2012/10/31

#550 2012 カナダ 海外派遣プログラム:現地報告②

2日目(10/30)が無事終了しました!

先生方の体力がもつかどうか心配になってきました。…それ程、現地調査「初日」から非常に中身の濃いプログラムを体験していただけました。

現地調査① 10/30 9:00~11:00 オリエンテーション:現地調査のポイント確認他

Terry Bird は、やはり鬼のSA(シニアアドバイザー)でした。…研究者の現地調査に匹敵するぐらいの“ヒアリング・視察スケジュール”になってしまいました。…そんなつもりではなかったのですが…。理由は、今回の海外派遣プログラムを担当していただいているエージェントさんが頑張り過ぎてしまったから…かなぁ?

冗談はさておき…カナダにおける「スポーツ・健康教育の推進」の実態(取組、成果、課題等)を把握したうえで日本に還元できるポイントなどを考察するためには、しかるべき手順・方法が求められます。そのような意味で、今回のスケジュールは、SAの構想通りになりました。以下のような5カテゴリー17か所へのヒアリング、視察等(※重複あり)を通じて情報を収集する予定です。…午前は、これらのことを確認しました。…あぁ、お腹がすいた~

 A. 学校(6か所)  B. 教育委員会(2か所)  C. 政府機関(1か所)  
 D. 民間組織(4か所)  E. その他(4か所) 

10/30 昼食です!
現地調査② 10/30 13:00~15:45 パティシパクション(ParticipACTION)

パティシパクションについての説明は省略します。世界的にもよく知られているカナダの民間団体(NPO)です。先生方には「身体活動・スポーツに関する広報・啓蒙活動団体」と紹介しましたが、一言では説明するのが難しいぐらいのユニークな活動を多岐にわたり展開しています。今回はお二人のスタッフの方からプレゼンをしていただき、その後、多くの質問に答えていただきました。…日本では得ることのできないパティシパクションの最新情報と以下のお土産がゲットできて、Terry Bird はとても満足しています。初めて、パティシパクションと接触した先生方がどのようにお感じになったかは明日お聞きしたいと思いますが、パティシパクションの“情熱”みないなものを肌で感じられたことでしょう。

ロゴ入りリストバンド
Relationship Manager のクリスタ(Christa)さんとは、2年程前の文科省調査(2011.1)の時にもお会いしていましたが、Terry Bird のことを覚えていてくれました。(嬉)…お見送りしたときに See you, again! と言ってくれましたので、来年…と考え始めてしまいました。

パティシパクションの活動の特徴について、何か1つ挙げろと言われたら、「ソーシャル・マーケティング・アプローチ」ですかねぇ…。とても勉強になりました!

トロント(10/31 0:27)より Terry Bird でした!

2012/10/30

#549 2012 カナダ 海外派遣プログラム:現地報告①

トロントはやはり寒かった…

日本時間10/29 17:00のAC02便で成田空港を出発し、現地時間10/29 16:30頃にカナダのトロント・ピアソン国際空港に無事到着しました! ハリケーンの影響を受け、雨風も強く、さらに寒くなっています。…北海道から来られた先生によりますと、トロントの方が寒く感じたようです。


途中、腰が痛くなり少々寝苦しかったですが、お楽しみにしていた「enRoute(エンルート)」の「オンデマンドビデオ(Audio Visual On Demand:AVOD)」はバッチリ観ました。…周囲が寝静まった頃、『テルマエ・ロマエ(THERMAE ROMAE)』を観て、独りでお腹を抱えて笑っていました。…お勧めです! 多分、今回の海外研修の思い出の一つとして後々まで記憶され続けるでしょう。

自宅を出る直前まで、妻 Peach に呆れられながらスーツケース他の準備をしていました。…やはり、忘れ物が数点ありました。…その中でも、最大級は「結婚指輪」をはめてくることでした。…妻には内緒ですが…

さて、これからが本番です! SAとして頑張ります!

トロント(10/30 2:45)より Terry Bird でした!

