2012/01/31

#325 インフルエンザについて

ここ数年“インフルエンザの予防接種”を家族全員で受けていますが、シーズンが過ぎると「受けなくても平気だったかなぁ」と思ってしまうこともありました。

…ところが、今年のインフルエンザの猛威によって、そのような安易な考えは吹き飛ばされてしまいました。…5才の娘(Kaena)と3才の息子(Saint)の二人が、予防接種を2回していたにもかかわらず、時間差でインフルエンザにかかってしまったのです!

幸いにも予防接種していたこともあってか、重症化は避けられているようです。…また、Terry と妻(Peach)も今のところ防衛できているようです。

今年もシーズン前には迷わず予防接種をすることにします。

皆さん、お気をつけください!

2012/01/29

#324 SMJブログ予告編 (1)

予告編です!

「スポーツ振興基本計画」(2000年9月策定)では、以下の3つの政策課題が設定されていました。

 スポーツの振興を通じた子どもの体力の向上方策
 地域におけるスポーツ環境の整備充実方策
  我が国の国際競技力の総合的な向上方策

そして、②の政策目標として「生涯スポーツ社会の実現のため、できるかぎり早期に、成人の週1回以上のスポーツ実施率が50パーセントとなることを目指す」ことが掲げられていました。…要するに、国民(20歳以上)の2人に1人(50%)が週1回以上の頻度でスポーツを実施するようになることを目指すというものでした。…最新の統計では45.3%の実施率となっています。

なお、間もなく策定予定の「スポーツ基本計画」では、これが3人に2人(65%程度)に設定されようとしています。

皆さん、この目標値について何かお考えになったことはありますでしょうか?…Terry にとってはSMJブログで調理してみたくなる魅力のある食材に見えて仕方ありません!

2012/01/28

#323 大学教育・雑感 (20)

学生は何を求めているのか?

今日(1/28)で、TSUの後期授業が終わります。…Terry は、主として以下の2つのポイントを意識して後期授業を展開しました。

 (1)授業を自らも楽しむ
 (2)さりげなく学生を鍛える

理由や意図は省略しますが、後期の取組みの手応えを検証して、来年度に臨みたいと考えています。

最近、学生の発言、コメント等に以下のようなものがありました。

 こむずかしい!
 大学の授業って就活に意味があるのですか?
  一般常識の問題も扱って欲しかった!
 ・ 退学します!

2012/01/26

#322 世界経済フォーラム(WEF)のGCIについて

世界経済フォーラム(World Economic Forum:WEF)の年次総会(ダボス会議)が1月25日~29日の日程でスイスで開催されています。…スキー場があり、ラグビーやテニス合宿のメッカとして有名な菅平高原が“日本のダボス”と言われていますが…

Terry Bird が毎年チェックしているのが、WEFの「The Global Competitiveness Report」の「世界競争力指標(The Global Competitiveness Index:GCI)」です。WEFのウェブサイトから“2011-2012版”の報告書がダウンロードできます。…同版の「GCI 2011-2012」では、12部門111項目で142の国・地域のいわゆる“国力(の諸要素)”を評価し、世界競争力としてランク付けがなされています。以下は、総合ランク上位10傑です。
 主として経済的側面から見た国力ですので…

 1位:スイス、2位:シンガポール、3位:スウェーデン
 4位:フィンランド、5位:アメリカ、6位:ドイツ、7位:オランダ
 8位:デンマーク、9位:日本、10位:イギリス …

日本は前回(2010-2011)より3つ順位が下がっています。

何故チェックしているかは、お楽しみに!

2012/01/25

#321 スポーツ政策クイズ (1)

文部科学省はどうして MEXT なのか?

ちょうど1年前、Terry はカナダ現地調査に行っていました。…懐かしい!

当時、SSFからは、ヒアリング先に文科省とSSFの“紹介パンフレット(英文)”を手渡すように依頼されていました。…その時からずっと疑問に思っていたのですが、同省の英名略称は「MEXT」のようです。…どうして?

