2012/04/30

#400 SMJブログの目指すもの (8)

SMJブログ 第5ステージ突入!

お気づきの方もいらっしゃると思います。…SMJブログは2012年1月から月間25件のペースでアップしています。…したがって、第6ステージに突入するのが9月ということになります。

Sport Matters JAPAN の本来の目的としているところにたどり着くまでに、あと500回の猶予が、いや準備期間が…あります。その具体的な作業はSMJ#600から開始しようと考えていますので、あと200回は比較的自由にSMJブログが書けそうです。

SAとして8月下旬の事前研修会で講義をする関係で、第5ステージ期は、その準備も兼ねさせていただきますのでカナダの学校体育について取り扱うことが多くなると思います。…2012年の想定外の仕事であり“最大の仕事”でもある今回の“海外派遣プログラム”が、SMJにとってどのような意味をもつのか…Terry Bird には知る由もありませんが、来るべきステージの土台の一つになるような気がします。

SAは偶然舞い込んできた大役ですが、これも誰かの筋書き通りなのでしょうか…

2012/04/29

#399 日本のスポーツ政策の良いところ (19)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その18~

Terry Bird の記憶違いでなければ“好循環”なる言葉が政治・政策のステージで語られるようになった契機は、民主党・菅直人政権期ではなかったでしょうか…

菅元総理が「社会保障」「雇用創出」「経済成長」の好循環を「増税」と絡めて力説していたのをニュース番組で見た記憶があります。…今度、TSUの経済学の先生に確認してみようと思いますが、おそらくマクロ経済的な考え方だと思います。

それが、スポーツ政策、なかでも「総合型地域スポーツクラブ」という、いわばミクロ的な事象に「好循環」が当てはめられようとしています。…平成24年度「地域スポーツとトップスポーツの好循環推進プロジェクト」という事業です。

同プロジェクトについて、色々考えることにします。

2012/04/28

#398 日本のスポーツ政策の良いところ (18)

“日本のスポーツ政策の良いところ”を探す旅~その17~

SMJブログ#249以来の“探す旅シリーズ”です。ご無沙汰です!

このシリーズは、日本のスポーツ政策の良いところが見つかったら“終結”しようと思っていました。…と言うことは、確たるそれが見つかっていないのです。…海外で日本のスポーツ政策の良いところをプレゼンする機会が与えられても、自信を持って語れるものが Terry Bird には見つけることができていません。

日本のスポーツ政策の目玉は“総合型地域スポーツクラブ”なのですが、成功しているとも、失敗しているとも、何とも評価しがたい段階にありますので、まだまだ海外で胸を張ってアピールすることはできません。

…そこで、「好循環」について色々と探ってみることにしました。…何が出てくることやら…

2012/04/27

#397 Road to Employment (6)

75分の法則

放っておいても“自身の人生を切り開いていける学生”は問題ないのですが、我がTSUの学生の多くは“悩みつつ”、“もがきつつ”、“なにも気付かず”、“流されるままに”大切な時間を過ごしているような気がします。

今週はTSUのなかでもトップクラスの学生2人から相談を受けました。…いつも思うことですが、(今時の若者は)自分自身のことがあまり理解できていないようです。いわゆる“自己理解できていない”とでも言うのでしょうか…

そのような状況でも、(経験則ですが)マンツーマンで学生とディスカッションすると、何かしらの方向性が見出せるということが最近分かってきました。

アバウトですが、それに要する時間が“75分”です!

お忙しい先生方には煩わしい時間(量)ですね…

2012/04/26

#396 スポーツプログラムの企画・運営 (7)

第2回TSUキッズテニス大会について

今年も「TSUキッズテニス大会」の季節になりました。以下は実施要項(要約)です。

1. 趣旨
 TSUテニスコートにて八千代市内の小学生テニスプレーヤー及びその保護者を対象とした「テニスイベント」を実施する。本大会は、本学の「The課外活動プロジェクト」「スポーツキャリア形成プログラム(スポーツボランティア)」の一環として実施するとともに、地域へのスポーツプログラム提供を通じて大学の社会的貢献を果たそうとするものである。本学テニス部員は運営補助と試合の対戦相手を担う。