2012/10/29

#548 Terry Bird の SA 日誌 (28)

いよいよ出発当日です!

海外派遣プログラム(カナダ現地調査:10/29~11/9の出発当日となりました。…まだ荷物の準備をしています。あと1時間でまとめねばなりません。…ブログを更新している場合ではありませんが…

カナダの「スポーツ・健康教育の推進」の現状、実態等を調査してきます。

現地から報告ブログを更新しますので、よろしければご覧ください!

北米で地震が発生し、ハリケーンが接近している中、無事にシニアアドバイザーとしての責任を果たしてきたいと思っています。

行って参りま~す!

2012/10/28

#547 スポーツ・マーケティング (8)

運動部活動を通じた学校活性化プロジェクト
―もしP・コトラーが高校の校長になったら―⑧

 運動部活動を通じた学校活性化プロジェクト(概略図)…

 まとめ…

本研究のオリジナリティや意義は、運動部を製品(プロダクト)と見なし、コトラーのマーケティング3.0他マーケティング理論に基づき運動部の活性化、ひいては学校の活性化に資するマーケティング・モデルを策定したことにある。しかしながら、今回はプロジェクトの全体像を明らかにしたに過ぎない。よって、細部にわたる詰めの作業及び具体的なアクション・プランの策定を踏まえた「完成版」による提言を今後の課題としたい。


 主要引用・参考文献…

フィリップ・コトラー他(2008) コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント(第12版)、ピアソン・エデュケーション
フィリップ・コトラー他(2010) コトラーのマーケティング3.0、朝日新聞出版
久保田正義(2011) コトラーのスポーツマーケティング3.0に学ぶスポーツマーケティング入門、秀和システム
中野明(2011) 今日から即使えるコトラーのマーケティング戦略54、朝日新聞出版

※Sport Policy for Japan 2012 におけるTeam TSU 発表抄録より抜粋(一部修正)
http://www.ssf.or.jp/spfj/2012/pdf/seitoku.pdf  

2012/10/27

#546 スポーツ・マーケティング (7)

運動部活動を通じた学校活性化プロジェクト
―もしP・コトラーが高校の校長になったら―⑦

 プロジェクトのフレームワークの構築…

活用できるマーケティング理論の抽出

SMJブログ#544で示した4文献から「運動部のマーケティング」に活用できそうな理論等の抽出を試みた。主要なものを以下に示す。

 ● マーケティング3.0  3iモデル  STP  ラテラル・マーケティング
 顧客ロイヤルティ  サービス・プロフィット・チェーン  ブランド・エクイティ戦略
 統合型マーケティング・コミュニケーション   経験価値マーケティング
 消費者行動モデル(AISAS)  社会的責任マーケティング
 ホリスティック・マーケティング 等

プロジェクトのフレームワーク

前提として「運動部のマネジメント機能の強化」が基盤となる。各運動部は試合に勝つ、スポーツを楽しむ、体力向上等の「活動目標」の他に、団体の存在理由となる「ミッション」を掲げる。そして、そのミッションに基づき「社会的コーズ(大義)」を選択し「社会的責任マーケティング」を展開する。同マーケティングを適切に推進することで運動部は「ブランド・インテグリティ」を達成することができる。学校(生徒、教師、親、関係者)や地域の信頼を得た運動部は、人々の精神を揺さぶる「スピリチュアル・マーケティング」も実現できる。この結果、生徒の入部(購買)、部員数(顧客)維持、地域への応援要請(観戦、寄付等)が期待される。

※Sport Policy for Japan 2012 におけるTeam TSU 発表抄録より抜粋(一部修正)

#545 スポーツ・マーケティング (6)

運動部活動を通じた学校活性化プロジェクト
―もしP・コトラーが高校の校長になったら―⑥

  P・コトラーとマーケティング3.0…

P・コトラー(1931-)について

1931年、アメリカ(シカゴ)生まれ。現在、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院教授。「マーケティングの権威(Marketing Guru)」として世界的に広く知られている。大著『マーケティング・マネジメント』は12版を重ねている。また、製品管理に焦点を合わせたマーケティング1.0、製品中心から顧客志向のマーケティング2.0、そして人間志向及び価値主導のマーケティング3.0へと時代の変化に応じて先進的なマーケティング理論を公表している。(コトラー他 2010)