厚生労働省(Ministry of Health, Labour and Welfare)は「MHLW」経済産業省(Minister of Economy, Trade and Industry)は「METI」総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications)は「MIC」国土交通省(Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism)は「MLIT」です。

では、文部科学省(Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology)は、どうして「MEXT」なのでしょうか?

どうでもよいことなのですが、少し前にハタと気がつきました!

2012/01/24

#320 スポーツ政策ニュース (第18号)

「スポーツ基本計画について」中間報告(案)

現在、「スポーツ基本計画」(平成24年度~)の策定作業が進められていますが、その議論の場は「中央教育審議会」→「スポーツ・青少年分科会」→「スポーツの推進に関する特別委員会」となっています。我が日本体育・スポーツ政策学会の Katsu 先生も委員として名を連ねておられます。

第10回会議(2011.12.22)から「スポーツ基本計画について」中間報告(案)が資料として配布されていたようです。その後、第11回会議(2012.1.11)においても配布されていましたが、最新バージョンは文科省のウェブサイトで閲覧できます。…1月27日には第12回会議が開催されるようですので、さらに最新のものが近々閲覧できることでしょう。

ザッと目を通しましたが、眠くなりました~

2012/01/23

#319 Road to Employment (3)

ポイントは“大学生活3年間”にあり!

RTEプロジェクト「ステップ①:個人面談」の流れは以下の通りです。

 ① 定職に就くことの意味・意義
 ② 現時点での活動状況
 ③ 学生の希望
 ④ ③に向けての取組み(準備)の度合い
 ⑤ 大学生活3年間の経験

Terry は学生と問答(対話)しながら、学生の希望(③)を踏まえ、彼・彼女が働いている場面を想像します。…どのような仕事が似合うのか?…過去に出会った同じような雰囲気の人がどのような仕事に就いていたか?

そして、ある程度イメージできた場合は、大学生活3年間(⑤)の経験を活かしつつ、その職に辿り着くまでの“ストーリー”を考えます。すなわち「就職デザイン」を学生とともに構築します。

デザインやシナリオのないまま活動を続けても、決してうまくいかないでしょう。…ただし、⑤が乏しい場合は、ストーリーが中々思い浮かびません。…大学生活をどのように過ごしてきたかは非常に大切です。

 後悔さきにたたず!…です。

2012/01/22

#318 Road to Employment (2)

やはり君たちもか~

“50~60の会社説明会に行ったけど、1つも内定をもらえなかった!”というコメントをよくニュース(TV、新聞等)で見聞きしていましたが、やはりTSUにも“就職サイトに50~60社ほどネットエントリーしました!”という学生がいました。…TSUに限らず、全国の多くの大学3年生が自身の就職活動において、そのようなスタートを切っていると思われます。

学生には、ズバッと言いませんが、…(何故なら、それが就職活動だと思い込んでいて、いわゆる就活(シュウカツ)に参加している意識・やる気を削ぐことになりかねないからです。)…「そんな就職活動では半年後1つも内定もらえないですよ!」と声を大にして忠告したいです。

Terry は“就活(シュウカツ)”という言葉は絶対使いません。嫌いです!…十数年前から使われるようになってきた略語だと思いますが、就職活動を“イベント化”“マニュアル化”させたり、あるいは関連産業に踊らされたりする原因の1つになっていると見なしているからです。

個人面談(学生との問答)を通じて、個々の学生にあった就職活動の在り方、方向性などを見いだしているところです。

2012/01/21

#317 Road to Employment (1)

新シリーズ“RTE プロジェクト”の始まりです!

