2011/09/30

#234 TSU講義ノート (5)

「SMJブログ#161」以来の“TSU講義ノート”です。厳密に言うと、講義ノートではありませんが…

何年もキャリア関連の授業を担当していると、専門外であったとしても“本質”が見えてきます。また、学生に影響を及ぼせる範囲、限界等も見えてきます。

明日からの「キャリアデザイン実習Ⅱ(後期演習)」を前にして、全面的にシラバスを見直しました。コンセプトは“さりげなくビルドアップ”です! 以下は、今回の授業で扱う項目です。

 インターンシップ報告会
 パーソナル・プロファイル・シート
 フィフティQAE
  ビルドアップ・プラン
  ステップアップワーク
 マンツーマン・エバリュエーション・ドリル
 ソルビングメソッド
 総合テスト
 特別講義

ほとんどオリジナルです。…この分野に転職しようとは思っていませんが…

2011/09/29

#233 大学教育・雑感 (16)

インターンシップ派遣 ゴール間近!~その3~

すでに後期授業がスタートしています。明日(30日)の1限からは「キャリアデザイン実習Ⅱ(選択、3単位)」という授業が始まります。……正確に言うと、夏季休業期間中のインターンシップ(2単位分)がありましたので、残りの1単位分の演習授業(全15回)ということになります。

あと2名の学生から報告書の提出があれば「TSUインターンシップ報告書2011」を冊子化します。現時点で47名の学生から合計すると約4万字の報告書が届いています。…編集作業が大変ですが…

気になるのは、「インターンシップに行ったから、後期の授業はもういいか」と言って、履修を取りやめる学生が数名出てきたことです。「オイ、オイ、これからが本番だよ」と思いましたが・・・。

後期の授業は「道場○○」として進めていく予定です!……何、それっ?

2011/09/27

#232 日本のスポーツ政策の良いところ (15)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その14~

SMJブログ#230の続きです。文科省のウェブサイトに示されていた平成22年度の“国際競技力向上関係予算(163億円)”の内訳を解明してやろうと思い、インターネット情報のみで資料収集しましたが、無理でした。諦めました。すいません! もちろん、関係者に聞けば簡単なことなのですが、これ以上の深入りは止めておきます。…必要な時はやりますが…

文部科学省の平成22年度「スポーツ振興費(8,891,333千円)」について2通り(★☆)の内訳が示されてありました。

★スポーツ振興費(8,891,333千円)
 1. 諸謝金 (17,512千円)
 2. 職員旅費 (7,864千円)
 3. 外国旅費 (13,183千円)
 4. 委員等旅費 (12,883千円)
 5. 庁費 (65,310千円)
 6. スポーツ振興事業委託費 (4,885,680千円)
 7. 地方スポーツ振興費補助金 (601,691千円)
 8. 政府開発援助民間スポーツ振興費等補助金 (5,906千円)
 9. 民間スポーツ振興費等補助金 (3,126,515千円)
10. 世界ドーピング防止機構拠出金 (154,789千円)

☆スポーツ振興費(8,891,333千円)
 ① 子どもの体力の向上に必要な経費 (1,195,181千円)
 ② 生涯スポーツ社会の実現に必要な経費 (565,562千円)
 ③ 国際競技力の向上に必要な経費 (7,130,590千円)

○その他
(a) スポーツ振興施設費 (1,634,918千円)
   ※ナショナルトレーニングセンターの施設整備
(b) 独立行政法人日本スポーツ振興センター一般勘定運営費交付金 (5,944,738千円)
(c) 独立行政法人日本スポーツ振興センター施設整備費補助金 (2,119,039千円)

③+(a)に、それらしき項目((b)+(c))を足してみると16,829,285千円(約168億円)になってしまいます。 5億円多い! 詳しい方、教えて下さい! Terry はここまでにしておきます。(つづく)

2011/09/24

#231 大学教育・雑感 (15)

