学、一橋大学、
         立教大学、早稲田大学(五十音順)
● 内容
      10月1日(1日目)
        1.基調講演 13:00~14:00
           友近聡朗氏(参議院議員民主党スポーツ議員連盟事務局長)
        2.政策提言発表 14:15~16:40
           ★会場A(201教室):3組目(15:30~16:00) Team TSU の発表
              「日本のスポーツ政策の課題-その本質を探る-」
      10月2日(2日目)
        1.政策提言発表 10:00~12:00
        2.パネルディスカッション「女性スポーツの課題」 13:00~15:00(予定)
            パネリスト 山口香氏(筑波大学大学院准教授)
                   成田真由美氏(パラリンピック競泳金メダリスト)
                   鯉川なつえ氏(順天堂大学准教授)
            コーディネーター 工藤保子氏(SSF)
        3.表彰式
● 審査員: 玉木正之氏(スポーツジャーナリスト)、大坪正則氏(帝京大学教授)、
        三谷哲夫氏(文部科学省スポーツ青少年局)、渡邉一利氏(SSF 常務理事)
● 観覧申込: FAXまたはホームページ(http://www.ssf.or.jp/spfj/index.html
         ※観覧申込書あり (申込締切9月27日(火)17:00必着)
● 観覧料: 無料
● 定員:   200名(定員になり次第募集終了)
● 問合先: Sport Policy for Japan 事務局(SSF内) 
          東京都港区虎ノ門 1-15-16 -5F
            TEL:03-3580-5854   FAX:03-3580-5968
            E-mail:spj@ssf.or.jp

2011/09/10

#219 仮想・ロンドン五輪国別メダルランキング (1)

日本の金メダル獲得数(予想)が“10個”にダウン!

「仮想・ロンドン五輪国別メダルランキング表(Virtual Medal Table for London 2012:VMT)」についての簡単な説明はSMJブログ#188をご参照ください。

USA Today の「Olympic Medal tracker」が9月7日付で更新されました。以下、最新の国別メダル獲得予想(総獲得数10傑)です。※順位・国名・(金, 銀, 銅:合計)・前月順位

 1. アメリカ    (40, 22, 27 :89) 1 →
 2. 中国      (32, 36, 21 :89) 2 →
 3. ロシア     (25, 24, 34 :83) 3 →
 4. イギリス    (15, 19, 24 :58) 4 →
 5. ドイツ      (16, 17, 20 :53) 5 →
 6. オーストラリア (11, 17, 14 :42) 7 ↑
 7. フランス    (12, 14, 11 :37) 6 ↓
 8. 日本      (10, 13, 9 :32) 8 → ※前月(14, 9, 10 :33)
 9. イタリア     (11, 8, 12 :31) 9 →
10. 韓国      (4, 7, 13 :24) 10 →

★ 日本の金メダル獲得者(予想)内訳:

「柔道(6)」
 Daiki Nishiyama(Men's 90kg) Takamasa Anai(Men's 100kg) Tomoko Fukumi(Women's 48kg) Misato Nakamura(Women's 52kg) Kaori Matsumoto(Women's 57kg) Yoshie Ueno(Women's 63kg)

「レスリング・フリースタイル(2)」
 Saori Yoshida(Women's 55kg) Kaori Icho(Women's 63kg)

「体操競技(1)」
 Kohei Uchimura(Men's Individual All-Around)

「射撃(1)」
 Tomoyuki Matsuda(Men's 50m Pistol)

今後、どのように推移していくか…来月が楽しみ!

2011/09/09

#218 スポーツ政策ニュース (第15号)

鈴木寛(すずきかん)文部科学副大臣退任の影響

この度の“野田政権誕生”に伴い、鈴木寛文部科学副大臣が退任されました。在任期間は平成21年9月18日~平成23年9月2日でした。新しい副大臣は奥村展三衆議院議員と森ゆうこ参議院議員のお二人です。なお、奥村副大臣と城井崇(きいたかし)大臣政務官がスポーツ担当のようです。

「スポーツ立国戦略」の策定(2010年)や「スポーツ基本法」の制定(2011年)という日本のスポーツにとって節目となる大切な時期に、鈴木前副大臣は数多くのスポーツ関係の学会(講演、シンポジウム)でご登壇されるなどして、スポーツ界の意見に耳を傾ける姿勢を大いに示してくれました。…スポーツ界がどの程度その期待に応えられたか、あるいは鈴木氏がどの程度スポーツ行政に影響力を及ぼしたかについては分かりませんが…

Terry にとっては、鈴木氏が「学会(研究者)の側から具体的な方策を示してくれたら行政(政策)は動く」と言われたことが強く印象に残っています。例えば、“日本のスポーツ関連税制のあり方”、“スポーツを通じた地域再生の方策”など、エビデンスに基づく具体案を行政側は求めているようです。

 鈴木氏の期待(挑発)に応えねば…

(民主党政権が続けば)いずれ再登場されると思いますが……2年間お疲れさまでした!

2011/09/08

#217 日本のスポーツ政策の良いところ (10)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その9~

Terry がユニークだと感じた「スポーツコミュニティの形成促進」事業についてです。……平成23年度からの新規事業です。

多くの方々にとっては“単なるスポーツ事業”かもしれませんが、色々調べていくと、現在の国(日本)の政治や政策における“大きな動き・流れ”と連動している場合もあるのです。同事業はそれに該当することが分かってきました。

以下は同事業を把握するための主な“キーワード”です。

 「新しい公共(New Public Commons)」  「『新しい公共』円卓会議」
 「元気な日本復活特別枠」  「元気な日本スポーツ立国プロジェクト」  など

色々、勉強になります。長旅は続きます…

2011/09/06

#216 スポーツ政策ニュース (第14号)

第8回JISSスポーツ科学会議について

本日、Terry は夏季休業期間中のオフィスアワー当番で大学の研究室に終日いました。大学の夏季休業期間中にオフィスアワーを設定している国はあるのかと、疑問に感じてしまいますが、職務命令!?ですので仕方ありません。……因みに、同僚・職員以外誰も訪ねてきませんでした。……確実に10日以上大学に来る教員は免除してほしいものです。

愚痴はさておき、そんな一日でしたが良い発見もありました。研究棟1Fの事務室に用事で行った際、大きなポスターが置いてありました。国立スポーツ科学センター(Japan Institute of Sports Sciences:JISS)「第8回JISSスポーツ科学会議」の案内ポスターでした。

 開催日 2011年10月20日(木)
 場所   国立スポーツ科学センター 
 時間   9:30 受付開始~10:00 開会~16:40 終了

Terry Bird が関心のあるプログラム

 特別講演(11:10~12:30)
   「カナダにおけるオリンピックに向けた活動」(ロジャー・ジャクソン)
    ※オウン・ザ・ポウディアム(OTP)初代CEO、カナダオリンピック協会(COC)元会長

JISSさん、ありがとうございます! お邪魔させていただきます!

2011/09/05

#215 日本のスポーツ政策の良いところ (9)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その8~

Terry がユニークだと感じた“スポーツ大会拠点づくり推進事業”についてです。……ただし、同事業への賛否は分かれているようです。

同事業の実施要綱(H.16.9.5 ※H.21.12.4改正)を確認したところ、正式名称が「スポーツ拠点づくり推進事業」ということが判明しました。その趣旨は以下の通りです。

「小・中・高校生が参加する各種スポーツの全国大会を継続的に開催しようとする市町村(東京都23特別区を含む。以下同じ。)及びスポーツ団体の取組みを支援することにより、全国各地に、青少年があこがれ、目標とするスポーツ毎の拠点を形成し、スポーツの振興と地域の再生を推進するものとする。」(要綱より)

Terry なりに要約すると、「全国各地に小・中・高校生が憧れ目標とする“甲子園的”なスポーツ大会を増やし、地域に根付かせようとする(地域再生にも資する)施策」ということになりますでしょうか。

総務省所管の“財団法人地域活性化センター”が総務省及び文部科学省との連携のもと同事業を“地域づくり助成等支援事業(スポーツによる地域振興助成事業費)”として実施しています。同センターが事務局を務める「スポーツ拠点づくり推進委員会」が年1回程度選考を行い、同センターにより「承認スポーツ大会」へ助成金が交付されます。平成17年度から選考・助成がスタートし、初年度は上限1,000万円、2年目以降は上限500万円が原則10年間助成されるようです。これまで計65大会が選定されています。平成23年度は募集されないようです。