コトラーのマーケティング3.0

マーケティング3.0とは、価値主導のマーケティング理論である。その特徴は、市場(消費者)をマインド、ハート及び精神を持つ全人的存在ととらえ、企業等が世界をより良くするミッション、社会的コーズ(大義)等に基づき活動するところにある。時代の変化(「参加の時代」「グローバル化のパラドックスの時代」「クリエイティブ社会の時代」)に応じて構築されたマーケティング理論であり、「協働マーケティング」「文化マーケティング」「スピリチュアル・マーケティング」が融合したマーケティングである。(コトラー他 2010)

※Sport Policy for Japan 2012 におけるTeam TSU 発表抄録より抜粋(一部修正)
コトラー他(2010) 『コトラーのマーケティング3.0』 朝日新聞出版

2012/10/26

#544 スポーツ・マーケティング (5)

運動部活動を通じた学校活性化プロジェクト
―もしP・コトラーが高校の校長になったら―⑤

  研究の方法…

基本的な考え方
  運動部を製品(プロダクト)と見なしマーケティングを行う
  生徒が入部(購買行動)して部員(顧客)となることを目指す

本研究は、上記の基本的な考えのもと、コトラー理論(マーケティング3.0)を中心としたマーケティング・マネジメントに関する諸理論に依拠して、「運動部活動を通じた学校活性化プロジェクト」を策定する。手順・方法は以下の通りである。

  P・コトラーのマーケティング3.0の概略
 ② 運動部のマーケティングに活用できる理論の抽出
  プロジェクトのフレームワークの構築
  「運動部活動を通じた学校活性化プロジェクト」の策定

なお、本研究では以下の4文献において記述(解説)されているマーケティング理論等を参考にして研究を進める。

 ・ コトラー他(2008)  『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント(第12版)』
  ピアソン・エデュケーション
 ・ コトラー他(2010) 『コトラーのマーケティング3.0』 朝日新聞出版
 ・ 久保田正義(2011)  『コトラーのスポーツマーケティング3.0に学ぶ
  スポーツマーケティング入門』 秀和システム
 ・ 中野明(2011) 『今日から即使えるコトラーのマーケティング戦略54』
   朝日新聞出版

※Sport Policy for Japan 2012 におけるTeam TSU 発表抄録より抜粋(一部修正)

#543 スポーツ・マーケティング (4)

運動部活動を通じた学校活性化プロジェクト
―もしP・コトラーが高校の校長になったら―④

 研究の目的…

運動部活動は多くの意義、効果等があるにもかかわらず、高校においては「運動部離れ」が定着化している。女子については「加入率の低さ」という問題もある。この運動部離れは部員数減少に伴う活動停滞(不活発)につながったり、運動部の休廃部という事態を招き、ひいては学校全体の活力低下にもつながっていくと考えられる。運動部離れを食い止めること、すなわち加入者(部員)を増やすことは喫緊の課題であろう。

ドラッカー(Peter Drucker)は、「マーケティングの狙いは、販売を不要にしてしまうこと、すなわち製品が勝手に売れてしまうようにすること」(中野 2011)と説明している。

運動部に魅力があれば、あるいは運動部活動に参加することに意義や価値を見出してくれれば生徒たちは勧誘せずとも自然に入部してくれるのではないか。換言すると、いくら運動部の活動を充実させてもその良さが生徒たちに伝わらなければ入部者は増えないのではないか。したがって、運動部(スポーツ)活動の充実に加え、運動部のマーケティング活動に力を注ぐことは一つの手立てとして考えられる。

そこで本研究は、運動部への参加者が増えて活動が活発になれば学校全体が活性化するという考えのもと、マーケティング・モデルとしての「運動部活動を通じた学校活性化プロジェクト(案)」を策定することを目的とする。