インターンシップ派遣 ゴール間近!~その2~

5月初旬から始めた“インターンシップ派遣プロジェクト”も間もなくフィナーレを迎えることになります。授業の一環としてのインターンシップ希望者が69名、実際に参加したのが53名、報告書未提出者が5名です。全員から報告書が提出されたら「TSUインターンシップ報告書2011」として冊子化する予定です。

スポーツ政策研究者が何でキャリア教育なの?…と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、現代の大学教員の果たすべき役割の1つに“キャリア教育”が加わっているのです。

TSUの学生だけではないと思います。多くの若者(大学生)がもがいています。

研究と授業以外の仕事も大切です。

2011/09/22

#230 日本のスポーツ政策の良いところ (14)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その13~

 国際競技力向上関係予算についてです。

文部科学省ウェブサイトの情報では、平成22年度のスポーツ関連予算は過去最高の227億円で、その内の“国際競技力向上関係予算”163億円であると説明されていました。大雑把な説明ですので、実態がよく掴めません。……したがって、いつもの作業をするしかないようです。……パズルを解くようなものですが……

参考までに、「カナダ民族遺産省スポーツ局(Sport Canada)」の2010 年度予算は約172億円(2億500万カナダドル)でした。

もう少し、調べます!

2011/09/21

#229 大学教育・雑感 (14)

インターンシップ派遣 ゴール間近!~その1~

Terry Bird のもう一つの顔は“キャリア教育”のスペシャリスト!? です……と言っても、この分野は全くのド素人ですが……Terry お得意の貧乏くじを引いて、この関連授業を受け持っています。

ただし、何年もやっていると、学内では「キャリアデザイン=○○先生」になってしまいました。ホンネは早く足を洗いた~い!

特に今年度は、大変でした。授業の一環として“インターンシップ”に参加する学生(「キャリアデザイン実習Ⅱ」履修学生)が、例年の10名前後からイッキに69名にジャンプアップしたからです。……例年、事務局(キャリア支援担当)に派遣業務をお任せしていましたが、もともと授業としてのインターンシップでしたので、これを機に教員(Terry)が責任をもって派遣業務を担うことにしました。

そこで、5月初旬から“TSUインターンシップ派遣プロジェクト”に着手し、派遣業務を行ってきました。……色々苦労しましたが、周囲に助けられ、ゴール間近です!……現在、報告書を提出させています。今年の報告内容はとても充実しています。(つづく)

2011/09/19

#228 Bird's メモ (1)

昨日(18日)、浅草で久しぶりに悪友2人と再会しました。Kid さん Masa さんです。2人とは20数年前の教育実習(「保健体育科」)の際に知り合いました。体育の教員を目指し、某都立高校で1ヶ月間苦労を共にした同志であり、それ以来の悪友です。

Kid さんは約20年間高校教員をした後に転職を図り現在は大学の教員を、Masa さんは名古屋市で教員をしています。2人とも色々な経歴と実績をもつ“ツワモノ”です。……ですので、いつも勉強させてもらっています。

昨晩は色々な話をしましたが、“保健体育科の教員養成”について熱く語り合いました。以下、「Bird's メモ」です。

“大学で陸上競技の授業をするにはどの程度の施設・設備を準備すればいいですかねぇ”
“整地されたグラウンド(更地)で充分じゃないの、あと砂場と走路はいるねぇ”
“えっ、タータンのトラックはいらないの”
“1回目の授業はラインの引き方から教えないとねぇ”
“そんなの大学の授業で教わった記憶ないで~”
“でも、現場じゃ何もないグラウンドにライン引くことは良くあることやなぁ”
“昔、三平方の定理使ってテニスコートのラインの引き方を独自に考えたけどなぁ”
“ライン引き、集団行動は、体育教員の「いろは」の「い」やねぇ”

“勉強になるわ、メモしとこう!”

2011/09/18

#227 Happy Sports Day, Canada !