2. イベント名称
 第2回 TSUキッズテニス大会

3. 概要
 ① 主催  TSU
 ② 運営  TSUテニス部 及び YKTC 
 ③ 日時  2012年4月30日(休) 8:00~17:30
 ④ 会場  TSU八千代キャンパス内テニスコート6面(砂入り人工芝)
 ⑤ 参加者 子供45名、父兄25名、役員10名、見学者も含め90名程度
 ⑥ 内容
    ・午前 :団体戦
    ・昼休み:保護者他の準備によるバーベキュー
    ・午後 :個人戦

ちびっ子テニスプレーヤー達の1年間の成長を見るのが楽しみです!

2012/04/25

#395 Terry Bird の SA 日誌 (1)

SA とは、この度、ある機関から委嘱していただいた“海外派遣プログラム・シニアアドバイザー”のことです。…計画書作成段階で若干下調べをしましたが、ボチボチ本格的に準備しなければなりません。

  8月下旬 … 事前研修会での講義
 10/29~11/9(予定) … 現地(カナダ)調査
 1月下旬 … 事後研修会での講義
 2月中?  … 報告書作成

 カナダのスポーツ・健康教育から何を学べるのか?

現時点で、Terry Bird がその答えを持ち合せているなら、20名前後の関係者の方々とともにわざわざカナダに行く必要はありません。日本での講義だけで充分でしょう。

それ故に、SAでありながら自らその答えを見つけるために旅立つわけです。とても嬉しいことです。ワクワクしています! NCTDには貴重な機会を頂戴し、感謝申し上げます。…ご期待にお応えできるように頑張ります。

ポイントはある程度絞れています。…SMJブログを通じて準備させていただきます!

2012/04/24

#394 “英会話力”向上プロジェクト (2)

英会話の勉強って楽しいですねぇ~

英語が得意ではないのに、外国スポーツ政策・法研究をしている Terry Bird です。資料はほとんど英文ですので、翻訳作業がつきまといます。…けっして楽しくはありません。…が、4月から始めた「NHKラジオ英会話」はとても楽しいです! お勧めです!

現在4週目ですが、4月号の12個のダイアログが全てまる暗記できそうです。…通勤の車の中でブツブツと“独り会話”しています。…家の中でもブツブツ言っています。…妻(Peach)によく怒られます。…でも、子供たちは真似ようとします。

不思議なもので、場面を思い浮かべながらまる暗記していると、同じような場面に遭遇した時に、日本語から翻訳しなくてもフッと英語が出てきそうな気がします。例えば、Leave it to me. とか、Let me help you with that. などです。

年間144個のダイアログになるのでしょうか、この調子で全て暗記してやろうと思っています。

2012/04/23

#393 2012オリンピック競技を分類する (7)

今後の分類について

研究の予備的な作業のつもりで“オリンピック競技の分類”を行ってきました。…と言っても、そのほんの入り口に過ぎません。5分の1、いや10分の1の分類作業が終わったところでしょうか…

残りの、5分の4あるいは10分の9の作業については、折を見て再開したいと思います。…競技の特性、世界的な普及、勝敗・順位付けの基準・方法、要する経費、実施場所・環境など、視点を変えて分類する必要があります。

3ヶ月後にロンドンオリンピックが始まります。…SMJブログを通じてオリンピックについて競技の概要を網羅的に調べてみたことにより、今まで関心のなかった競技についても親しみをもってテレビ観戦できそうです。…ただし、日本で放送されるかどうかは分かりませんが…

2012/04/22

#392 2012オリンピック競技を分類する (6)

団体種目を team 構成人数で分類してみました!