※Sport Policy for Japan 2012 におけるTeam TSU 発表抄録より抜粋(一部修正)
※中野明(2011)  『今日から即使えるコトラーのマーケティング戦略54』 朝日新聞出版

2012/10/25

#542 スポーツ・マーケティング (3)

運動部活動を通じた学校活性化プロジェクト
―もしP・コトラーが高校の校長になったら― ③

 運動部活動の意義…

文部省(現文部科学省)の「我が国の文教施策(平成10年度)」では、「運動部活動とは、学校教育活動の一環として、スポーツに興味と関心を持つ同好の児童生徒が、教員等の指導の下に、自発的・自主的にスポーツを行うもの」と説明するとともに、以下のような運動部活動の意義、効果等を示している。

 ● スポーツの楽しさや喜びを味わい、学校生活に豊かさをもたらす
 スポーツに生涯親しむ能力や態度を育てる
 体力の向上や健康の増進を一層図る
 自主性、協調性、責任感、連帯感などを育成する
 仲間や教師(顧問)と密接に触れ合う場となる
 生徒のスポーツ活動と人間形成を支援する
 生徒や保護者の学校への信頼感をより高める
 学校の一体感の醸成につながる

※Sport Policy for Japan 2012 におけるTeam TSU 発表抄録より抜粋(一部修正)

#541 スポーツ・マーケティング (2)

運動部活動を通じた学校活性化プロジェクト
―もしP・コトラーが高校の校長になったら― ②

 運動部活動の現状…

文部科学省の「運動部活動の実態に関する調査(平成13 年)」の結果によると運動部への所属率は中学校73.0%、高校52.1%であった。「平成23年度栃木県中学校・高等学校運動部に関する調査」の結果によると運動部への加入率は中学校73.5%(男子85.1%、女子61.3%)、高校37.7%(男子50.2%、女子24.5%)であった。また、京都府の中学校体育連盟及び高等学校体育連盟のデータによると平成24年度の運動部加入率は中学校67.6%(男子79.6%、女子55.5%)、高校40.5%(男子53.2%、女子27.7%)であった。

運動部の加入率についての全国及び各都道府県の傾向(推移)を詳細に検討する必要はあるが、高校における「運動部離れ」「女子の運動部加入率の低さ」は全国的な傾向であると推察される。

※Sport Policy for Japan 2012 におけるTeam TSU 発表抄録より抜粋(一部修正)

2012/10/24

#540 スポーツ・マーケティング (1)

運動部活動を通じた学校活性化プロジェクト
―もしP・コトラーが高校の校長になったら― ①

 すべてはP・コトラーの校長就任からはじまった…

コトラー(Philip Kotler)さんが県立成徳高校(※架空)までの道を歩く…道端にゴミが散乱している…元気のない生徒たちが歩いている…魚屋のおじさんが「おはよう」と言っても反応なし…コトラーさんが代わりに挨拶をして「成徳高校はこの道で大丈夫ですか」と聞く…おじさんが「あの学校はどうしようもないねぇ」とつぶやく…コトラーさんが校門に到着する…生徒指導の先生が立っている…「職員室はどちらですか」と尋ねる…先生が不愛想に指し示す…コトラーさんはお礼を言って歩き出す…グラウンドにボールが転がっている…体育館は静まり返っている…テニスコートのネットはボロボロだ…すれ違う生徒は会釈すらしない…コトラーさんは職員室に到着し、校長室に案内される…放課後にコトラーさんが校長室の窓からグラウンドを眺める…一通りのスポーツ活動が行われているが、どこも活気がない…コトラーさんは運動部活動について調べることにした…

※Sport Policy for Japan 2012 におけるTeam TSU 発表抄録より抜粋(一部修正)

2012/10/23

#539 Terry Bird の SA 日誌 (27)

やはり“仕事”を持参しての現地調査か…

どうしても「学会誌の編集作業」と「論文執筆」は、カナダ出発(10/29)前に終えることができそうにありません。現地に持参することになりそうです。…出発ギリギリまで頑張りたいと思いますが…