SMJブログで簡単にご紹介して来ましたように、9月17日は、カナダ・スポーツデー(Sports Day in Canada)でした。数時間前にCBCの関連番組の放送が終わったと思います。

現地の盛り上がりに少しでも触れよう(確認しよう)と思って、色々手を尽くしましたが、その実態を肌で感じることはできませんでした。

唯一、ライブ感覚を味わえたのは、オフィシャルサイト(http://sportsday.cbc.ca/)内の「Twitter #sportsday」コーナーが絶え間なく更新されていたのを眺めていた時です。

数日前、カナダの“スポーツイベント”は凄い!…と書きましたが、最先端のマルチメディア技術をうまく取り入れてイベントを盛り上げていこうとする工夫が、同サイトでも随所にありました。数十年前の施策を従前どおりに繰り返すのではなく、現代に即したイベントにイノベートしていく勇気も必要かなぁ……と感じたところです。

2011/09/17

#226 Happy National Jersey Day !

他国(カナダ)の“スポーツの日”をお祝いするのもなんですが……カナダ・スポーツデー(9月17日)の前日である9月16日(金)は「ジャージー・デー(National Jersey Day)」が設定されています。

現地(カナダ:東部)は、サマータイム時期(-13時間)なので、ちょうど16日の午後4時ぐらいです。……本当に、多くの人が職場、学校、地域で運動着(ジャージー)を着たのでしょうか?……どの程度、盛り上がっているのでしょうか?

Yahoo ! Canada  のニュースコーナーをチェックしましたが、関連情報を見つけることができませんでした。

日本の「体育の日」が諸外国から注目されるようになれば良いのですが…

2011/09/16

#225 日本のスポーツ政策の良いところ (13)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その12~

長旅が続きますが、いよいよ最後のテーマ「国際競技力の向上」になります。

著名なスポーツジャーナリストをはじめ元スポーツ選手、スポーツ団体関係者などが、よく「日本にはスポーツ政策がない!」、「日本のスポーツ政策は遅れている!」とかコメントされていますが、おそらく日本の国際競技力向上策について、その無策を指摘されているのだと思います。

敢えて言わせていただくと、日本にはスポーツ政策はありますし、Terry はその政策が決して遅れているとは思っていません。また、日本の国際競技力は決して低いとも思っていません。……現に8月のVMT(SMJブログ#219参照)では、日本は“ロンドン五輪総メダル獲得数ランキング”が8位となっています。

このテーマは Terry のメイン研究テーマですので、文科省の資料をもとにじっくり確認作業をしていきたいと思います。(つづく)

2011/09/15

#224 日本のスポーツ政策の良いところ (12)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その11~

現在の日本のスポーツ政策の2つ目の柱である「スポーツ環境の整備充実」に関わる施策について文科省のウェブサイト情報他で見てきましたが、特徴的(日本独特)なのは“総合型地域スポーツクラブ中心主義”と言えるのではないでしょうか。

文科省の「総合型地域スポーツクラブ育成モデル事業」(平成7年度~15年度)にはじまり、今日に至るまで、かなりの資金や労力が投下されてきたと思います。最近では、「地域再生」のみならず「新しい公共」や「好循環」も絡んできました。ある資料では「婚活」の二文字も見られます。……ある意味、現代社会の多くの問題を“総合型地域スポーツクラブ”で解決しようとしていると思われます。“行政主導による地域スポーツクラブ整備”という国家的プロジェクトなのでしょう。

日本は欧州諸国のスポーツクラブを理想として地域スポーツクラブの整備を図っていますが、日本の行政主導による(※人工的?!な)これらの一連の取組みが“成功”した場合、いわゆる“スポーツ後進国”が地域スポーツクラブの整備を図ろうとする際の“モデル”になるものと考えられます。

Terry は不勉強のため最近になって知りましたが、“総合型”とは「多種目」「多世代」「多志向」の3つの多様性を意味しているとのことです。(つづく)

2011/09/14

#223 日本体育・スポーツ政策学会第21回大会 (1)

実施要項が公表されました!