助成金の主たる原資は「宝くじの収益(日本宝くじ協会助成金)」です。同助成金収入の平成22年度補正後予算額は2億4,200万円でしたが、平成23年度予算は約3,725万円と大幅に減っていました。参考までに、平成22年度は「スポーツによる地域振興助成事業費」として、約3億1,693万円が支出されていました。

平成16年5月の小泉元総理の指示を受けて始まった事業のようですが、その経緯の詳細については省略します。(つづく)

2011/09/04

#214 TSUテニス部指導記録 (7)

関東大学テニスリーグ(男子第7部第3戦)・結果

 TSU vs 自由学園大学

9月2日(金)、TSUコートでリーグ戦(第3戦)が行われました。第2戦の敗戦で“7部シード校入り”が困難になった事もあり、今後を見越してダブルスペアを3組とも変更し第3戦に臨みました。最悪でもダブルス2対1、シングルス3対3の計5対4で勝てると予想していましたが、予想以上に相手校のダブルスが上手く、ダブルスで負け越してしまい、残念ながら Team TSU は計4対5で負けてしまいました。その結果、電通大が3勝でブロック1位、その他の3大学が1勝2敗で並び、勝ち試合数11のTSUが2位ということになりました。不本意な結果でしたが、7部ベスト32という最低限の目標はクリアしました。まだまだ実力不足です。以下は結果です。

 ダブルス(1-2)
  No.1  ○ 6-2 6-3
  No.2  ● 3-6 3-6
  No.3  ● 2-6 4-6
 シングルス(3-3)
  No.1  ○ 3-6 6-3 6-4 
  No.2  ○ 6-0 6-1
  No.3  ● 2-6 2-6
  No.4  ● 6-2 6-7 3-6
  No.5  ○ 6-1 6-1
  No.6  ● 2-6 3-6

選手6人でフルに戦いましたので、みんな身体がボロボロのようです。しばらく“フリー”としました。お疲れ様でした!

2011/09/03

#213 日本のスポーツ政策の良いところ (8)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その7~

前回(#212)からの続きです。ここ数年、日本のスポーツ政策についてウォッチしていなかったこともあり、えっ、こんな施策あったの! …と驚かされることがあります。

“スポーツ環境の整備充実”に関する施策等の中では「スポーツ大会拠点づくり推進事業」「スポーツコミュニティの形成促進」事業がそれにあたり、“ユニークなスポーツ施策”として挙げられそうです。前者は平成17年度から実施されていた事業で、後者は平成23年度からの新規事業です。

まずは「スポーツ大会拠点づくり推進事業」について調べることにします。…キーワードは、「小泉元首相」「宝くじ」「甲子園的」「地域活性」「天下り?団体」等のようです。(つづく)

2011/09/02

#212 日本のスポーツ政策の良いところ (7)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その6~

文科省のウェブサイト情報をもとに「スポーツ環境の整備充実」に資する施策等を“ピックアップ”してみました。(カナダほど気合が入っていませんが…)

 ●総合型地域スポーツクラブの育成、活用等
  「総合型地域スポーツクラブに係る認定NPO法人制度の認定要件の緩和」
  「総合型地域スポーツクラブ育成状況調査」
  「地域スポーツ指導者育成推進事業」
  「今後の総合型地域スポーツクラブ振興の在り方について~7つの提言~」の公表
    ※平成21年8月12日、総合型地域スポーツクラブに関する有識者会議
  「スポーツコミュニティの形成促進」事業 
    ※平成23年度新規
 ●「スポーツ大会拠点づくり推進事業」
    ※文部科学省・総務省の共同実施、合計65大会を選定
 ●「生涯スポーツ・体力つくり全国会議」
    ※平成23年度(平成24年2月10日、秋田県)
 ●「全国スポーツ・レクリエーション祭」
    ※平成23年度(平成23年11月5日~8日、栃木県)
 ●「スポーツ実施率」の公表
    ※内閣府「体力・スポーツに関する世論調査」に基づく推計
 ●「プールの安全標準指針」の策定
    ※平成19年3月、文部科学省・国土交通省

もちろん、上記だけではありません。「地方スポーツ振興費補助金(体育・スポーツ振興事業)」他も詳細に見ないといけないのですが、省略します。(つづく)

2011/08/31

#211 日本のスポーツ政策の良いところ (6)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その5~

あまり執筆意欲の湧いてこないシリーズですが、Terry 自身の勉強のために投げ出さずに頑張っています。

現在の“日本のスポーツ政策”の2つ目の柱である「スポーツ環境の整備充実」について、文科省のウェブサイト情報をもとにして、その“良いところ”を見つけたいと思います。同サイト内の「生涯スポーツ」(http://www.mext.go.jp/a_menu/05_d.htm)が主たる参考情報になります。以下は、列挙されている項目です。

 総合型地域スポーツクラブ
 スポーツ拠点づくり
 生涯スポーツ全国会議
 全国スポーツ・レクリエーション祭
 スポーツ実施率
 水泳等の事故防止について

これだけでは、何が何だか分かりません。実態が掴めませんので、いつものような作業をしていきます。(つづく)

2011/08/30

#210 TSUテニス部指導記録 (6)

関東大学テニスリーグ(男子第7部第2戦)・結果

 TSU vs 電気通信大学

8月29日(月)、TSUコートでリーグ戦(第2戦)が行われました。残念ながら Team TSU は計0対9で“完敗”しました。オーダーは読み通りで、ダブルス2対1、シングルス3対3の計5対4での勝ちを狙いましたが、やはり全ての面で電通大チームの方が勝っていました。4人の1年生部員は“大学テニス”の厳しさを味わったと思います。

ダブルスNo.1 (TSU選手のリーターン)

電通大は、我が部員たちにとって“体育会テニス部の見本”となるような、とても良いチームでした。以下は結果です。

 ダブルス(0-3)
  No.1  ● 0-6 6-4 4-6
  No.2  ● 0-6 1-6
  No.3  ● 1-6 1-6
 シングルス(0-6)
  No.1  ● 0-6 0-6 
  No.2  ● 3-6 0-6
  No.3  ● 3-6 1-6
  No.4  ● 2-6 0-6
  No.5  ● 1-6 0-6
  No.6  ● 6-3 1-6 4-6

第3戦の相手は自由学園大学で、9月2日(金)にTSUコートで行われます。

2011/08/28

#209 スポーツ法ニュース (第7号)

「調査と情報-ISSUE BRIEF-No.722」 刊行される!

“国立国会図書館”では、様々な情報を入手することができます。

同ウェブサイト「国会サービス関連情報」コーナーで、国政上の重要課題についての背景・経緯・問題点等を簡潔にとりまとめている小冊子「調査と情報-ISSUE BRIEF-」を閲覧(ダウンロード)することができます。

この度、2011年8月24日の「スポーツ基本法」の施行を受け、8月25日付で以下の情報が公開(刊行)されていました。

 『スポーツ政策の現状と課題 ―「スポーツ基本法」の成立をめぐって― 』
                            (「調査と情報」第722号)
   著者:文教科学技術課 澤田大祐 氏

  ※http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/issue/pdf/0722.pdf

とても参考になります。

2011/08/27

#208 日本のスポーツ政策の良いところ (5)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その4~

SMJブログ#206では、“子どもの体力向上に関する施策”を3分類し、その概要把握に努めました。…よく、日本のスポーツ政策は遅れているとか、不十分だと言われることがありますが、そんなことはなかったです。幼少年期の体力向上策等がエビデンスに基づき的確に立案されている印象を Terry はもちました。

文科省が指摘しているような、子どもの体力問題が将来的な国民全体の体力低下生活習慣病の増加等につながり、ひいては社会全体の活力が失われる…という危機感は、いわゆる先進国の共通の問題であると言えるでしょう。……もちろん Terry  の研究対象のカナダにおいても、この種の問題解決は主要政策課題として位置付けられています。

 以下、概観した結果のまとめです。

小・中・高にわたる「学校体育の充実」を通じて“子どもの体力向上”を図ろうとしている点は、日本の“特徴”であり“良さ”でもあるのではないでしょうか。……教育の管轄が州にあるカナダのような連邦制を敷く国や学校体育に重きを置いていない国などでは限界があると思いますが、この種の問題解決を図る上での鍵となる方策ではないかと Terry は考えます。

ただし“中学校武道・ダンスの必修化に向けた条件整備”が直接的に「子どもの体力向上」につながることを説明するのは難しいですが…(つづく)

2011/08/26

#207 TSUテニス部指導記録 (5)

関東大学テニスリーグ(男子第7部第1戦)・結果

 TSU vs 駿河台大学 (ブロックシード校)

8月25日(木)、雨の中、駿大コートで行われたリーグ戦(第1戦)で Team TSU  は計7対2“勝利”し、幸先の良いスタートを切ることができました。駿河台大学はブロックシード校でしたが、今年のチームは選手が4人しかいませんでした。以下は結果です。

 ダブルス(2-1)
  No.1  ● 1-6 4-6
  No.2  ○ 6-3 7-5
  No.3  ○   W.O.
 シングルス(5-1)
  No.1  ○ 6-2 7-6 
  No.2  ● 1-6 0-6
  No.3  ○ 5-7 7-6 6-0
  No.4  ○ 6-0 6-2
  No.5  ○   W.O.
  No.6  ○   W.O.