IOCウェブサイト内の区分に基づき、個人(individual :1人)種目以外を団体(team)種目として、それらの構成人数で分類してみました。

  個人種目                      … 221

 団体種目(馬術を除く)  …  75
  2人(28種目) 3mシンクロナイズドダイビング(男女)、カヤックペア200m(男)など
  3人(11種目) セーリングマッチレース(女)、フルーレ団体(男女)など
  4人(18種目) 陸上4×100mリレー、競泳4×100mリレー、自転車チームパシュートなど
  5人( 3種目) 新体操団体(女)、バスケットボール(男女)
  6人( 4種目) バレーボール(男女)、体操競技団体(男女)
  7人( 4種目) ハンドボール(男女)、水球(男女)
  8人( 1種目) シンクロナイズドスイミング(チーム)
  9人( 2種目) ボート・エイト(男女)
  11人( 4種目)  サッカー(男女)、ホッケー(男女)

  団体種目(馬術)          …   6
  1人+1馬(3種目) 障害個人、馬場個人、総合個人
  3人+3馬(1種目) 馬場団体 ※2008年北京五輪記録より
  4人+4馬(1種目) 障害団体 ※2008年北京五輪記録より
  5人+5馬(1種目) 総合団体 ※2008年北京五輪記録より

馬術競技の団体種目は専門外の者では理解するのがとても難しいです。現在、ロンドン五輪について調査中です。したがって、上記の数は2008年北京五輪記録に掲載されていた構成人数です。(情報元:http://www.databaseolympics.com/index.htm)

※2012年8月10日 追記
 上記種目のうち新体操団体と体操競技団体の人数が誤っていたようです。確認の上、いずれ修正します。

2012/04/20

#391 2012オリンピック競技を分類する (5)

スッキリしました!

2012年ロンドンオリンピックの実施26競技302種目について、“個人種目”と“団体種目”への分類を試みてきました。やはり当初の考えが正解だったようです。すなわち、個人(individual)種目以外がすべて団体(team)種目でした。…国際オリンピック委員会(IOC)のウェブサイト(http://www.olympic.org/)での、区分(Classification)がそのようになっていました。

よって、2012年ロンドンオリンピックの302種目を個人(individual)・団体(team)別に分類すると、以下のようになります。

  個人種目 ・・・ 221 (男子:124、女子:97)  
  団体種目 ・・・   81 (男子:38、女子:35、混合・共通:8)

…面白いのは、馬術競技(Equestrian)の「馬場(Dressage)」「障害(Jumping)」「総合(Eventing)」のそれぞれにある個人種目が individual mixed として、団体種目に区分されているところです。…“お馬ちゃん”も選手として扱われているのでしょうか…

2012/04/19

#390 2012オリンピック競技を分類する (4)

団体種目は team ですよねぇ~

2012年ロンドンオリンピックの実施26競技302種目を分類しています。…個人種目と団体種目の捉え方で少し混乱していました。…やはり、団体種目とは“国・地域の代表チーム”としてエントリーされる種目として考えた方が妥当のようです。…そうすると、個人(individual)種目団体(team)種目以外ということになりますでしょうか…

302種目のうち「馬場馬術(Dressage)」「障害馬術(Jumping)」「総合馬術(Eventing)」の各団体種目におけるチーム構成人数だけが把握できていません。また明日にでも調べたいと思います。

馬術競技に詳しい方、是非教えて下さい!…あっ、そう言えば、義妹の旦那さんが乗馬クラブで働いていました。

2012/04/18

#389 2012オリンピック競技を分類する (3)

個人種目・団体種目で分類しています!

2012年ロンドンオリンピックの実施26競技302種目を“個人種目”“団体種目”に分類しようとしましたが、かなり厄介です。時間がかかります。何故なら団体種目については、その人数を把握する作業もあるからです。…やっと3分の1が終わりました。

ただし、団体として分類している種目はペアのものもありますし、サッカーとホッケーのように11人のものもありますので、そういった個人種目以外の種目カテゴリー名称を何にするかは今後の課題とします。

 …何をバカなことやっているの?

ところで、ボート(Rowing)競技「エイト(Eights)」という種目がありますが、1チーム何人の選手で構成されるかご存知でしょうか?  