Terry が実行委員長を務めさせていただくことになった標記学会大会の実施要項です。多くの方々のご来場をお待ちいたしております!

 ★日本体育・スポーツ政策学会第21回大会のご案内

1.会 期: 平成23年12月3日(土)
2.会 場: 東京成徳大学八千代キャンパス
        〒276-0013 千葉県八千代市保品2014 TEL 047-488-7111(代表)
          (京成線「勝田台駅」/東葉高速線「東葉勝田台駅」下車A3出口から
           スクールバスで約10分)
3.主 催: 日本体育・スポーツ政策学会
4.日 程 :
        9:00~ 受付
        9:30~ 9:50 理事会
       10:00~11:00 一般研究発表
       11:00~11:45 総会
       11:45~13:00 昼食
       13:00~14:30 基調講演
            『カナダの連邦スポーツ政策の改定:問題と課題』
                    ジーン・ハーベイ(オタワ大学教授)
       14:45~17:30 シンポジウム
            『スポーツ政策とスポーツ報道』
              司会: 森川貞夫 (日本体育大学名誉教授)
                  左近允輝一 (帝京平成大学教授・元朝日新聞記者)
              シンポジスト:
                  落合博 (毎日新聞論説委員)
                  佐伯年詩雄 (筑波大学名誉教授)
                  佐野慎輔 (サンケイスポーツ代表)
       18:00~20:00 懇親会
                東京成徳大学食堂2F「カフェテリア」
5.参加申し込み:
          (1)締切期日 平成23年10月14日(金)
          (2)所定の申込書
          (3)参加費 会員 3,000円 会員以外 5,000円 懇親会 3,000円
             ※シンポジウム(一般公開)への参加者…500円(資料代)
6.お申込み・お問合せ先
       〒276-0013 千葉県八千代市保品2014 東京成徳大学(出雲輝彦)
            TEL:047-488-7103 FAX:047-488-7204
            E-mail:mrizumo@tsu.ac.jp

2011/09/13

#222 カナダ・スポーツデー(Sports Day in Canada) (1)

カナダ・スポーツデーの関連プログラムが始まっています!

SMJ#181でご紹介しましたが、カナダ・スポーツデー(Sports Day in Canada)9月17日(土)に開催されます。カナダ・スポーツデーは、カナダ全土を巻き込む“スポーツイベント”で、2010年から始まりました。日本の「体育の日イベント」に相当するものですが、それとは比較にならない程の“凄~い”イベントのようです。……日本の行政主導のイベントとは異なり、カナダ・スポーツデーは民間主導のイベントです。……関連する数多くのアイディアは、とても参考になります。……世界屈指の“スポーツデー”かもしれません!

「ParticipACTION」「True Sport」「CBC Sports」の主催で、各地域でのイベント等は中央競技団体やそれらのネットワーク(コーチ、選手等)等からなる組織、地域またはイベントごとの実行委員会によって企画・運営されます。(#181より転載)

現在、 「コミュニティ参加(Community Engagement)」週間(9/10~9/17)が始まっています。この1週間で、カナダ中の数千のスポーツ関係団体が地域レベルで“スポーツを祝う”イベントを開催することになっています。
 (※各地域イベントは http://sportsday.cbc.ca/home で確認できます!)

今後の予定としては、多くの学校、職場、地域等が9月16日(金)の「ジャージー・デー(Jersey Day)」に取組み、9月17日(土)にはカナダ・スポーツデー当日を迎えます。当日は、CBC Sports が終日“カナダ・スポーツデー関連番組”を放送するようです。

過大評価かもしれませんが、カナダの“スポーツイベント”は凄い!