第2戦の相手は強豪校の電気通信大学で、8月29日(月)にTSUコートで行われます。

2011/08/25

#206 日本のスポーツ政策の良いところ (4)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その3~

“子どもの体力向上に関する施策”を、大雑把にまとめさせていただきました。

 調査・研究
 学校体育の充実
  広報・啓蒙

①は、「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」、「体力向上の基礎を培うための幼児期における実践活動の在り方に関する調査研究」等が該当します。前者の「体力・運動能力調査」については昭和39年から実施され、平成11年度の同調査からは「新体力テスト」が導入されています。後者の調査研究については、その報告書が文科省のウェブサイトで公開されています。……昭和39年と言えば Terry が生まれた年ですので、「体力・運動能力調査」には親近感がもてます。資料的価値も高いことでしょう。

②は、“中学校武道・ダンスの必修化に向けた条件整備”が主要テーマになっています。平成20年に改訂された中学校学習指導要領に基づき、平成24年度から完全実施される中学校における武道・ダンスの必修化に向けた諸施策です。想像していた以上に、周到に準備が進められている印象をもちました。

③は、「子どもの体力向上推進事業」の一環として行われている広報・啓蒙関連事業(委託)です。公益財団法人日本レクリエーション協会が「子どもの体力向上ホームページ」 (http://www.recreation.or.jp/kodomo/) の運営を委託されています。また、公益財団法人日本体育協会が「子どもの発達段階に応じた体力向上プログラム」の開発を委託され、「アクティブ・チャイルド・プログラム」の“ガイドブック・DVD”が作成されています。
……えっ、こんなのあったの?……っていう感じです。

(つづく)

2011/08/24

#205 日本のスポーツ政策の良いところ (3)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その2~

結局、カナダのスポーツ政策に関する報告書を書くための作業と同じことを繰り返しています。Terry Bird はどれほど暇な男なのでしょう。……“良いところ”を見つけるためには、やはり全体像を把握する必要がありました。

ここから先は、文部科学省のウェブサイトを主たる資料として書いていきます。学術論文ではないので、気楽にお読みください!

近い将来どうなるか分かりませんが、現在の日本のスポーツ政策の3本柱は、スポーツ振興基本計画(2006年改定)で掲げられている「子どもの体力向上」「スポーツ環境の整備充実」「国際競技力の向上」と言えるでしょう。……そこで、まず始めに“子どもの体力向上に関する施策”について整理してみました。

とても複雑(※ややこしい作業)でしたが、何となく“概略”が掴めました。(つづく)

2011/08/23

#204 日本のスポーツ政策の良いところ (2)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その1~

安易に“新シリーズ”を立ち上げてしまい、後悔しています。……実は、Terry が日本のスポーツ政策を理解していなかったことが判明しました。…ですので、この企画を取り下げます!…と言いたいところですが…。

他国のスポーツ政策から学ぼうとする時、そのポイントについて考えてみました。

 公表されている“スポーツ政策”から学ぶ
  ①に基づく個々の“スポーツ施策”から学ぶ
  ①に直接基づかないその他の“スポーツ施策”から学ぶ
  ①~③の“システム”全体から学ぶ
  ④を支える諸要素から学ぶ
  その他

SMJブログでは、日本の②について整理したいと思います。

“長旅”になりそうです!

2011/08/21

#203 日本のスポーツ政策の良いところ (1)

SMJブログの“新シリーズ”です。

先日、12カ国のスポーツ政策に関する調査研究報告書が文科省のウェブ上で公開されました。……“諸外国のスポーツ政策”から学ぼうとする意図があるから、そのような調査研究が行われたのでしょう。

 確かに、Terry が担当した“カナダ”だけでも、非常に多くの学ぶべき点があります。

そこで、Terry は考えました。……では逆に、世界(他国)は日本のスポーツ政策から何かを学ぼうとしているのか? 日本には、世界(他国)が学ぼうとするような“スポーツ政策”があるのか?

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探したいと思います!

企画倒れにならないと良いのですが…

2011/08/19

#202 TSUテニス部指導記録 (4)

TSUテニス部の夏季強化合宿4日目の朝です。……雨模様です!

全国的に猛暑が続いているようですが、峰の原高原(長野県)は標高が1500mほどあるようで、非常に快適な気候です。強化練習がたっぷりできています。部員の疲労は、相当たまってきていますが……

宿泊先は、Terry が1991年以来20年間テニス合宿等で利用させていただいている「うどのP.」です。高校陸上部の合宿も幾つか手掛けておられ、学校等のスポーツ合宿にはお勧めです。

写真は、3日目の朝食のスープです。


お忙しい中、計7人のOB・OGが参加してくれています。……感謝!

2011/08/17

#201 スポーツ政策ニュース (第13号)

The Canadian Sport Policy の改定について~その1~

TSUテニス部の夏季強化合宿(於:長野・峰の原高原)の引率・指導のため、落ち着いてSMJブログがアップできない状態ですが、カナダの次の“連邦スポーツ政策(The Canadian Sport Policy)”についての最新情報を得ました。

現在、日本では「スポーツ振興基本計画」(2000年策定、2006年改定)の改定作業が進められているところですが、カナダでも2002年に策定された“連邦スポーツ政策(2002-2012)”の改定作業が進められています。……カナダの新しい“連邦スポーツ政策”は2012年4月に策定される予定です。

そこで、今年度の“日本体育・スポーツ政策学会第21回大会”では、カナダ人研究者J・H教授を招聘して、カナダの新しい“連邦スポーツ政策”に関連したテーマで「基調講演」をしていただく予定です。

J・H教授とメールで色々と打合せをしていまして、前回のメールにより、カナダでは2012年4月に“2種類”の連邦政策が策定される予定であることが判明しました。(※最新情報

関心のある方は、12月3日(土)にTSUにお越しください!

長野・峰の原高原 から北アルプス方面を望む

2011/08/16

#200 SMJブログの目指すもの (4)

SMJブログ 第3ステージ突入!

早いもので、SMJブログ#200を書くことになりました。
ご愛読いただいている皆様、感謝申し上げます。

節目には、Sport Matters JAPAN の“ベールに包まれている部分”を、少しずつご披露しています。何故 Terry Bird なのかについては#150で書きましたが、何故 Sport Matters JAPAN なのかについては、まだ公にしていません。最大のヒントは「スポーツ政策調査研究報告書」の“カナダ”にあります。文部科学省のウェブサイトからアクセスできますので、そちらで“謎解き”して下さい。

 現在、TSUテニス部の夏季強化合宿で長野(峰の原高原)にきています。

時間を見つけてアップしますので、今後ともSMJをよろしくお願い申し上げます。

                             Terry Bird (SMJ Writer)

2011/08/14

#199 回顧録:今だから話します! (4)

『スポーツ政策の現代的課題』の編集を通じて~その3~

まず、どのような経緯で「日本評論社」さんに出版していただけることになったかについて、簡単に書きます。

Knob 先生を中心とするの研究グループの一員でもあった“森の石松先生”のご友人であった“兄貴”(※某新聞販売店社長)から「某スポーツ新聞社」の上層部の方をご紹介していただく。……兄貴はその場で同社のX氏にTELをしてくださり、X氏を介して「日本評論社」の当時の社長Y様に取り次いでいただく。……企画書をFAX送信!
            ↓
後日、日本評論社に出向きY様に企画書を見ていただく。……様々なアドバイスをいただくとともに販売計画をシミュレーションしていただく。
            ↓
同社で検討していただいた結果、数日後、出版可のお返事をいただく。(以下は、出版契約の概要です。)

初版部数○○○○を“2年間”でさばく。 ※テキスト使用の企画のため
2年後、在庫が○○○部以上あった場合は、一定割合でその在庫を買取る。日本評論社側の在庫は廃棄される……あぁ~

以下は、Terry の把握している範囲での販売結果です。

 ● 出版時に編・著者が“443冊”購入
 ● 大学等教育機関図書館が“184冊”所蔵
 ● 国立国会図書館はじめ全国の公共図書館が“48冊”所蔵
 ● 2年目以降の授業等で“??冊”テキスト販売
 ● 店頭、インターネット等で“??冊”販売

約3年4カ月で出版社在庫が“0”となりました!…廃棄されずに済んで良かったぁ…

なお、shopterry には“15冊”ほど在庫がありま~す!