Terry Bird は知りませんでした…

2012/04/17

#388 2012オリンピック競技を分類する (2)

男女別で分類すると…

2012年ロンドンオリンピックの実施26競技(302種目)を、日本オリンピック委員会ウェブサイト(http://www.joc.or.jp/games/olympic/london/event_compare.html)情報他をもとにして、男女別に分類してみました。

 男子種目 … 162
  女子種目 … 132
 共通種目 …  6
  混合種目 …  2

共通種目とは、馬術(Equestrian)の6種目のことで男女の区別なく実施されます。また、混合種目は、テニスバドミントン混合ダブルス(Mixed Doubles)です。なお、テニスのそれは2012年大会からの新種目です。…伊達・錦織ペアの活躍が見られるか?

2012/04/16

#387 2012オリンピック競技を分類する (1)

2012年ロンドンオリンピックの開催まであと100日余りです!

Terry Bird の第1研究テーマである「国際競技力(ICS)指標の開発と応用」の本格着手の前に、少々、予備的に思考整理することにしました。…何のためにICS指標を開発するのかについてはいずれ書きますが、思い描いているように(論文として)まとまるかどうか、また内外に公表できるかどうかは ??? です。…頑張ります!

皆さんは、2012年ロンドンオリンピックの競技・種目数がどれぐらいあるかご存知でしょうか?

大会公式サイト(http://www.london2012.com/)によりますと、26競技(sports)・39分野(disciplines)・302種目(medal events)の実施が予定されています。

したがって、今大会の金メダル数は302個ということになります。

2012/04/15

#386 2012年度の大仕事!

Sport Matters JAPAN で、また“海外研究旅行記”が書けそうです!

先日、ある機関から「海外派遣プログラム・シニアアドバイザー(SA)」への委嘱(依頼)をいただきました。…同プログラムは、教育現場が抱える重要な教育課題に対応する研修指導者の養成を目的として、課題ごとに選定された派遣国において2週間程度の現地視察等の研修を行うものです。対象は、全国の幼稚園から高校までの学校の先生や教育行政職員などです。

Terry は、テーマ「スポーツ・健康教育の推進」についてのSAを委嘱されました。…選定国は、もちろんカナダです!

SAとして、視察等を行う機関の選定、現地での調査・研修内容のデザイン、事前事後研修会での講義、10/29~11/9(予定)のカナダ現地研修への同行などを依頼されています。…とても責任が重く難しい仕事です。…でも、刺激的です!

峠の向こうに、何があるのか10ヶ月後が楽しみです!

2012/04/14

#385 メイプルリーフ (3)

世界で最も評判の良い国:カナダ

某検索サイトの特集コーナーで「評判の良い国の1位:カナダ、12位:日本…」であったことを知りました。2011年9月27日に「レピュテーション・インスティテュート(Reputation Institute)」という“世評管理コンサルタント会社”から公表されていたようです。

 嬉しかったので、少し調べてみました。

情報源は同社の年次調査報告書「2011 Country RepTrak™」の中の「2011 Country RepTrak™ Global Ranking」でした。…詳しいところは見ていませんが、世界50カ国の評判を42,000人超の回答結果から測定し、総合評価したもののようです。

1位:カナダ、2位:スウェーデン、3位:オーストラリア、4位:スイス、5位:ニュージーランド、6位:ノルウェー、7位:デンマーク、8位:フィンランド、9位:オーストリア、10位:オランダ、11位:ドイツ、12位:日本、…15位:イギリス、…23位:アメリカ、…34位:韓国、…43位:中国、…49位:イラン、50位:イラク

いずれ詳しく調べます!

2012/04/12

#384 “英会話力”向上プロジェクト (1)

何でもプロジェクトにしてしまうのは、Terry Bird の悪い!? クセです。

40代後半にして、やっと英語学習に対するスイッチが入りました。…今まで、こんなに英語の勉強が楽しいと思ったことはありません。…教材は「NHKラジオ英会話」です!