ジャージー・デー用のトレーナー? 欲しい! by Terry 

2011/09/12

#221 日本のスポーツ政策の良いところ (11)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その10~

SMJブログでこのシリーズを書きはじめてから“アクセス数”が急落してしまいました。日本のスポーツ政策に対する興味・関心がないのか、SMJが飽きられてきたのか……。でも、Terry Bird は自分のために書き続けます!(ホンネは…)

さて、平成23年度新規事業「スポーツコミュニティの形成促進」(約5.7億円)についてです。文科省のウェブサイト資料をもとにして、同事業の把握に努めます。

● 目的・趣旨
 スポーツを普及・定着させ、スポーツを人々にとって身近なものとするためには、地域スポーツクラブ、学校、地方公共団体、スポーツ団体、企業などが組織の違いを超えて連携することにより、トップスポーツと地域スポーツの垣根をなくし、人材の「好循環」を生み出すことが必要である。
 併せて、「新しい公共」という観点においては、地域住民が行政に依存するのではなく、主体的に学校の体育活動も含めた地域のスポーツ環境の形成を図り、スポーツを通して地域の課題(子育て等)の解決に資する取組を促進することが必要である。また、小学校においては、学校の小規模化や教員の高齢化等により、体育の授業において児童に手本を見せるのが難しい場合があり、民間人の活用を含めた地域での教育支援体制の強化が必要である。
 このため、地域住民が主体的に運営するスポーツ活動の場である総合型地域スポーツクラブ(以下「総合型クラブ」)等の拠点となる総合型クラブ(拠点クラブ)に配置された以下の取組を行うスポーツ人材を活用し、スポーツを通じて新しい公共を担うコミュニティ(スポーツコミュニティ)の形成を促進する

● 内容
(1)スポーツコミュニティの形成促進
  トップアスリート等の活用による地域スポーツの支援
  プロジェクトリーダーによる巡回指導等の調整と地域の課題解決への取組の実践
 小学校体育活動コーディネーターの派遣による支援
(2)実施状況調査の実施等
 ・事業趣旨に沿った適切な事業の実施についての調査

……文科省は、同事業(H23年度)の委託先として、①②③または②③を実施する「総合型地域スポーツクラブ(拠点クラブ)」を19クラブ、②③を実施する「小学校体育活動支援実施クラブ」を16クラブ選定したようです。(つづく)

※引用資料
 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/07/__icsFiles/afieldfile/2011/07/29/1309056_4_1.pdf

2011/09/11

#220 スポーツ政策ニュース (第16号)

「Sport Policy for Japan 2011」~大学3年生によるスポーツ政策会議~

先日、笹川スポーツ財団(SSF) から標記イベント(SPJ 2011)のプレスリリースを送信していただきました。Team TSU も参加(研究発表)します。以下、SPJ 2011 の概要です。(※加筆転載)

● 日時 平成23年10月1日(土)13:00~17:30  10月2日(日)10:00~15:30
● 会場 早稲田大学 東伏見キャンパス79号館STEP22(205大教室他)
       東京都西東京市東伏見2-7-5 ※西武新宿線「東伏見駅」徒歩1分 
● 参加大学 11大学 19チーム 約100名
         神奈川大学、慶應義塾大学、産業能率大学、順天堂大学、
         尚美学園大学、多摩大学、東海大学、東京成徳大学、一橋大学、
         立教大学、早稲田大学(五十音順)
● 内容
      10月1日(1日目)
        1.基調講演 13:00~14:00
           友近聡朗氏(参議院議員民主党スポーツ議員連盟事務局長)
        2.政策提言発表 14:15~16:40
           ★会場A(201教室):3組目(15:30~16:00) Team TSU の発表
              「日本のスポーツ政策の課題-その本質を探る-」
      10月2日(2日目)
        1.政策提言発表 10:00~12:00
        2.パネルディスカッション「女性スポーツの課題」 13:00~15:00(予定)
            パネリスト 山口香氏(筑波大学大学院准教授)
                   成田真由美氏(パラリンピック競泳金メダリスト)
                   鯉川なつえ氏(順天堂大学准教授)
            コーディネーター 工藤保子氏(SSF)
        3.表彰式
● 審査員: 玉木正之氏(スポーツジャーナリスト)、大坪正則氏(帝京大学教授)、
        三谷哲夫氏(文部科学省スポーツ青少年局)、渡邉一利氏(SSF 常務理事)
● 観覧申込: FAXまたはホームページ(http://www.ssf.or.jp/spfj/index.html
         ※観覧申込書あり (申込締切9月27日(火)17:00必着)
● 観覧料: 無料
● 定員:   200名(定員になり次第募集終了)
● 問合先: Sport Policy for Japan 事務局(SSF内) 
          東京都港区虎ノ門 1-15-16 -5F
            TEL:03-3580-5854   FAX:03-3580-5968
            E-mail:spj@ssf.or.jp