2011/08/13

#198 スポーツ政策ニュース (第12号)

「スポーツ政策調査研究」報告書が公開される!

やっとこの時がやってきました。少々大袈裟ですが、“こんな報告書見たことがない”…と、驚かれると思います。

文部科学省HP → スポーツ → スポーツ振興 → スポーツ政策調査研究について
→ 諸外国および国内におけるスポーツ振興施策等に関する調査研究 の順にクリックしてみてください。(http://www.mext.go.jp/) 

SMJブログ#200までに報告書の公開が実現して、Terry お得意の“無計画の計画性”を、またまた実感することができました。(意味不明!)

何故このような世界的に例のない報告書が誕生したかと言いますと、SSF のこれまでの諸外国スポーツ施策に関する調査の実績と親分(委員長)であった Prof. Ken さんの妥協しない研究者としての姿勢があったからだと考えています。

関係者の皆様! Terry が自画自賛(誇張)し過ぎている“歴史的報告書”を是非とも一度ご覧ください。……“電話帳”とお呼びください。

12カ国のスポーツ政策・施策を網羅的に把握できる同報告書は、あくまでも基礎資料です。したがって、同報告書を今後の日本のスポーツ政策にどのように活かしていくか……という第2段階の作業(研究)が始められなければなりません。……誰がやるのだろう?……

2011/08/12

#197 回顧録:今だから話します! (3)

『スポーツ政策の現代的課題』の編集を通じて~その2~

そもそも、同書出版の企画は恩師 Knob 先生のご退職を記念してのものでした。……よくあることですが…。そこで、弟子3人を中心に話を進めていった結果、どうせ刊行するなら“自費出版”のようなものではなくて、“流通(市場)”に耐えうるものにしましょう!……ということになり、Terry が編集事務局を担当することになったのです。……そこからが“苦難”の始まりでした!

何事も勉強ですね。色々学びました。出版社が首を縦に振ってくれるところまで到達するのが最大の関門だということを身をもって理解することができました。企画内容に加え、出版後の販売の見通しがしっかりしていないとダメなようです。このご時世、本はそう簡単に売れないということも分かりました。

例えば、初版発行部数2,000とした場合、皆さんならどのような販売計画をシミュレーションされますでしょうか? 何冊も出版本を手掛けてこられた方あるいは業界の方からは、そんな初歩的なこと書くな!……と、言われそうですが……(つづく)

2011/08/11

#196 回顧録:今だから話します! (2)

『スポーツ政策の現代的課題』の編集を通じて~その1~

 完売 御礼! で~す。

Terry が生まれて初めて編著者として、その編集事務局を担当し出版まで漕ぎつけた『スポーツ政策の現代的課題』(日本評論社、2008年4月、2,940円)が、どうやら完売したようです。

数日前まで Amazon に在庫(1冊)がありましたが、どなたかが購入して下さり、現在は中古本の出品のみです。また、出版元の「日本評論社」の在庫も“品切”になっていました。すなわち、同書の初版1刷が完売したと言えるでしょう。……2刷から印税が入ることになっていましたが、増刷する予定はありません。(残念!)……ただし、shopterry には「新品(未読品)」の在庫が○○冊あるようです……

日本評論社の皆様! その節は大変お世話になりました。……っと、その前に、ご購入いただいた皆様! 編・著者を代表しまして、心より御礼申し上げます。

 今だから話します! (つづく)

2011/08/09

#195  ロンドンオリンピック(2012)に向けて (10)

ロンドン五輪とリスクマネジメント!

無計画の連載でしたが、本シリーズの最終回にします。……Terry 自身のロンドン五輪理解のために、思考を整理しながら書いてきました。……勉強になりました。……最終回のテーマとして何が良いのかあれこれサーフィンし、その結果、やはり Risk Management にたどり着きました。

……ただし、SMJブログ内でコンパクトにまとめることは断念しました。どなたか論文でもお書き下さ~い!

London 2012 Olympic and Paralympic Safety and Security Strategy
  (Home Office, July 2009)
London 2012 Olympic Safety and Security Strategic Risk Asessment (OSSSRA) and Risk Mitigation Process - summary Version 2 -
  (Home Office, January 2011)
London 2012 Olympic and Paralympic Safety and Security Strategy
  (Home Office, March 2011)
London 2012: Olympic Risk, Risk Management, and Olymponomics
  (William Jennings, August 2008)
Risk Adviser:London 2012 Olympic Games – one year to go
  (MARSH, July 2011)

①~③はイギリス政府(内務省)の資料、④はマンチェスター大学ジェニングス博士の学術論文、⑤は保険ブローカー・リスクコンサルティング会社であるマーシュの資料です。もちろん、その他にも多数あります。

特に、ジェニングス博士(Hallsworth Research Fellow)は関連論文を幾つか書いています。このテーマでは第一人者と言えそうです。

因みに、②で示されていたリスクの大項目です。
 ● Terrorism(テロ行為)
  Serious and organised crime(重大及び組織犯罪)
  Domestic extremism(国内過激派行為)
  Public disorder(治安びん乱)
  Major accidents and natural events(大事故及び自然災害)

“深み”にはまる前に、終わりにしま~す!

2011/08/08

#194  ロンドンオリンピック(2012)に向けて (9)

テニス競技で気になること!

ロンドン五輪のテニス競技は“ウィンブルドン(Wimbledon)”で開催されます。正確には、All England Lawn Tennis and Croquet Club(AELTC)が会場となります。テニスの4大大会の一つである“ウィンブルドン選手権(The Championships)”と同じ会場ということです。

2012年のウィンブルドン選手権は6月25日~7月8日に開催され、その約3週間後の7月28日~8月5日にロンドン五輪テニス競技が開催される予定です。

Terry が気になるのは、ウィンブルドン選手権が AELTC と LTA(Lawn Tennis Association:イギリステニス協会)の主催であるのに対して、ロンドン五輪テニス競技は LOCOG(London Organising Committee of the Olympic and Paralympic Games:ロンドンオリンピック・パラリンピック組織委員会)の主催であることです。

周知の通り、ウィンブルドン選手権に出場する選手は“白を基調としたウエア”で試合に臨むことになっています。これは、テニス界の慣習のようにも思えますが、主催者側から“predominantly white clothing rule for The Championship”というガイドラインが示されていることもあるからです。

懸念されるのは、…(一種の楽しみでもあるのですが)…ウィンブルドン選手権ではないロンドン五輪テニス競技がAELTCで開催される時、出場する選手たちは何色のウエアでプレーするか?…ということです。

ウィンブルドンをリスペクトして“白を基調としたウエア”で試合に臨むか? 選手が個性をアピールするか? それとも、特別ルールが設けられるか? …… Terry にとっては、とても興味深いです!

2011/08/07

#193  ロンドンオリンピック(2012)に向けて (8)

ロンドン五輪の Olympic Truce について

オリンピックトゥルース(Olympic Truce)をご存知の方はかなりの“オリンピック通”です!

Olympic Truce = ekecheiria(エケケイリア)と聞けば……あっ、分かった!

古代ギリシャでは約1200年(776B.C.~A.D.392)の間に計293回のオリンピア祭典競技が行われたと言われています。クーベルタンは、このオリンピア祭典競技をヒントにして近代オリンピックの復興を提唱し、その第1回大会が1896年にアテネ(ギリシア)で開催されました。それ以降、戦争による3度の中止はありましたが、現在のオリンピックに至っています。110余年の間でさえ3度の中止があった事を考えると、オリンピア祭典競技が、都市間の争いが絶えなかった時代にほぼ4年に一度のペースで開催され続けたことは驚異です……が、それを可能のしたのがエケケイリア(聖なる休戦)という tradition(伝承?)があったからだと考えられています。(※詳説は省略)

現代のオリンピックでも、1993年以降、各大会開催年の前年に国連総会において Olympic Truce が決議されることになりました。Olympic Truce は「オリンピック停戦」と訳されています。オリンピック期間中、この決議(resolution)に同意した国は「紛争を中断する」というものです。……なかなか理想通りにはいっていないようですが……

ロンドン五輪(パラリンピック含む)についての「オリンピック停戦決議」は第66回国連総会(2011年9月~)で10月中に採択される予定です。

2011/08/06

#192 スポーツ政策ニュース (第11号)

「スポーツ政策調査研究」のウェブ公開 間近!