Terry の所属するTSU健康・スポーツ心理学科1期生の就職活動が本格化しています。…と言っても、当事者たちはのんびりしていますが…

他人の人生に影響を及ぼせるとは思っていません。…そもそも Terry Bird は“運命論者”ですので…。ただし、出会いも“運命”だとすると、学生のためにできるだけのことをするのは“必然”ではないかと考えます。…傍から見ると少々やり過ぎのようですが…

現在、Road to Employment (RTE プロジェクト)「ステップ①:個人面談」を始めています。…色々なことが分かってきました。…Terry なりのゴールのイメージに向けて、できることをやっていきます。

SMJブログで、その軌跡(奇跡!?)を記していきます!

2012/01/20

#316 スポーツ政策キーパーソン (3)

デニス・コデール(Denis Coderre)下院議員について~その2~

コデール氏のカナダ連邦政府・議会におけるスポーツ関連の役職は以下の通りでした。

1997年9月22日~1999年9月18日
 カナダ民族遺産に関する下院常任委員会・スポーツ調査小委員会:委員(副委員長)

1999年8月3日~2002年1月14日
 アマチュアスポーツ担当政務官(Secretary of State (Amateur Sport))

この期間に、コデール氏が「カナダにおけるスポーツ紛争処理制度の確立」「連邦スポーツ政策(2002-2012年)の策定」「身体活動・スポーツ法(2003年)の制定」に向けて強力なリーダーシップを発揮し、多大な貢献をしたことは間違いない事実です。

カナダ現地調査(2011)の際に、関係者に「コデール氏は何故このような行動をとったのか?」と質問したところ、「彼は“スポーツ”を通じて政治家としての地位を確立したかったのだろう。」という答えが返ってきました。

動機が何であれ、政治家がイニシアティブをとって制度、政策、法などを作り上げているところは素晴らしいと思います。

2012/01/19

#315 スポーツ政策キーパーソン (2)

デニス・コデール(Denis Coderre)下院議員について~その1~

カナダのスポーツ政策に関する研究をしていて、とても助かっていることがあります。…それは、インターネットを通じて比較的容易に“知りたい情報”が入手できることです。…よく整理されていて、非常に分かりやすいです。

コデール氏は1997年6月2日にケベック州・ブーラサ選挙区から初当選したカナダ連邦議会下院議員で、自由党に所属しています。昨年(2011年)5月に行われた総選挙でも当選を果たし、6回連続の当選となりました。…自由党は2006年の総選挙で野党に転落し、現在は野党第二党のポジションです。

コデール氏は初当選直後の1997年11月に「カナダ民族遺産に関する下院常任委員会・スポーツ調査小委員会(※委員長:D・ミルズ)」の副委員長を務め、1998年12月の通称『ミルズ報告』作成にあたり尽力しました。…ミルズ報告についてはSMJブログでいずれ紹介しますが、これを契機にコデール氏はカナダのスポーツ政策上重要な役割を果たすことになります。

“マンガっぽい”雰囲気のオジサンですが、Terry Bird より1歳上でした。…次回カナダに行った際にはインタビューしてみたいです。…プロフィールの職業欄には「生命保険ブローカー」「ラジオ・アナウンサー」と書いてありました。

2012/01/17

#314 スポーツ政策キーパーソン (1)

日本の政治や政策について概観していると、キーパーソンは誰なのか? ということを考えてしまうことがよくあります。…先日、内閣改造が行われましたが、ある大臣については“素人大臣”とか“認識不足”とか、批判が集中しています。…日本が抱えている重要な案件を処理していく上でのキーパーソンは“政治家”か“官僚(の誰か)”か、それとも…

同様に、日本のスポーツ政策が大きく動こうとしている現在、その原動力や推進力となる、あるいは舵取り役となるキーパーソンが誰なのか? … 見えない! 分からない!… 一時、前文部科学副大臣がキーパーソンに見えましたが…

Terry が専門的に研究しているカナダでは、それが良く見えます。…特に、10年ほど前のカナダのスポーツ政策上のキーパーソンは“デニス・コデール(Denis Coderre)下院議員”であったと見ています。

「スポーツ基本計画について」中間報告(案)が文科省のHPで閲覧できますが、キーパーソンの情熱や骨折りが感じられるものであることを期待して目を通したいと思います。

2012/01/16

#313 大学教育・雑感 (19)

ネチケットについて

今時の大学生に何を教えるべきか?