2011/09/10

#219 仮想・ロンドン五輪国別メダルランキング (1)

日本の金メダル獲得数(予想)が“10個”にダウン!

「仮想・ロンドン五輪国別メダルランキング表(Virtual Medal Table for London 2012:VMT)」についての簡単な説明はSMJブログ#188をご参照ください。

USA Today の「Olympic Medal tracker」が9月7日付で更新されました。以下、最新の国別メダル獲得予想(総獲得数10傑)です。※順位・国名・(金, 銀, 銅:合計)・前月順位

 1. アメリカ    (40, 22, 27 :89) 1 →
 2. 中国      (32, 36, 21 :89) 2 →
 3. ロシア     (25, 24, 34 :83) 3 →
 4. イギリス    (15, 19, 24 :58) 4 →
 5. ドイツ      (16, 17, 20 :53) 5 →
 6. オーストラリア (11, 17, 14 :42) 7 ↑
 7. フランス    (12, 14, 11 :37) 6 ↓
 8. 日本      (10, 13, 9 :32) 8 → ※前月(14, 9, 10 :33)
 9. イタリア     (11, 8, 12 :31) 9 →
10. 韓国      (4, 7, 13 :24) 10 →

★ 日本の金メダル獲得者(予想)内訳:

「柔道(6)」
 Daiki Nishiyama(Men's 90kg) Takamasa Anai(Men's 100kg) Tomoko Fukumi(Women's 48kg) Misato Nakamura(Women's 52kg) Kaori Matsumoto(Women's 57kg) Yoshie Ueno(Women's 63kg)

「レスリング・フリースタイル(2)」
 Saori Yoshida(Women's 55kg) Kaori Icho(Women's 63kg)

「体操競技(1)」
 Kohei Uchimura(Men's Individual All-Around)

「射撃(1)」
 Tomoyuki Matsuda(Men's 50m Pistol)

今後、どのように推移していくか…来月が楽しみ!

2011/09/09

#218 スポーツ政策ニュース (第15号)

鈴木寛(すずきかん)文部科学副大臣退任の影響

この度の“野田政権誕生”に伴い、鈴木寛文部科学副大臣が退任されました。在任期間は平成21年9月18日~平成23年9月2日でした。新しい副大臣は奥村展三衆議院議員と森ゆうこ参議院議員のお二人です。なお、奥村副大臣と城井崇(きいたかし)大臣政務官がスポーツ担当のようです。

「スポーツ立国戦略」の策定(2010年)や「スポーツ基本法」の制定(2011年)という日本のスポーツにとって節目となる大切な時期に、鈴木前副大臣は数多くのスポーツ関係の学会(講演、シンポジウム)でご登壇されるなどして、スポーツ界の意見に耳を傾ける姿勢を大いに示してくれました。…スポーツ界がどの程度その期待に応えられたか、あるいは鈴木氏がどの程度スポーツ行政に影響力を及ぼしたかについては分かりませんが…

Terry にとっては、鈴木氏が「学会(研究者)の側から具体的な方策を示してくれたら行政(政策)は動く」と言われたことが強く印象に残っています。例えば、“日本のスポーツ関連税制のあり方”、“スポーツを通じた地域再生の方策”など、エビデンスに基づく具体案を行政側は求めているようです。

 鈴木氏の期待(挑発)に応えねば…

(民主党政権が続けば)いずれ再登場されると思いますが……2年間お疲れさまでした!