SMJブログ誕生のきっかけでもあった「外国スポーツ政策調査研究」の報告書がもうすぐ文部科学省のウェブサイトで公開されるようです。

文部科学省HP → スポーツ → スポーツ振興 の順にクリックしていくと、下記項目が並んでいます。

スポーツ基本法
スポーツ振興基本計画
スポーツ振興くじ(toto)
スポーツ立国戦略について
スポーツ政策調査研究について

まだ、ハイパーリンクされていません。……おそらく準備中ということなのでしょう。

公開前ですが、報告書はあくまでも“過去のもの”です。各国のスポーツ政策は日々進化し続けていることを念頭に置きお読みください。…日本のスポーツ政策も進化させましょう!

ウォッチするのは大変ですが、今回の仕事でそのベースができているので、多少は楽になっています。……SMJブログ#200までに公開されるかなぁ……

2011/08/04

#191  ロンドンオリンピック(2012)に向けて (7)

陸上王国“USA”の復活なるか!

前回(#190)、チケット代から人気競技を探りました。……オリンピックの華は、やはり“陸上競技”のようです。……そして、その競技で君臨しているのがUSAであることは、誰も否定しないと思います。

そんなUSAなのですが、オリンピック(陸上競技)での競技成績について、USATF(米国陸上競技連盟)は危機感を持っているようです。……メダルを23個(金7、銀9、銅7)しか獲得できなかった2008年北京オリンピック後に、その結果を分析するための特別調査委員会(Task Force)を設けたほどです。……なお、2009年2月に報告書(「Project 30 Task Force Report」)が公表されていました。

その後、同委員会の委員長を務めたUSATFの前CEOダグラス・ローガン(Douglas G. Logan)とUSATF間に何らかの事情(※そこまで把握できませんでした…)があったようで、同報告書の扱いや位置づけはオフィシャルなものでなくなったようです……が、“Project 30”の精神は受け継がれており、2012年ロンドン五輪の陸上競技においてUSATFはメダル獲得数30の目標を設定しています。

以下は、過去4大会のUSAのメダル獲得状況(陸上競技)を概観したうえでの Terry なりの解釈です。(参考:databaseOlympics.com)

 1996年 アトランタ 23個(金13、銀5、銅5) 
 2000年 シドニー   18個(金8、銀4、銅6)   
 2004年 アテネ    25個(金8、銀12、銅5)   
 2008年 北京     23個(金7、銀9、銅7)

過去4大会を見る限り、北京でのメダル獲得数がUSATFの危機感を募らせたとは思えません。その本質は “超花形”種目である男女の「4×100m リレー」の不振にあるのではないでしょうか?

もう一つの「4×400m リレー」については男女ともに4大会連続で金メダルを獲得していますが、「4×100m リレー」については次の通りです。

男子(1996:銀 2000:金 2004:銀 2008:なし)
女子(1996:金 2000:銅 2004:なし 2008:なし)

2012年ロンドン五輪・陸上競技(リレー種目)においてTeam USAは注目です!……バトンミスさえなければ、王国復活!?……

2011/08/03

#190  ロンドンオリンピック(2012)に向けて (6)

チケット代からロンドン五輪を探る!

ロンドン五輪オフィシャルサイト内の “Ticket prices and competition schedules” で、競技ごとのチケット代(AA席、A席)をチェックしました。……Terry はロンドンに行く予定はありません。……でも、一度はオリンピックを生で観戦してみたい!

★ロンドン五輪の人気競技: チケット代の比較から 
         ※1ポンド=125円で換算 ※AA席の値段で順位付け(同額の場合はA席を考慮)
         ※下記金額は変更される可能性がありますのでご注意を!


 725ポンド(90,625円) 「陸上競技」
 450ポンド(56,250円) 「体操」
 450ポンド(56,250円) 「ビーチバレー」 「飛込み」 「競泳」
 425ポンド(53,125円) 「バスケットボール」
 395ポンド(49,375円) 「ボクシング」
 325ポンド(40,625円) 「自転車(トラック)」
 225ポンド(28,125円) 「テニス」
 185ポンド(23,125円) 「バレーボール」
 185ポンド(23,125円) 「サッカー」
 150ポンド(18,750円) 「ボート」
 125ポンド(15,625円) 「自転車(MBX)」

なお、開会式(7/27)のAA席は2,012ポンド(約25.2万円)、A席は1,600ポンド(20万円)で、閉会式(8/12)のAA席は1,500ポンド(約18.8万円)、A席は995ポンド(約12.4万円)です。

2012年のオリンピックだから開会式のチケット代(AA席)を 2012 ポンドにしたのでしょうか?

2011/08/02

#189  ロンドンオリンピック(2012)に向けて (5)

五輪代表選手選考とJSAA

「日本スポーツ仲裁機構(Japan Sports Arbitration Agency:JSAA)」のウェブサイトを確認したところ、オリンピック代表選手選考に絡む2つの事件の仲裁判例が掲載されてありました。

①2004年アテネオリンピック「障害馬術」代表選考
 X選手が、日本馬術連盟アテネオリンピック派遣人馬選考委員会の決定を不服として、決定内容の取り消し、自身の選出等を求めてJSAAに仲裁を申し立てたものであるが、JSAAによって棄却の判断が下される。ただし、連盟側にもオリンピック代表選手選考についての意識について問題がったとして、申立料金5万円と仲裁費用50万円は連盟の負担とされた。(2004/7/14)

②2008年北京オリンピックアジア地区最終予選会「女子カヤック」出場選手選考 
 X選手が、日本カヌー連盟の決定したカヌーフラットウォーターレーシング北京オリンピックアジア地区最終予選会「女子カヤック4」への出場選手の取り消し、自身の選出等を求めてJSAAに仲裁を申し立てたものであるが、JSAAによって棄却の判断が下される。なお、連盟に対して、選手選考等にあたっては選手への配慮、選考方法等の周知等に努めることが求められた。(2008/5/8)

JSAAのウェブサイトの仲裁判例集が増えないことを願います……

2011/08/01

#188  ロンドンオリンピック(2012)に向けて (4)

Virtual Medal Table for London 2012

最近、ニュースでも取り上げられていたのでご存知の方も多いと思います。

“仮想・ロンドン五輪国別メダルランキング表”とでも訳しましょうか……でも、長ったらしいので、SMJブログ内では“仮想ランキング表(or VMT)”としておきます。

この仮想ランキング表は、もし今日にでもロンドンオリンピックが開催された場合の競技成績予測に基づく国別のメダル獲得状況及び順位を示したもので、毎月更新されます。オランダに本社がある「インフォストラーダ・スポーツ社(Infostrada Sports)」のスポーツメディア事業のうちの一つです。現在、VMTは「USA Today」「The Times (UK)」「The Australian」 というそれぞれの国の主要新聞紙(オンライン含)上で公開(毎月更新)されているようです。

同社は、各スポーツの様々な国際競技大会等の競技成績をデータベース化し、その膨大な情報を統計処理、分析等してVMTを作成していますので、それなりの根拠はあります。

USA Today の「Medal tracker updated July 26, 2011.」を見ると、7月時点での、日本のメダル獲得状況(予測)は以下の通りになっていました。

日本 第8位 (金14 銀9 銅10 計33) ※前月も第8位

今後、どのように推移していくか……

2011/07/31

#187  ロンドンオリンピック(2012)に向けて (3)

日本のロンドン五輪・目標

当然、メダルの獲得状況がその指標とされています。…(その是非はさておき)…

「スポーツ振興基本計画」(2006年改定)では、オリンピックにおけるメダル獲得率が、夏季と冬季合わせて3.5パーセントとなることを目標としていました。このメダル獲得率とは、直近に開催された夏季及び冬季オリンピック競技大会におけるメダル獲得数の合計を、それらのオリンピック競技大会における総メダル数の合計で除したものです。金・銀・銅のメダル数の合計が「実施種目数×3」ではないこともありますが、計算上それほど大きな問題ではないので、以下では「総メダル数=実施種目数×3」で「メダル獲得率」を算出しました。

 3.43 ソルトレークシティー(2002)~ アテネ(2004)
 3.29 アテネ(2004)~ トリノ(2006)
 2.25 トリノ(2006)~ 北京(2008)
 2.58 北京(2008)~ バンクーバー(2010)

なお、現在、その位置づけがとても曖昧ですが、「スポーツ立国戦略」(2010年8月)において、新たな目標が設定されています。以下、引用します。

「今後の夏季・冬季オリンピック競技大会について、それぞれ過去最多(夏季37(アテネ)、冬季10(長野))を超えるメダル数の獲得を目指す。また、オリンピック競技大会及び各世界選手権大会において、過去最多(オリンピック競技大会では、夏季52(北京)、冬季25(ソルトレークシティー))を超える入賞者数を目指す。さらに、将来を見据えた中・長期的な強化・育成戦略を推進する観点から、各ジュニア選手権大会のメダル獲得数の大幅増を目指す。」

…大した違いはありません。分かり易くしただけなのでしょう。

2011/07/30

#186  ロンドンオリンピック(2012)に向けて (2)

五輪テーマソングの力

NHKの北京オリンピック(2008)テーマソングを覚えていますでしょうか?
もし、即答できた方がいらっしゃったら、かなりの“オリンピック通”です! 