…このような事を書くようになったら、Terry Bird も歳をとったということでしょうか…いずれサングラスを外して素顔をさらしますが…

最近、携帯電話に迷惑メールが来るようになりました。原因は、「迷惑メールが来るので、アドレス変えましたぁ」と学生からCCで送られてくるメールだと思っています。…せっかく新しいアドレスに変更しても意味がなくなるだけではなく、受け取った側に迷惑をかけることになりますよ~…と言いたくなります。BCCにして下さ~い!

TSUではカリキュラムの改善について検討が行われているところですが、“ネチケット”を教えることも必要になってきたのではないかと考えてしまいます。加えて、インターネット情報の中からウソ、誤り、やらせ等を見抜く力を養うことも必要かも…

とりあえず、Terry 独自の策を講じているところです。

2012/01/14

#312 SMJブログの新企画について

大学の後期授業も終盤を迎え、いよいよ大学教員(研究者)にとって待ちに待った長期休業期間がやってきます。…よく、「学校の先生は休みがたくさんあっていいですねぇ」と言われることがありますが、そんな事はありません。…研究時間の確保がままならないぐらい忙しいです。…でも、会社勤めの方に比べると自由度はかなりありますので、あまり“贅沢 or 文句”は言えませんが…

現在、SMJブログのシリーズ新企画についてあれこれ考えています。…Sport Matters JAPANの計画に則したシリーズとは別に、Terry Bird の勉強のためのシリーズもあります。その他、思いつきのシリーズもあります。

今のところ「スポーツ政策指標」について、幅広く調べたり、考察したりしてみようかなぁ…と考えています。

…何か、ご要望がございましたら…

2012/01/13

#311 数字と記憶

SMJブログ#311です!

「311」を見た瞬間、東日本大震災(3・11)のことを思い出しました。…決して忘れていた訳ではありませんが…

また、前の車のナンバーが「911」であったり、知り合いが9月11日生まれだと知ると、その瞬間、アメリカ同時多発テロ事件(9・11)のことを思い出します。

…どちらも間接的ではありますが、3.11は移動中の車の中で、9.11は飲食店のテレビ放送(中継映像)の中で“ライブ”で遭遇しました。…これらの数字を見た瞬間、あの時、あの場所の自分が鮮明に思い出されます。…そして、色々なことを考えさせられます。

「226」を見つけた時、歴史的出来事としての「二・二六事件」も頭に浮かびますが、娘 Kaena のバースデーという明るい記憶の方がより強く呼び覚まされます。…数字を見て、明るい気分になれるような出来事が増えることを祈ります!

2012/01/12

#310 SPI2のソルビングメソッド (5)

SMJブログ#308からの続きです…

学生にSPI2(速さの問題)のソルビングメソッド(解法)をレクチャーした後、練習問題を解かせているときに“落とし穴”を発見しました。…分かってはいましたが…学生の“計算(算数)力の無さ”は想像以上のものでした。

公式を L = VT とした場合、V = L/T や T = L/V への変形がおぼつかない。
32 = 5T + 7T の一次方程式が解けない。
8/3時間を2時間40分に置き換えることができない。

また、学生から質問のあった問題では、L/3 + L/5 = 4 の一次方程式を解く必要がありましたが、これが解けない学生がかなりいました。…仮に解けたとしても、数種類の解き方を説明できる学生はほとんどいないように感じました。…TSUは特にこの傾向が強いと思いますが、計算(算数)力の乏しさは今日の多くの大学生に当てはまるのではないかと思います。

学生の将来を考えた時、SPI2(就職)目的だけではなく、計算力をつけてあげることも大学教育において必要になってきたのでしょう。…1~2年次にやるべきことが見えてきました!