2011/09/08

#217 日本のスポーツ政策の良いところ (10)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その9~

Terry がユニークだと感じた「スポーツコミュニティの形成促進」事業についてです。……平成23年度からの新規事業です。

多くの方々にとっては“単なるスポーツ事業”かもしれませんが、色々調べていくと、現在の国(日本)の政治や政策における“大きな動き・流れ”と連動している場合もあるのです。同事業はそれに該当することが分かってきました。

以下は同事業を把握するための主な“キーワード”です。

 「新しい公共(New Public Commons)」  「『新しい公共』円卓会議」
 「元気な日本復活特別枠」  「元気な日本スポーツ立国プロジェクト」  など

色々、勉強になります。長旅は続きます…

2011/09/06

#216 スポーツ政策ニュース (第14号)

第8回JISSスポーツ科学会議について

本日、Terry は夏季休業期間中のオフィスアワー当番で大学の研究室に終日いました。大学の夏季休業期間中にオフィスアワーを設定している国はあるのかと、疑問に感じてしまいますが、職務命令!?ですので仕方ありません。……因みに、同僚・職員以外誰も訪ねてきませんでした。……確実に10日以上大学に来る教員は免除してほしいものです。

愚痴はさておき、そんな一日でしたが良い発見もありました。研究棟1Fの事務室に用事で行った際、大きなポスターが置いてありました。国立スポーツ科学センター(Japan Institute of Sports Sciences:JISS)「第8回JISSスポーツ科学会議」の案内ポスターでした。

 開催日 2011年10月20日(木)
 場所   国立スポーツ科学センター 
 時間   9:30 受付開始~10:00 開会~16:40 終了

Terry Bird が関心のあるプログラム

 特別講演(11:10~12:30)
   「カナダにおけるオリンピックに向けた活動」(ロジャー・ジャクソン)
    ※オウン・ザ・ポウディアム(OTP)初代CEO、カナダオリンピック協会(COC)元会長

JISSさん、ありがとうございます! お邪魔させていただきます!

2011/09/05

#215 日本のスポーツ政策の良いところ (9)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その8~

Terry がユニークだと感じた“スポーツ大会拠点づくり推進事業”についてです。……ただし、同事業への賛否は分かれているようです。

同事業の実施要綱(H.16.9.5 ※H.21.12.4改正)を確認したところ、正式名称が「スポーツ拠点づくり推進事業」ということが判明しました。その趣旨は以下の通りです。

「小・中・高校生が参加する各種スポーツの全国大会を継続的に開催しようとする市町村(東京都23特別区を含む。以下同じ。)及びスポーツ団体の取組みを支援することにより、全国各地に、青少年があこがれ、目標とするスポーツ毎の拠点を形成し、スポーツの振興と地域の再生を推進するものとする。」(要綱より)

Terry なりに要約すると、「全国各地に小・中・高校生が憧れ目標とする“甲子園的”なスポーツ大会を増やし、地域に根付かせようとする(地域再生にも資する)施策」ということになりますでしょうか。

総務省所管の“財団法人地域活性化センター”が総務省及び文部科学省との連携のもと同事業を“地域づくり助成等支援事業(スポーツによる地域振興助成事業費)”として実施しています。同センターが事務局を務める「スポーツ拠点づくり推進委員会」が年1回程度選考を行い、同センターにより「承認スポーツ大会」へ助成金が交付されます。平成17年度から選考・助成がスタートし、初年度は上限1,000万円、2年目以降は上限500万円が原則10年間助成されるようです。これまで計65大会が選定されています。平成23年度は募集されないようです。

助成金の主たる原資は「宝くじの収益(日本宝くじ協会助成金)」です。同助成金収入の平成22年度補正後予算額は2億4,200万円でしたが、平成23年度予算は約3,725万円と大幅に減っていました。参考までに、平成22年度は「スポーツによる地域振興助成事業費」として、約3億1,693万円が支出されていました。

