2013/02/08

#630 海外調査報告書の書き方 (2)

現地調査(ヒアリング調査)時の心構え②

何のために海外調査に行くのか? …極論すると“報告書を書くために”です。…したがって、報告書のある程度の執筆イメージを抱きながら質問等をすることが必要となってきます。

 心構え② 重要な用語(原語)をどのように日本語訳すればよいかの確認をすべし

例えば、physical fitness の訳し方ですが、30年ぐらい前でしたら「身体適性」と訳している人が結構いました。…「体力」あるいは「体力づくり」です。(海外調査しなくても分かりますが…)

Terry Bird が実際に海外調査で確認したもので、印象に残っているものは Hosting Program の訳語についてです。…文科省調査(2011)の際、Sport Canada(民族遺産省スポーツ局)の担当者にSSFのMaxタマちゃんの通訳を介して「主催プログラム」と「開催プログラム」のどちらの訳語がより適しているか、しつこく(15分程)迫りました。…結局、前者にすることにしました。

また、Comprehensive school health (CSH) についても印象に残っています。…「包括的学校保健」と訳しますが、日本で関連資料を読んでも、その「包括的」の意味がどうしても分かりませんでした。そこで、昨年のオタワ大学訪問時に質問をぶつけたところ、想定はしていましたが、え~っ、そういう意味なの~と、膝を打たされました。

海外調査報告書の良し悪しは、重要な用語の訳し方を見れば分かると Terry Bird は考えています。(あ~怖っ!)

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