  一番きれいな色ってなんだろう?
  一番ひかってるものってなんだろう? 

当時、どれだけ多くの人がこの歌詞から始まるMr. Childrenの「GIFT」を耳にしたことでしょうか……おそらく、練習中や試合前などに、この歌を聴くオリンピック日本代表選手も多かったと思います。

この歌に影響されたせいか、同大会において、メダル獲得後の日本選手のコメントに、「金メダルは獲れなかったが、このメダルの色は私にとって金色です。」というものが目立ちました。1番にはなれなかったが、ベストを尽くした結果が銀メダルや銅メダルであったので、自分にとっては納得のいく結果であり、喜んでそれを受け入れたいということだったのでしょう。

晴れやかな表情でそうコメントする選手たちを見ていると、オリンピックに向けて、やるべきことは全て妥協せずにやり尽くした壮絶な準備プロセスがあったことが感じ取れます。

一方、悲願のオリンピック金メダルを獲得した女子ソフトボール日本チームのエース上野選手は、「金メダルを獲りたい気持ちは、私が一番強かった。」とコメントしていました。これは、オリンピックに向けての練習時のみならず、大会中も「絶対金メダルを獲ってやる」という強い気持ちをモチベーションにして連戦連投していたということなのでしょう。もしもアメリカとの決勝戦に負けていた場合、上野選手からは「私にとっては金色です。」とのコメントは絶対聞かれなかったでしょう。まさに、上野選手にとっての一番きれいな色は、金色だったのです。

五輪選手を鼓舞しつつも、平常心を保たせてあげられる、とても素晴らしい歌だったと言えるのではないでしょうか。

ロンドンでも、このようなメッセージ性の強い影響力のある五輪テーマソングを期待しています!

※「TSUテニス部年報(№4)“‘08リーグ戦を前にして思うこと”」を修正・転載

2011/07/29

#185  ロンドンオリンピック(2012)に向けて (1)

ロンドンオリンピック(2012)が、2012年7月27日~8月12日までの17日間の日程(現地時間)で開催されます。……ちょうど1年前になります。……今度は、どんなオリンピックになるのでしょうか……

Terry は東京オリンピックの年に生まれましたが、オリンピックについての記憶の始まりは、1972年札幌オリンピックと同年のミュンヘンオリンピックでした。……当時の日本は、スキージャンプ、体操競技など“お家芸”があり、子供ながら「日本のスポーツは凄い!」と思わせてくれていました。

まさか、数十年後にスポーツ政策の研究、特に競技力向上政策関連を“研究第一テーマ”にしているとは……Terry 少年にとっては想像もつかなかったと思います。

オリンピックについては、書きたいこと、書けることが幾つかあります!……ということで、本シリーズを設けることにしました。

今回はどんな曲が流行るのだろう……北京(2008)は ○○○ だったなぁ……(つづく)

2011/07/28

#184 スポーツ法ニュース (第6号)

「スポーツ基本法」関連情報②

文部科学省のウェブサイトの「スポーツ基本法」関連情報がアップされていました!
 ※以下、追加されていた項目です。

 スポーツ基本法の施行期日を定める政令(平成23年政令第231号)(条文)
 スポーツ基本法施行政令(平成23年政令第232号)(条文)
 スポーツ基本法施行令新旧対照表
 主な検討経緯
 関連提言
 国会における審議経過
                       ※2011年7月28日現在

Memo  (by Terry)

『スポーツ基本法』関連
 ① 2011年8月24日から施行 
 ② 文部科学大臣 → 中央教育審議会へ諮問
     ・スポーツ振興基本計画策定等について
     ・スポーツ団体への補助金交付ついて

素朴な疑問ですが……「基本法」に基づき「政令」が制定され、「政令」で定められた「施行期日」に「基本法」の効力が生じる、また、「政令」は「基本法」の施行の日から施行される……「基本法」はニワトリ or タマゴ ? ……法律はややこしい!

2011/07/27

#183 カナダ・スポーツ政策ウォッチ (5)

カナダ下院に“スポーツ関連法案”が提出(6/22)されました!

Bill C-252:
    An Act to amend the Income Tax Act (physical activity and amateur sport fees)
   ※1st Session, 41st Parliament, 60 Elizabeth II

ピーター・ストファー下院議員(ノバスコシア州サックビル-イースタンショア選挙区、新民主党)が議員立法(Private Member’s Bill)として提出した法案で、身体活動やアマチュアスポーツをするために支払った費用(年度総額)について所得税控除を認めるように「連邦所得税法(Income Tax Act)」を改正するというものです。……例えると、Terry と妻 Peach が某スポーツクラブに毎月支払っている会費(17,400円)の年間総額(約21万円)が所得税控除できるようにするための“所得税法改正法案”です。

調べたところ、ストファー氏は過去にも類似の法案を数回提出していますが、第二読会まで進んだのが最高で、いずれも廃案になっているようです。彼のライフワークなのでしょうか?

ただし、5月の総選挙前に、ハーパー首相が「成人フィットネス税額控除(Fitness Tax Credit for Adults)」の導入について発言していることもあり、多少、以前とは状況が異なってきています。

なお、カナダには「児童フィットネス税額控除(Children's Fitness Tax Credit)」があります。

2011/07/26

#182 カナダ・スポーツ政策ウォッチ (4)

Special Olympics Canada への補助金が増額される!

カナダ連邦政府は、スペシャルオリンピックス(知的発達障がいのある人たちのスポーツ)のナショナルプログラム(国内本部組織)である「スペシャルオリンピックス・カナダ(Special Olympics Canada:SOC)」への補助金(2011-2012年度)を80万カナダドル増額し、約300万カナダドル交付することを発表しました。(2011/6/17)

これは、2011年6月25日から7月4日までアテネで開催された「スペシャルオリンピックス夏季世界大会」への選手派遣費用を考慮したものです。なお、2010-2011年度のSOCに対する補助金は、約247万カナダドル交付されていました。

カナダでは、今年度、SOCに約2億4,900万円の補助金が交付されることになります。

※1カナダドル=83円で換算

2011/07/25

#181 カナダ・スポーツ政策ウォッチ (3)

今年も "Sports Day in Canada" が開催(9/17)されます!

「カナダ・スポーツデー(Sports Day in Canada)」は、カナダ全土を巻き込む“スポーツイベント”で、2010年から始まりました。日本の「体育の日イベント」に相当するものですが、それとは比較にならない程の“凄~い”イベントのようです。……日本の行政主導のイベントとは異なり、カナダ・スポーツデーは民間主導のイベントです。……関連する数多くのアイディアは、とても参考になります。……世界屈指の“スポーツデー”かもしれません!

「ParticipACTION」「True Sport」「CBC Sports」の主催で、各地域でのイベント等は中央競技団体やそれらのネットワーク(コーチ、選手等)等からなる組織、地域またはイベントごとの実行委員会によって企画・運営されます。

本シリーズで紹介できるような単純なイベントではありませんので、余力があればSMJブログ内でシリーズを設けたいと思います。関心のある方は、カナダ・スポーツデーのウェブサイトを直接ご覧ください。(http://sportsday.cbc.ca/home)

なお、関連企画として「Jersey Day - Friday, September 16」があり、また、主要テーマとして「The power of sport」が掲げられています。……おそらく、9月16日(金)はカナダ中の職場、学校等で運動着(ジャージー)姿の人々が見られることでしょう!

2011/07/24

#180 カナダ・スポーツ政策ウォッチ (2)

今年度の Athlete Assistance Program の交付総額が決定!