2012/01/11

#309 SMJブログ開設記念日

2011年1月11日(火)に本ブログ「Sport Matters JAPAN」を開設してから1年が過ぎました。…今日は「開設記念日」です!…ご愛読いただいている皆様、感謝申し上げます。

1年というのは短いようで、実は“長~い”ということを、#1~#308の積み重ねを振返ることにより実感します。…SMJブログでは、ある目標に向かいつつも、その時々に“考えていること”“思っていること”“言いたいこと”等を書いてきましたが、どの記事も一字一句たがわず再現することはほとんど不可能であるということを考えると、書くことの意味、そして、書き続けてきたことの意味は非常に大きいと思います。…書かなければ“無”のままでした。

今後も、よろしくお願いします!

…では、本業(研究)の方の執筆作業に戻ります。

2012/01/10

#308 SPI2のソルビングメソッド (4)

SMJブログ#307の練習問題の解法です!

問題文を読みながら以下のような図を描きますが、
   ポイントは“T時間後に出会う”とするところでしょう。
図から 32 = 5T + 7T という方程式を作って、それを解きます。

     32 = 12T → 12T = 32 → T = 32/12 → T = 8/3

すなわち、8/3時間後に2人は出会うことになります。

よって、正解は“2時間40分後”です!

Terry の基本パターンは、地点間を結んだ線の下側に「距離(L)」・上側に「時間(T)」を記し、最上部に「速度(V)」を記します。…描き方は人それぞれで良いと思いますが、基本パターンは固定しておいた方が良いでしょう。…ただし、図を描かない方が早く解ける場合もありますので、臨機応変に解き方を選択してください!

…と、これで“終了”となるはずだったのですが…(つづく)

2012/01/09

#307 SPI2のソルビングメソッド (3)

「S地点からT地点までの32kmを、 AさんはS地点から時速5kmでT地点に向かって、 BさんはT地点から時速7kmでS地点に向かって歩き始めました。AさんとBさんが出会うのは出発してから何時間何分後でしょうか。」

上記の問題について、“型”に当てはめて機械的に解いていけば、2分以内で答えを得ることができます。…もしその場で考えながら解いていくと5分ぐらいかかるでしょう。

日本の1月第2月曜日は「成人の日」(祝日)です。…気分転換に是非チャレンジしてみてください!

…ところで、このような問題を学力試験として課すような人事採用システムは、諸外国にはあるのでしょうか? いかにも日本的なもののように感じます。…でも、避けるわけにはいきませんので…

2012/01/08

#306 SPI2のソルビングメソッド (2)

SPI2(非言語系)の問題で得点を上げるためには…

可能な限り、出題されるジャンルごとの“ソルビングメソッド”を修得することです!…要するに、問題を解く上での“型”をもつことです。…自分なら“こうして解く”という手順、方法等を固めておくことです。…もちろん、そのような“型”を作ることができないジャンルもありますが、そのような問題は後回しにすれば良いのです。

昨今、多くの大学が、カリキュラム内外でSPI2等の就職試験対策プログラムを実施するようになってきました。…“非言語系”の場合についてですが…もし、その内容が「問題を解かせた後に、問題ごとの(一般的な)模範解答を説明する」だけのようなものでしたら要注意です!…おそらく実践場面ではほとんど役に立たないでしょう。…この点について、大学関係者はあまり気付いていないと思われます。…就職試験対策プログラムを導入すれば“学生の学力等が向上”して“就職率も上がる”と単純に思い込んでいるのでしょう。…盲点です…落とし穴です!