平成16年5月の小泉元総理の指示を受けて始まった事業のようですが、その経緯の詳細については省略します。(つづく)

2011/09/04

#214 TSUテニス部指導記録 (7)

関東大学テニスリーグ(男子第7部第3戦)・結果

 TSU vs 自由学園大学

9月2日(金)、TSUコートでリーグ戦(第3戦)が行われました。第2戦の敗戦で“7部シード校入り”が困難になった事もあり、今後を見越してダブルスペアを3組とも変更し第3戦に臨みました。最悪でもダブルス2対1、シングルス3対3の計5対4で勝てると予想していましたが、予想以上に相手校のダブルスが上手く、ダブルスで負け越してしまい、残念ながら Team TSU は計4対5で負けてしまいました。その結果、電通大が3勝でブロック1位、その他の3大学が1勝2敗で並び、勝ち試合数11のTSUが2位ということになりました。不本意な結果でしたが、7部ベスト32という最低限の目標はクリアしました。まだまだ実力不足です。以下は結果です。

 ダブルス(1-2)
  No.1  ○ 6-2 6-3
  No.2  ● 3-6 3-6
  No.3  ● 2-6 4-6
 シングルス(3-3)
  No.1  ○ 3-6 6-3 6-4 
  No.2  ○ 6-0 6-1
  No.3  ● 2-6 2-6
  No.4  ● 6-2 6-7 3-6
  No.5  ○ 6-1 6-1
  No.6  ● 2-6 3-6

選手6人でフルに戦いましたので、みんな身体がボロボロのようです。しばらく“フリー”としました。お疲れ様でした!

2011/09/03

#213 日本のスポーツ政策の良いところ (8)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その7~

前回(#212)からの続きです。ここ数年、日本のスポーツ政策についてウォッチしていなかったこともあり、えっ、こんな施策あったの! …と驚かされることがあります。

“スポーツ環境の整備充実”に関する施策等の中では「スポーツ大会拠点づくり推進事業」「スポーツコミュニティの形成促進」事業がそれにあたり、“ユニークなスポーツ施策”として挙げられそうです。前者は平成17年度から実施されていた事業で、後者は平成23年度からの新規事業です。

まずは「スポーツ大会拠点づくり推進事業」について調べることにします。…キーワードは、「小泉元首相」「宝くじ」「甲子園的」「地域活性」「天下り?団体」等のようです。(つづく)

2011/09/02

#212 日本のスポーツ政策の良いところ (7)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その6~

文科省のウェブサイト情報をもとに「スポーツ環境の整備充実」に資する施策等を“ピックアップ”してみました。(カナダほど気合が入っていませんが…)

 ●総合型地域スポーツクラブの育成、活用等
  「総合型地域スポーツクラブに係る認定NPO法人制度の認定要件の緩和」
  「総合型地域スポーツクラブ育成状況調査」
  「地域スポーツ指導者育成推進事業」
  「今後の総合型地域スポーツクラブ振興の在り方について~7つの提言~」の公表
    ※平成21年8月12日、総合型地域スポーツクラブに関する有識者会議
  「スポーツコミュニティの形成促進」事業 
    ※平成23年度新規
 ●「スポーツ大会拠点づくり推進事業」
    ※文部科学省・総務省の共同実施、合計65大会を選定
 ●「生涯スポーツ・体力つくり全国会議」
    ※平成23年度(平成24年2月10日、秋田県)
 ●「全国スポーツ・レクリエーション祭」
    ※平成23年度(平成23年11月5日~8日、栃木県)
 ●「スポーツ実施率」の公表
    ※内閣府「体力・スポーツに関する世論調査」に基づく推計
 ●「プールの安全標準指針」の策定
    ※平成19年3月、文部科学省・国土交通省

もちろん、上記だけではありません。「地方スポーツ振興費補助金(体育・スポーツ振興事業)」他も詳細に見ないといけないのですが、省略します。(つづく)