ようやく持ち物リストを作成しました。結構な重さになりそうです。…代理店から送っていただいた“研修のしおり”には23kg以内と書いてありましたので、これからスーツケースとともに体重計に乗りながら厳選していきます。

過去の反省(教訓)から、「万能ナイフ(ビクトリノックス・トラベラーBK)+ナイロンケース」をアマゾンで購入することにしました。プライム会員なので明日届く予定です。その他、細かいことですが、今回は12日間ですので、洗濯をどうするかについて情報収集しています。前回は1週間程度でしたので洗濯する必要はありませんでした。前々回(23日間)はホテル内外のコインランドリーを4回ほど利用しました。

早く、海外旅行に慣れたいものです。…では、仕事に戻ります!

2012/10/22

#538 SPJ 2012 “終戦”

Team TSU の戦いが終わる…

Sport Policy for Japan 2012 が終了しました。残念ながら我がTeam TSU は、どの賞もいただくことができなかったようです。…関係者の皆様、お疲れ様でした!

優勝すれば“焼き肉”でしたが、来年に持ち越しです。…ゼミ生たちは悔しがっていたようです。…今週のゼミ(10/25)は反省会をしたいと思います。…いずれにしても、入賞された大学チームの皆さん、おめでとうございます! また、主催してくださったSSFの皆様、学生を鍛える貴重な場をご提供いただき感謝申し上げます。

ゼミ生たちと一緒に取り組んだ今回の研究の成果については、SMJブログでもご紹介したいと考えています。入賞には至りませんでしたが、とても勉強になりました。…学生には当初から言ってきましたが、フィリップ・コトラーの「マーケティング3.0」について勉強したことは、卒業後に就く様々な仕事において必ず役に立つと思います。

SPJ 2012 が終わったことで、ようやく“カナダ現地調査モード”に気持ちが切り替えられます。出発(10/29)までちょうど1週間です。急いで準備しなければ…

2012/10/21

#537 SPJ 2012 発表“当日”

いよいよ Team TSU の登場です!

SSF主催の“Sport Policy for Japan 2012(SPJ 2012)”の2日目です。いよいよ我がチームが登場します。代表から1日目の様子を電話で聞きました。発表時間(20分)は厳守で、質疑・応答(10分)はとても厳しい質問が飛んでいたそうです。

「スポーツ政策」という共通項で、他大学の学生たちと交流しつつも切磋琢磨できるSPJ 2012は、とても意義深いイベントだと思います。特に、TSUのような大学に通う学生にとっては、通常感じることのできないアカデミックな刺激を全身で浴びることができ、良い機会になります。…これが大学生としての学びなんだ!…と感動してくれることを期待します。

今日(10/21)は、ゼミ生11人が朝の「研究発表」から夕方の「懇親会」まで1日中このイベントにドップリ浸かります。午後には元文部科学副大臣の参議院議員・鈴木寛さんの「基調講演」もあります。…この数か月間、スポーツ政策やマーケティングに関する特に理論面について、ゼミで学んできましたが、鈴木議員からは現実のスポーツ政策の“ナマの話”が聴けると思います。

発表も大事ですが、大いに勉強してきてください!

<Team TSU のテーマ>
 運動部活動を通じた学校活性化プロジェクト―もしP・コトラーが高校の校長になったら―

2012/10/20

#536 SPJ 2012 発表“公開リハーサル”

Sport Policy for Japan 2012 開催当日です!

SSF主催の標記イベント(SPJ 2012)が、本日から開催(10/20-21)されます。Team TSU は明日の午前に登場します。ゼミ生14人中、バスケットボール部員3名を除く11名が会場に行く予定です。…のどかな場所にある大学の学生たちですので、都会の有名大学の学生たちにの雰囲気や迫力に圧倒されないことを願っています。

昨日(10/19)は、16:20~公開リハーサルをやりました。昨年SPJに参加した4年生が3人来てくれて貴重な助言をしてくれました。感謝です!