学生がいくら模範解答を理解したとしても、それはその問題の“解き方”を理解したに過ぎません。練習問題を通じて“解く型”を理解することを反復しなければ決して“型”は身につかず、良いパフォーマンスにも結びつかないのです。

学生の様子を見ていると、まるでテニス初心者がサーブを打っているようです。

2012/01/07

#305 SPI2のソルビングメソッド (1)

Terry Bird は数学の専門家ではありませんが…“昔とった~”で…数年前から担当している「キャリアデザインⅡ」という授業の中で「SPI2のソルビングメソッド(解法)」を解説しています。…SPI2レベルの数学(算数)問題であれば“スポーツ的訓練法”で勉強を進めていくことにより、確実に点数を稼ぐことができるようになると確信しています。

 因みに…恥ずかしながら…我が大学の現状ですが……やはり、言えな~い!

授業では、模擬試験(30問:40分)を10分延長して実施し、その結果を踏まえ、比較的容易に解けるにもかかわらず正答率の低かった3つのジャンル(「場合の数」「確率」「速さ」)について2回の授業を使って“Terry Bird の解法”をTSU学生向けにアレンジして伝授しました。

昨日のテーマは「速さの問題」でした。以下は3つのポイントです。

 公式を覚えましょう!
 単位をそろえましょう!
 図を描きましょう!

公式は「L=VT」として暗記させました。…それでも「み・は・じ」や「き・は・じ」で解こうとしている学生がいました…是非、おやめください…応用が利きません!

SPI2(非言語系)はスポーツだ!…という少々強引な持論との繋がりで、SMJブログにおいて、そのソルビングメソッドについて取り上げていくことにします。

2012/01/05

#304 仮想・ロンドン五輪国別メダルランキング (6)

日本人選手・チームのロンドン五輪“銅メダル”獲得予想

昨日のSMJブログで2012年ロンドン五輪の日本人選手・チームのメダル獲得予想“金・銀メダル”について掲載しましたので、ついでに“銅メダル”も掲載することにしました。情報源はUSA Today の「Olympic Medal Tracker」(1月3日付)です。

「水泳(2)」
 Ryosuke Irie(100m Backstroke) Kosuke Kitajima(100m Breaststroke) 
「柔道(3)」
 Masashi Ebinuma(Men's 66kg) Riki Nakaya(Men's 73kg) Yoriko Kunihara(Women's 70kg)
「トランポリン(1)」
 Masaki Ito(Men's Individual)
「卓球(1)」
 Japan(Women's Team)
「レスリング・フリースタイル(3)」
 Hitomi Sakamoto(Women's 48kg) Tatsuhiro Yonemitsu(Men's 66kg) Kyoko Hamaguchi(Women's 72kg)
「陸上競技(1)」
 Koji Murofushi(Hammer Throw)

…腕が疲れましたぁ!

2012/01/04

#303 仮想・ロンドン五輪国別メダルランキング (5)

金メダル獲得順位において“韓国”が22位から11位へ大躍進!

AdelaideNow の「VIRTUAL MEDAL PREDICTOR:VMP」の更新が1月3日付(日本時間)で確認されました。

前月と比較すると、金メダル獲得数でアメリカが首位をキープするとともに総メダル獲得数においても中国に肉薄してきたこと、韓国の金メダル獲得順位が22位から11位に上がってきたことなどがトピックスです。ロンドン五輪が近づくにつれて、実際の序列に近づいてくるところが面白いです。…なお、総メダル獲得順位は1位:中国、9位:日本、10位:韓国となっています。

以下、最新の国別メダル獲得予想(金メダル獲得数10傑+1)です。※順位・国名・(金, 銀, 銅:合計)・前月データ

 1. アメリカ      (41, 21,29 :91)  ※39, 20, 30 :89
 2. 中国       (36, 34, 23 :93)  ※37, 36, 20 :93
 3. ロシア      (20, 29, 29 :78)  ※21, 28, 29 :78
 4. ドイツ        (17, 18, 20 :55)  ※17, 17, 21 :55
 5. イギリス     (15, 22, 17 :54)  ※14, 23, 22 :59
 6. 日本       (12,  9, 11 :32)  ※12,  9, 11 :32
 7. オーストラリア (10, 15, 16 :41)  ※10, 16, 16 :42
 8. フランス     ( 9, 13, 12 :34) ↑ ※ 9, 15, 12 :36
 9. イタリア      ( 9, 11, 14 :34) ↓ ※10, 12, 14 :36 
10. ケニア       ( 9,  5,  6 :20)   ※ 9,  5,  6 :20
11. 韓国       ( 8,  3, 14 :25) ↑  ※ 4, 6, 15 :25