きっかけは、娘(Kaena)の体操教室でした。…ちょうど1年前の4月から某スポーツクラブの体操教室に通い始めたのですが、週1回の鉄棒の練習をコツコツやり続けた結果、6歳の誕生日を迎える少し前に“逆上がり”ができるようになったのです。…運動神経が特に良いわけではない娘が“偉業!?”を成し遂げたのを目の当たりにして、何事もコツコツやればできるようになるものだ、ということを再認識させられました。

4月の第2週を終えようとしている段階ですので、まだまだ取り組み始めたばかりですが、今回は“秘密兵器(Radio Server Pocket PJ-20 他)”を研究費で購入し、万全の態勢で“Terry Bird 英会話力向上プロジェクト”に着手していることもあり、長続きしそうです。…何よりもSMJブログで公言してしまったことが、継続の力になると思われます。…シマッタ!!

 Is it hard to learn?
 There's nothing to it.

あるダイアログ(会話)の一部です。…とても気に入っています。…子供たちも覚えてしまいました!

2012/04/11

#383 Terry Bird の子育て日記 (2)

娘の入学式に出席してみて…

昨日(4/10)、愛娘(Kaena)の小学校入学式に出席して来ました。…いつもとは逆の立場で、こういったセレモニーに参加すると色々な発見があります。

とても面白かったです。…最近、Terry のマイブームになりつつある言葉の1つに「エンゲージメント」がありますが、まさに子供たち(在校生)がエンゲージメントされていたプログラムでした。…ただし、その仕組みを先生方が上手く作られているからこそ、それが実現しているのだと思います。…良い学校(公立)に入学できました!

今日(4/11)は、息子(Saint)の幼稚園入園式に出席します。…昨年5月から通っていましたが、これでやっと彼も“年少さん”になれます。

2012/04/09

#382 Road to Employment (5)

久しぶりの RTE です!

Terry Bird が担任を務めるTSU健康・スポーツ心理学科1期生の多く!?が、現在、就職活動をしています。そういった頑張っている学生を後押しするプロジェクトがRTEです。そして、それらに関連してあれこれ考えることをRTEシリーズで扱っています。

先日、新年度の学科オリエンテーションの折に学生に対して簡単な「E-mail キャリア調査」をしました。①卒業後(進路)の希望、②現在の活動状況、③内定等の報告3項目について送信してもらいました。

数社の最終面接まで進んでいる学生もいますし、フリーズして全く動けていない学生もいます。ただ、前者の学生の様子を見ていると、実に戦略的で行動力の伴った“就職活動”をしています。スポーツ系学科学生の良さを十分発揮しています。…そういった学生はまだ少数に過ぎませんが、“試合に勝つ”ための取組みと同じように就職活動をイメージして迷わず行動しているようです。…おそらく“就職活動ノート”にはビッシリと記録等が書かれていることでしょう。

…フリーズしている学生を呼びだして、ノートをプレゼントすることにします!

2012/04/08

#381 大学教育・雑感 (23)

健スポ・新年度行事が終わりました…

Terry Bird の所属する TSU には全国的にも珍しい「健康・スポーツ心理学科」があります。…略して「健スポ(or ケンスポ)」と呼んでいます。

2009年4月に新設されましたので今年が完成年度です。4学年すべて揃いました。…と言うことは、学年別オリエンテーション及び関連プログラムがフルにありますので、“目が回るほど…”という表現が実感できるほど作業等に追われた怒涛の数日間でした。

 新年度の行事で思い出したことがあります。

2007年9月のカナダ研究調査の際、Terry がトロント大学図書館(Robarts Library)で資料検索をしていた時に、ある集団が急に大声で叫び始めました。…驚いて振り向くと、リーダーに引き連れられた20名前後の若者たちが、苦笑いしながら大声で叫んでいたのです。…最初は、何の事だか理解できなかったのですが、一定の間隔をおいて何回もそういう“図書館の静寂を破壊するゲリラ的行為”に遭遇したことにより、これはひょっとしてトロント大学の新入生に対するキャンパス巡り(図書館案内)の伝統行事では…と考えるようになりました。…もし、そうだとすると、とてもユニークかつ大学の伝統を感じさせる粋な行事ではないでしょうか。

2012/04/06

#380 仮想・ロンドン五輪国別メダルランキング (10)

ケニア(仮想ランク9位)が気になりました…

4月5日付更新の USA TodayOlympic Medal Tracker から仮想ロンドン五輪金メダル獲得ランク9位の「ケニア」の金メダル獲得状況をピックアップしてみました。