Team TSU のテーマは「運動部活動を通じた学校活性化プロジェクト―もしP・コトラーが高校の校長になったら―」なのですが、4年生の印象としては、コトラーさんとの結びつきがイメージしにくかったようです。…ですので、一部修正することになりました。

4年生を含めゼミ生全員で仕上げた研究です。…あとはエース2人に託したいと思います。

今年こそ、焼き肉だー!

2012/10/19

#535 大学教育・雑感 (27)

体力の衰え…

昨日(10/18)の「健康・スポーツ心理学実習2(ニュースポーツ)」の授業は、「フライングディスク~その1」~でした。基本的なスローイング&キャッチング練習を中心に行い、最後は「ドッヂビー(ディスクドッヂ)」で楽しんでもらいました。

特定非営利活動法人「日本フライングディスク協会」のウェブサイトでは、フライングディスク10競技が紹介されています。アルティメット、ガッツ、ディスクゴルフ、ディスタンス、D.D.C.、S.C.F、ディスカソン、アキュラシー、フリースタイル、ドッヂビーです。

今年の受講者(1年生)は、非常にノリが良く、Terry Bird もついつい調子に乗って、年甲斐もなくデモンストレーションをしてしまいます。

競技の1つのS.C.Fは、セルフ・コート・フライト(Self Caught Flight)のことで、「マキシマム・タイム・アロフト(Maximum Time Aloft:MTA)」と「スロー・ラン・アンド・キャッチ(Throw Run and Catch:TRC)」の複合競技です。

そのTRCのデモンストレーションを体育館でやった時です。…最後の、キャッチのところでディスクが手をすり抜けていました。…それも自分ではキャッチできたと思ったのに…です。最近、テニスをしていてもそうなのですが、頭の中では“追いつた!(打てた!)”と思っていても、数センチずれているということがたまにあります。…昨日のキャッチミスもそうだったのです。…おまけに、その後、学生にやらせてみたら、数メートル先で見事にキャッチしていました。…“投力”と“走力”も衰えていることを痛感させられました。…東京オリンピック・イヤー生まれは、やはり“おじさん”でした…

※http://www.jfda.or.jp/

2012/10/16

#534 Terry Bird の SA 日誌 (26)

余分な仕事は持っていかない…ぞ!

今回のカナダ現地調査(10/29~11/9)に際して、心に決めていることがあります。…と言っても、SMJブログで書いてしまっていますが…

 カナダに日頃抱えている仕事を持っていかない!…ということです。

現在、TSUの仕事(授業、校務等)の他に、期限までにしなければならない重要な仕事が幾つかあります。何とか、終わらせたい。…精神的にも、資料という物理的にも海外に持っていくと“負担”になります。過去に、失敗経験があります。

たまにしか海外に行かない者にとって、外国での一時的生活は“非日常体験”であると思っています。…その時空間!?にドップリ浸るためにも、日常は持ち込みたくないのです。

…ただし、家族(Peach, Kaena, Saint)のことを忘れてしまうと怒られますが…

2012/10/15

#533 Terry Bird の SA 日誌 (25)

2週間後にはカナダに旅立ちます!

旅行ではありません。仕事で!?…海外派遣プログラム・シニアアドバイザー(SA)として、10/29にカナダへ向けて出発します。…仕事でもないかぁ…何だろう…研究・教育業績書に記入するとしたら「社会的活動」かなぁ…

 調査テーマは「カナダにおけるスポーツ・健康教育の推進」です。

カナダの「身体教育(physical education)」と「健康教育(health education)」についての調査が中心となります。…SAの役割を果たす上で、体育・スポーツは Terry Bird が身を置いている領域ですので調査項目を絞りやすいのですが、健康教育については苦労しています。

Comprehensive School Health(CSH)…これは、主要な調査項目になります。…「包括的学校保健」と訳せばよいのでしょうか?…CSHの適切な日本語訳は、現地調査を経て確定させたいと思います。

2012/10/13

#532 Terry Bird の SA 日誌 (24)

外国人との交流!