★ 日本の金メダル獲得者(予想)内訳:
「柔道(7)」
 Daiki Nishiyama(Men's 90kg) Takamasa Anai(Men's 100kg) Tomoko Fukumi(Women's 48kg) Misato Nakamura(Women's 52kg) Kaori Matsumoto(Women's 57kg) Yoshie Ueno(Women's 63kg) Akari Ogata(Women's 78kg)
「レスリング・フリースタイル(2)」
 Saori Yoshida(Women's 55kg) Kaori Icho(Women's 63kg)
「体操競技(2)」
 Kohei Uchimura(Men's Individual All-Around)(Men's Floor Exercise)
「射撃(1)」
 Tomoyuki Matsuda(Men's 50m Pistol)

★ 日本のメダル獲得者(予想)内訳:
「水泳(3)」
 Ryosuke Irie(200m Backstroke) Kosuke Kitajima(200m Breaststroke) Takeshi Matsuda(200m Butterfly)
「柔道(2)」
 Hiroaki Hiraoka(Men's 60kg) Megumi Tachimoto(Women's +78kg)
「体操競技(1)」
 Japan(Men's Team)
「射撃(1)」
 Tomoyuki Matsuda(Men's 10m Air Pistol)
「サッカー(1)」
 Japan(Women's Team)
「ボクシング(1)」
 Ryota Murata(Men's Middleweight)

「仮想・ロンドン五輪国別メダルランキング表(Virtual Medal Table for London 2012:VMT)」についての説明は http://sportmattersjapan.blogspot.com/2011/08/188-2012-4.html をご参照ください。

2012/01/03

#302 スポーツ政策研究日誌 (24)

カナダのある報告書を翻訳しています。…色々な発見があります。…自分が如何に無知であるかが分かります。…でも、楽しい!

“EXECUTIVE SUMMARY(エグゼクティブ・サマリー)”とは、何らかの事業計画を提案する際に作成する書類の冒頭に書く“要約”のことで、その良し悪しで、本文に目を通してもらえるか否かが決まる大切なパート(1~2頁)のようです。

それにしても、英文の報告書はフォーマットがある程度決まっているので読みやすい。…はずなのですが…2代目電子辞書をフル活用し、四苦八苦しています。

“WIN-WIN SOLUTION(ウィン・ウィン・ソリューション)”についても調べました。Terms of Reference(TOR)は色々な訳され方があるようですが、適訳は今から考えます。

2012/01/01

#301 Terry Bird の2012年

穏やかな気持ちで“新年(2012年)”を迎えたのは久しぶりのことです。…毎年、何か大きな仕事を抱え、慌ただしく年越しをしていました。大晦日は7時間ぐらい大掃除をしたぐらいで、夕方にはワッキー先輩(グルメK)から送っていただいたソバを調理し、家族(Peach , Kaena , Saint)に振舞いました。…嵐の前の静けさか?

 Sport Matters JAPANブログをご愛読いただいている皆様、
 新年明けましておめでとうございます!

Terry Bird の2012年は“研究の年”にします。…ただし、最大の仕事はTSU健康・スポーツ心理学科1期生の“輩出”作業になることでしょう。…とりあえず“健スポ1期生100%就職”を目指します!…多分、SMJブログのネタにすると思います。

今日の発見 
 先ほど文科省のウェブサイトを覗いてみたところ、「スポーツ振興基本計画」の改定後の名称が「スポーツ基本計画」であることが判明しました。(今頃、気づきました…)

…では、早速、研究(カナダスポーツ紛争処理制度)に取り掛かります。