 金メダル(9個)獲得予想:内訳

【陸上競技】 ※男子4個・女子5個

Asbel Kiprop(Men:1500m) Ezekiel Kemboi(Men:3000m Steeplechase)
David Lekuta Rudisha(Men:800m) Abel Kirui(Men:Marathon)

Linet Masai(Women:10000m) Milcah Chemos Cheywa(Women:3000m Steeplechase) Vivian Cheruiyot(Women:5000m) Janeth Jepkosgei(Women:800m) Edna Kiplagat(Women:Marathon)

やはりケニアは「陸上競技(中長距離走)」の国でした!

2012/04/05

#379 スポーツ政策ニュース (第23号)

Sport Policy for Japan 2012年大会について

「公益財団法人笹川スポーツ財団(SSF)」による企画です。昨年度から始まり、2012年大会が第2回大会に当たります。Team TSU も2011年大会に参加させていただきました。今回も本学の学生(Terry ゼミ学生)にチャレンジさせてみたいのですが…

★Sport Policy for Japan ★

・日本のスポーツ政策の現状や将来について問題意識を持つ大学3年生が所属大学の枠を超え、政策提言を持ち寄り、意見を交換する場として位置づけられています。
・日程: 2012年10月20日(土)・21日(日)
・会場: 立教大学 池袋キャンパス
・締切: 2012年6月1日(金) 

 詳細 → http://www.ssf.or.jp/spfj/index.html

2012/04/04

#378 仮想・ロンドン五輪国別メダルランキング (9)

日本のメダル獲得状況(予想)の特徴は…

オーストラリアの AdelaideNow のロンドン五輪メダル獲得予想の更新が4月3日付で確認されました。USA Today の方もそろそろ更新されると思います。情報元はどちらもインフォストラーダ・スポーツ社(Infostrada Sports)です。

前月と比較すると、イタリアが金メダル獲得順位を戻してきました。また、前月「No data available in table」であったサッカーのデータが加わったことにより、日本のメダル獲得状況も前々月水準に戻りました。今さら書くまでもありませんが、日本のメダル獲得状況(予想)の特徴は「柔道(男女)」と「レスリング(女子)」で総メダル獲得数の半分強(17個)を獲得しているところでしょうか…

以下は、最新の国別メダル獲得予想(金メダル獲得数10傑+1)です。注)順位・国名・(金, 銀, 銅:合計)・※前月データ

 1. アメリカ      (41, 21, 27 :89)  ※40, 19, 29 :88
 2. 中国       (37, 33, 23 :93)  ※37, 35, 21 :93
 3. ロシア      (20, 28, 32 :80)  ※20, 28, 31 :79
 4. ドイツ        (19, 17, 19 :55)  ※19, 15, 22 :56
 5. イギリス     (16, 23, 18 :57)  ※16, 22, 18 :56
 6. オーストラリア (10, 14, 15 :39)  ※10, 15, 17 :42
 7. 日本       (10, 13, 10 :33)  ※10, 11, 11 :32
 8. イタリア       ( 9, 11, 14 :34) ↑ ※ 8, 13, 13 :34 
 9. ケニア       ( 9,  5,  5 :19)  ↓ ※ 9,  5,  6 :20
 10. 韓国       ( 9,  3, 15 :27) ↓ ※ 9,  2, 15 :26
 11. フランス      ( 8, 12, 13 :33)  ※ 7, 13, 12 :32

★ 日本の【金】メダル獲得者(予想)内訳:
「柔道(5)」
 Daiki Nishiyama(Men's 90kg) Tomoko Fukumi(Women's 48kg) Yuka Nishida(Women's 52kg) Kaori Matsumoto(Women's 57kg) Yoshie Ueno(Women's 63kg)
「レスリング・フリースタイル(2)」
 Saori Yoshida(Women's 55kg) Kaori Icho(Women's 63kg)
「体操競技(2)」
 Kohei Uchimura(Men's Individual All-Around)(Men's Floor Exercise)
「射撃(1)」
 Tomoyuki Matsuda(Men's 50m Pistol)