カナダには、連邦政府が民族遺産省スポーツ局(Sport Canada)を通じて、世界水準のカナダ人競技者に直接資金提供する「競技者援助プログラム(Athlete Assistance Program:AAP)」があります。

AAP とは、カナダ人アマチュアスポーツ競技者がそれぞれの学業上および職業上の目標達成を諦めることなく国際競技大会で優秀な成績が収められるように、連邦政府が競技者に対して補助金(grant)を交付するプログラムです。

シニアレベルの競技者には月額1,500カナダドル(年間18,000カナダドル)、育成レベルの競技者には月額900カナダドル(年間10,800カナダドル)が交付されます。日本円に換算すると、前者には月額124,500円、後者には月額74,700円が交付されます。

2011-2012会計年度の AAP の交付総額は2,670万カナダドル(22億1,610万円)で、1,800人超の競技者への補助金交付が予定されています。なお、障害(physical disabilities)の有無によって異なる基準はありません。

※資料:スポーツカナダ「News Releases / Statements (2011-07-14)」
※1カナダドル=83円で換算

2011/07/22

#179 カナダ・スポーツ政策ウォッチ (1)

新・スポーツ担当国務大臣(Minister of State (Sport))誕生!

文科省の報告書執筆が一段落していたり、TSU インターンシップ派遣関連業務にエネルギーを割かれていたため、かなり油断していました。……カナダ研究をされている方から怒られてしまいます!

気がついたら“カナダ下院総選挙”が終わっていました。2011年中にはあるだろうと報告書にも書いておきましたが、5月2日(月)に投開票が行われ、ハーパー・カナダ首相率いる保守党が過半数を獲得し、勝利していました。

そして、5月18日にカナダ連邦新内閣が発足し、新しいスポーツ担当国務大臣(Minister of State (Sport))が誕生しました。バル・ゴサル下院議員(The Honourable Bal Gosal)です。ゴサル氏は今回の下院総選挙でオンタリオ州ブラマリー–ゴール–モルトン(Bramalea–Gore–Malton)選挙区から初当選し、初入閣を果たしました。

カナダ・スポーツ政策上の影響については、前スポーツ担当国務大臣の私的諮問組織であったOwn the Podium の位置づけが、新大臣誕生によってどうなるかが気になるところです。……おそらく、引き継がれると思いますが……

2011/07/21

#178 スポーツ政策:独論 (5)

久しぶりに、独論を吐きます! ※独論とは#100で説明してあります!

将来、大学教員になりたいのなら…

ドクターを取ることですねぇ……と言いたいところですが、Terry はそう思いません!……でも、あるに越したことはないですねぇ……オイ、コラッ、どっちやねん!

7月18日・19日に妻 Peach と“北軽井沢”に行ってきました。オテンバ娘 Kaena は幼稚園のお泊まりで湯沢に、ワンパク坊主 Saint は実家に預かってもらい……久しぶりの夫婦水いらずでした。

北軽井沢は、大学時代はテニス部の合宿で、大学院時代~数年前までは恩師 Knob 先生の研究室の夏季研究合宿で汗を流した“思い出”の場所です。……この“汗”の意味、お分かりになりますでしょうか?……そう言えば、大学院2年目の時、学会事務局のお手伝い他のストレスで“十二指腸潰瘍”になったこともあったなぁ……

“研究”だけで飯を食える大学教員はほとんどいないと思います。教育(授業、学生指導)のみならず、各種委員会の仕事、学会の仕事、学会誌の編集、論文の査読、社会貢献活動などがあり、TSU のような大学では、定員確保に資するプラスアルファの取組もしなければなりません。

Terry の考える大学教員の資質として、若い時にどれだけ汗をかいた経験があるか、そして、大学教員になってどれだけ汗がかけるかを、第一に挙げたいと思います。……ドクターの有無は二の次です!……Terry が偉くなったら、そうします!……偉くならなかったら、どうしましょう……ただし、研究能力もないとダメですけど……

軽井沢のアウトレットで“OAKLEY(オークリー)”のサングラス(キズ有)他を買ってしまいました。……44,000円が16,537円でした!

Terry Bird です!
独論です。

2011/07/20

#177 スポーツ政策ニュース (第10号)

今年の学会大会にカナダ人研究者を招聘します!

Terry は英語が苦手です……が、研究のためには避けて通ることができず、日々目の前の英語上の課題を処理し続けています。……現在抱えている課題は、カナダ人研究者を下記学会に招聘するための“英文メール”のやりとりです。

★日本体育・スポーツ政策学会第21回大会
    ・日程:12月3日(土)  ・会場:TSU

ここ数年、学会大会の「基調講演(keynote address)」に外国から研究者・関係者を招聘することが恒例になっています。

 2008年 イギリス
 2009年 フランス
 2010年 韓国
 2011年 カナダ ※予定

詳細は、学会ウェブサイトで公表後、SMJブログでも紹介します。

当日の「午後プログラム(基調講演、シンポジウム)」は一般公開しますので、関心のある方は是非お越しください! ※資料代:500円(予定)

2011/07/19

#176 スポーツ政策ニュース (第9号)

『スポーツ政策調査研究報告書』はどこで入手できるか?


SSFから文科省に納品された“現物”は数百冊しかないので、よほどの関係者でない限り入手は困難だと思います。……執筆者としての恩恵を被り、Terry のもとには1冊贈っていただきました!……電話帳みたいですが……

では、どうすれば入手できるのかと言いますと、SSFからの情報では、1ヶ月後を目途に文科省とSSF双方のウェブサイトで何らかの形で公開されるとのことです。

この調査研究に一部参画した者が言うべきことではありませんが、“歴史的な報告書”だと思います。……ただし、報告書の作製はゴールでなく、これをどのように日本のスポーツ政策に反映していくかが、今後の課題であると言えます!

2011/07/18

#175 スポーツ政策ニュース (第8号)

スポーツ振興に関する特別委員会(第1回)の開催

SMJブログは文部科学省の広報の場ではありませんが……標記委員会が2011年7月25日(月)10時~12時に開催されるようです。

以下、スポーツ政策・行政に詳しい方には“釈迦に説法”になります。……(英文では Teach your grandmother to suck eggs. のようです!)

昔でしたら、文部大臣の諮問機関と言えば「保健体育審議会」(略して、「保体審」)でしたが、中央省庁等改革の一環として、他の審議会とともに「保体審」の機能は、2001年1月6日付けで「中央教育審議会」(略して、「中教審」)に整理・統合されました。……現在、「スポーツ・青少年分科会」が旧保体審の機能を果たしています。

同分科会には次のような部会、委員会等があります。(※文科省HPより)

 ● スポーツ振興投票特別委員会
 ● 食に関する指導体制部会
 ● スポーツ振興小委員会
 ● 学校健康・安全部会
 ● スポーツ振興に関する特別委員会
 ● 青少年教育特別委員会
 ● 青少年の体験活動の推進の在り方に関する部会

第1回会議(7/25) の議題です。

 委員長の選任等
 スポーツ基本法について
  スポーツ振興基本計画の達成状況と課題について

Terry Bird として“傍聴”にでも行ってみようかなぁ…

2011/07/17

#174 スポーツ政策ニュース (第7号)

祝 刊行! 『スポーツ政策調査研究報告書』


概要:
 書名 文部科学省委託調査 『スポーツ政策調査研究』 報告書 (平成23年7月)
 著作権者 文部科学省 スポーツ・青少年局
           スポーツ・青少年企画課スポーツ政策企画室
 発行元  公益財団法人 笹川スポーツ財団
 全583ページ
    Ⅰ 諸外国におけるスポーツ振興施策等に関する調査研究 pp.5-426.
       イギリス ・ ドイツ ・ フランス ・ イタリア        
       スウェーデン ・ デンマーク ・ アメリカ ・ カナダ
       オーストラリア ・ ニュージーランド ・ 韓国 ・ 中国 
    Ⅱ 国内におけるスポーツ振興施策等に関する調査研究 pp.427-563.
    Ⅲ 資料編 pp.565-583.

思い起こせば、本調査研究でカナダ現地調査(2011.1.23~1.30)に行かせていただいたことが、「Sport Matters JAPAN」スタートのきっかけでした。……もちろん Terry が、カナダ (pp.274-310.)を担当(執筆)してま~す!

2011/07/16

#173 カナダ・スポーツ政策に学ぶ (6)

ショットガン(shotgun)かライフル(rifle)か?~その5~

「カナダ・スポーツ政策に学ぶ」というシリーズの趣旨は、SMJブログ#168に書いてありますのでご確認ください!

 Terry は何を学んだか?

カナダ・スポーツ政策史研究上“1968-1972年”期の研究は意義深い。
ショットガン・アプローチとライフルアプローチはマーケティング・マネジメント用語である。
アメリカの経営学者フィリップ・コトラー(Philip Kotler)が、②の提唱者かもしれない。

そこで、

①については、なるべく早い段階で研究してみたいですが……今のところ、余力が……
②③については、何故かもう少し調べてみたいという欲求が湧いてきました!

…で、大枚をはたいてアマゾンで注文してしまいました!!!

★コトラー&ケラー『マーケティング・マネジメント(第12版)』
  (Pearson Education Japan for JP、2008年、8,925円) 

ついでに、『たまごっちiDL もりもり育成ブック 』も注文してしまいました…

2011/07/15

#172 カナダ・スポーツ政策に学ぶ (5)

ショットガン(shotgun)かライフル(rifle)か?~その4~

1968年~1972年の時期は、カナダのスポーツ政策において“変革の時代”として位置づけられています。……その後のカナダのスポーツ政策の在り方が方向づけられたとともに、関連する制度的枠組みの基礎が構築されました。……詳細は別の機会で紹介しますが、何となくイメージしていただけるように要点のみ書きます。

1. 審議会(NAC)の役割の変化
   → 準執行機関的位置づけから、本来の諮問機関に戻る。
   → 連邦政府(担当部局)がイニシアティブを発揮するようになる。

2. フィットネス・アマチュアスポーツの必要性の再定義と具体的方策の提言
 (a) 特別調査委員会報告
 (b) P.S.ロス報告
 (c) モンモランシー委員会
 (d) ジョン・ムンロ大臣による2つの政策声明

3. 独立組織等の創設
 「カナダコーチング協会」「スポーツ・パティシペーション・カナダ」
 「カナダスポーツ医学会」「ホッケーカナダ」
 「スポーツ・レクリエーション中央管理センター」

4. 特徴
 (a) 連邦政府のフィットネス・アマチュアスポーツ分野への関与の高まり
 (b) 全国的及び国際的に意義のあるプロジェクトの増大
 (c) レクリエーション及びフィットネスの強調
 (d) エリート競技者、学生競技者等の個人への支援の始まり
 (e) 担当部局の強化(2課の設置)
    「スポーツカナダ」
    「レクリエーションカナダ」

カナダにおいて、この4年間は“ライフル・アプローチ”の時期と特徴づけられました! 
……すなわち、フィットネス・アマチュアスポーツ分野における連邦政府の関与の在り方が明確化され、政策に対応した施策等をピンポイントで打ち出そうとされた時期だったのです。(つづく)

2011/07/13

#171 カナダ・スポーツ政策に学ぶ (4)

ショットガン(shotgun)かライフル(rifle)か?~その3~

「フィットネス・アマチュアスポーツ法」(以下、1961年法)の執行及び関連施策の実施過程を研究するための史料として、Terry はフィットネス・アマチュアスポーツ担当部局の Annual Report 他を収集しました。……SMJブログで度々紹介している Library and Archives Canada (国立図書館・公文書館)で、コピーしまくりました!

1961年法は“政治的な必要性の認識”のもと制定されたこともあり、当時、誰も同法に基づくフィットネス・アマチュアスポーツ関連プログラムの実施方針についての明白な考えを持ち合わせていなかったようです。……要するに、500万カナダドルを1961年法の趣旨を踏まえて効果的に活用する方針、考え方等がなかったと言えます。

そのため、1961年~1967年の期間、“全国フィットネス・アマチュアスポーツ諮問審議会(NAC)”“担当部局(Directorate)”は、政府内外からの求め(提案)に応じて、皆に気に入られるように補助金等を配分することになりました。……すなわち、求められるがままに、散弾銃的に関連プログラム等への資金提供がなされた期間であり、この期間は“ショットガン・アプローチ”と特徴づけられました。

以下は、この期間の関連プログラムです。……NAC と 担当部局の役割の違いはありますが、省略しま~す!

(a) 中央競技団体(NSO)等への補助金
(b) 連邦-州間費用分担協定
(c) 研究支援
(d) 奨学金
(e) 教育・啓蒙資料作製

2011/07/12

#170 カナダ・スポーツ政策に学ぶ (3)

ショットガン(shotgun)かライフル(rifle)か?~その2~

カナダにおいて1961年に制定された「フィットネス・アマチュアスポーツ法(The Fitness and Amateur Sport Act)」はどのような法律だったかと言いますと……

正式名称
 フィットネス及びアマチュアスポーツを奨励する法律
 (An Act to encourage fitness and amateur sport)

内容
 第1条(略称)、第2条(解釈)、第3条・第4条(目的・権限)、第5条・第6条(連邦-州間費用分担協定)、第7条~第9条(全国フィットネス・アマチュアスポーツ諮問審議会)、第10条~第14条(雑則)

特徴
 同法第10条で、一会計年度中総額500万カナダドルを超えない金額がフィットネス・アマチュアスポーツ関連に支出できることが規定された!

目的
:カナダにおけるフィットネス(健康づくり)及びアマチュアスポーツを奨励、振興及び発展すること!
 ① アマチュアスポーツへの参加向上のための援助
 ② 指導者養成
 ③ 指導者・研究者養成のための奨学金・研究費の支給
 ④ フィットネス・アマチュアスポーツに関する調査・研究の企画・援助
 ⑤ 関連する全国・地方会議の企画
 ⑥ 表彰・顕彰
 ⑦ フィットネス・アマチュアスポーツ情報の提供
 ⑧ 関係団体との連携
 ⑨ 連邦政府内(省庁間)の活動調整
 ⑩ フィットネス・アマチュアスポーツ関連プロジェクトへの取組み
 ⑪ フィットネス・アマチュアスポーツ関連機関・団体等への補助金交付

……端的に(少々乱暴に)言ってしまうと、連邦政府からの資金提供を求めるスポーツ関係団体の働きかけにより成立した“スポーツ法”でした。……(つづく)

2011/07/11

#169 カナダ・スポーツ政策に学ぶ (2)

ショットガン(shotgun)かライフル(rifle)か?~その1~

目の前の課題を解決しようとする時、あなたはショットガン(shotgun)またはライフル(rifle)のどちらを用いるタイプでしょうか?

例えば、「あるイベントで150人を集める!」というノルマが提示された時、あなたはどういった手法でアプローチし、結果を出そうとするでしょうか?……手当たり次第に、あるいはピンポイントに?

カナダでは、1961年に「フィットネス・アマチュアスポーツ法」が制定されました。…同法の成立過程研究の中で明らかになった、同法成立の政治的・社会的・スポーツ的背景についてはSMJブログ#39~41で解説済みです。

そして、同法の執行及び同法に基づくプログラムの実施過程について調べている最中に、Terry は“ショットガン・アプローチ”“ライフル・アプローチ”という考え方に出会いました。

マーケティング・マネジメントの分野では、知っていて当たり前の“考え方”のようですが…
 (つづく)

2011/07/10

#168 カナダ・スポーツ政策に学ぶ (1)

Terry Bird という男 …… 多分、ポジティブ人間です。……この性格は“一長一短”なのですが……自身の経験を“知恵”や“発想”に転換する姿勢が旺盛だと、自己分析しています。

TSUの“健康・スポーツ心理学科”『ポジティブ心理学』という領域を柱の1つにしています。……ポジティブになりたい方は、どうぞTSUへ!

さて、SMJブログ“新シリーズ”です!

カナダのスポーツ政策研究を通じて、Terry は多くのことを学んでいます。……もちろん政策・施策そのものから学ぶことは多いのですが、埋もれるほどの資料を読み込んでいく過程で、研究上関係のない事柄について学ぶことも多々あります。新シリーズ「カナダ・スポーツ政策に学ぶ」では、主としてその後者について書かせていただきます。

第一弾は、以下のテーマで展開していきます。

 ショットガン(shotgun)かライフル(rifle)か?

お楽しみに!

2011/07/09

#167 大学教育・雑感 (13)

一昨日(7/7)、Coach K さんのマネジメントにより、TSU歓送迎会が某料亭!? で催されました。Terry は会計係を担当しました。……就任以来、全教(職)員に声掛けして催された“懇親会”は今回で3回目だと思います。

組織を良くするため、さらに組織のパフォーマンスを高めるためには、①チームワーク、②リーダーシップ、③フォロアーシップが重要な要素だと考えますが、それを機能的にするためには構成員間の強い凝集性が不可欠です。

今回のイベントが、そのようなことにつながっていけば…と期待します。

最近、さらに忙しくなってきました……首が回りません……でも、借金じゃないですよ!