★ 日本の【】メダル獲得者(予想)内訳:
「水泳(3)」
 Ryosuke Irie(200m Backstroke) Kosuke Kitajima(200m Breaststroke) Takeshi Matsuda(200m Butterfly)
「柔道(5)」
 Takamasa Anai(Men's 100kg) Hiroaki Hiraoka(Men's 60kg) Riki Nakaya(Men's 73kg) Megumi Tachimoto(Women's +78kg) Akari Ogata(Women's 78kg)
「体操競技(1)」
 Japan(Men's Team)
「射撃(1)」
 Tomoyuki Matsuda(Men's 10m Air Pistol)
「サッカー(1)」
 Japan(Women's Team)
「ボクシング(1)」
 Ryota Murata(Men's Middleweight)
「レスリング・フリースタイル(1)」
 Hitomi Sakamoto(Women's 48kg) 

★ 日本の【】メダル獲得者(予想)内訳:
「水泳(2)」
 Ryosuke Irie(100m Backstroke) Kosuke Kitajima(100m Breaststroke) 
「柔道(3)」
 Masashi Ebinuma(Men's 66kg) Takahiro Nakai(Men's 81kg) Yoriko Kunihara(Women's 70kg)
「トランポリン(1)」
 Masaki Ito(Men's Individual)
「卓球(1)」
 Japan(Women's Team)
「レスリング・フリースタイル(2)」
 Tatsuhiro Yonemitsu(Men's 66kg) Kyoko Hamaguchi(Women's 72kg)
「陸上競技(1)」
 Koji Murofushi(Hammer Throw)

「仮想・ロンドン五輪国別メダルランキング表(Virtual Medal Table for London 2012:VMT)」についての説明は http://sportmattersjapan.blogspot.com/2011/08/188-2012-4.html をご参照ください。

2012/04/03

#377 スポーツ政策:独論 (9)

選択と集中…

「スポーツ基本計画」が策定されましたが、メディアを含め世間の反応はとても鈍かったです。…盛り上がっていたのは Sport Matters JAPAN だけか…

そういった反応の中で共通して取り上げられていたのが、「オリンピック競技大会の金メダル獲得ランキングについては、夏季大会では5位以上、冬季大会では10位以上をそれぞれ目標とする。」(※同計画より引用)の部分についてです。

日本はこれまで、オリンピック夏季大会において2度(1964年、2004年)金メダルを16個獲得したことがあります。…だいたいそれぐらい獲得できれば5位前後にはランクされるでしょう。

スポーツ(オリンピック)に詳しい方であれば、どうすれば金メダル獲得数を増やすことができるかについてのアイディアがすぐに湧いてくると思います。…関係者の口からは「選択と集中」という言葉が発せられたようです。…カナダの「オウン・ザ・ポウディアム(Own the Podium)」のベースにある考え方がまさに「選択と集中」です。…それでバンクーバー(2010)で結果を残しました。

「選択と集中」の背後には、それ支える必須不可欠の「前提条件」「基本原則」「基本理念」のようなものがあるのですが…

2012/04/01

#376 スポーツ政策研究日誌 (27)

新年度スタート!

TSUでの16年目もスタートしました! 今年度も忙しくなりそうです。…忙殺されて、研究活動が進まないことだけは避けたいと思います。…ですので、SMJの研究日誌を意識的に増やすことにします。

現在、「カナダにおけるスポーツ紛争処理制度に関する研究」(仮題)を進めております。先日、“ウィン・ウィン・ソリューション”の翻訳を終えたことを書きましたが、次なる資料翻訳に取り組んでいます。…Terry Bird は英語が得意ではありませんので、基本的に英語資料は日本語化(翻訳)することにしています。

…英語の話になりますが、(恥ずかしながら)この歳になって「NHKラジオ英会話」で英語学習することを決意し、テキスト他を購入しました。…通勤時間は“英語漬け”にする予定です。

下記資料の翻訳を4月中には完了させたいです!

Recommendations for the Implementation of a National Alternate Dispute Resolution System for Amateur Sport in Canada