Jean からメールの返信がありました。今ではファーストネームでメールを交わしています。…日本とは違い、欧米の大学の Professor の地位は高そうですので、おそらく不釣り合いの関係かもしれません。…ましてや英語でほとんど会話できない Terry Bird としては、“何でこんな俺が外国人と交流できるのか”といった心境です。人生不思議なものです。

SMJブログのシリーズに“英会話力向上プロジェクト”があり、現在、NHKラジオ英会話に取り組んでいるのも、Sport Matters JAPAN の今後の展開で必要なこともありますが、強い動機は、Jean と“通訳なし”で会話したいという思いがあるからです。

現地調査(カナダ:10/29~11/9)期間中、 Jean から夕食に誘われました!… (ドキドキ)… Jean はメールで、次のように言ってくれています。

 We do not need a translator as we will find ways to communicate and have a good time.

楽しみです!

2012/10/12

#531 Terry Bird の SA 日誌 (23)

現地調査スケジュール調整

海外派遣プログラムの現地調査(カナダ:10/29~11/9)のスケジュール調整が“大詰め”の段階になってきました。…エージェントに矢継ぎ早にリクエストしている状況です。対応がとても早いので、とても助かっていますが、なかなか先方からOKが出ないので、大変です。

先ほど、できれば避けたかった「三の矢!?」を射る決意をし、エージェントにメールをしました。

本来ならば、カナダを知る上で必ず押さえておかねばならない領域なのですが、諸々の事情で優先順位を下げていました。

  Ministère de l'Éducation, du Loisir et du Sport
 Commission scolaire de Montréal

前者が「ケベック州 教育・レジャー・スポーツ省」で、後者が「モントリオール教育委員会」です。…さて、どうなるか…

2012/10/10

#530 SPJ 2012 について

Sport Policy for Japan 2012 について

今年で2回目となる SPJ 2012 の開催が近づいてきました。主催は「公益財団法人笹川スポーツ財団(SSF)」です。…Team TSU は今回も参加します! …ゼミ生がお世話になります。

我がチームのテーマは以下の通りです。

  運動部活動を通じた学校活性化プロジェクト
  -もしP・コトラーが高校の校長になったら-

Sport Policy for Japan 2012(概要)  ※SSF案内資料より

日程:平成24年10月20日(土)・21日(日)
会場:立教大学池袋キャンパス
      東京都豊島区西池袋3-34-1 ( 「池袋駅」下車。西口より徒歩約7分)
参加大学:13大学 23チーム 約120名
 桜美林大学、神奈川大学、慶應義塾大学、産業能率大学、順天堂大学
 尚美学園大学、多摩大学、東海大学、東京成徳大学、日本大学、一橋大学
 立教大学、早稲田大学 (五十音順)
スケジュール:
 10月20日(1日目)
  1.開会式
  2.政策提言発表
 10月21日(2日目)
  1.政策提言発表
  2.基調講演 鈴木寛氏(参議院議員/元文部科学副大臣)
  3.表彰式

 ※詳細はSSFホームページにて (http://www.ssf.or.jp/spfj/index.html

2012/10/07

#529 大学教育・雑感 (26)

ユニーク!?な「授業」を考えてみました!

TSUでは来年度から新しいカリキュラム(新カリ)がスタートします。…新カリのコンセプトの1つに「就業力の育成・強化」があります。小規模私立大学が生き残っていくためには、特に出口対策が重要なポイントになってきますので、賢明な舵取りだと思います。

そんな関係で、今、「基礎ゼミⅠ」という授業のシラバスを考えています。…健康・スポーツ心理学科の専門科目として配置される通年30コマの1年次の授業です。2年次には発展編!?の「基礎ゼミⅡ」もあり、そちらも視野に入れて考えねばなりません。

今のところ、以下のように考えています。

 ●「大学生(大人)の学び」を体得する
 ●「協働」の大切さを実感する
 ●「構想力」「実践力」を向上する
 ●「達成感」を味わい「目標達成」の喜びを知る

Terry Bird は、常々、学生を大人とみなして接していきたいと考えています。…そのようなスタンスで指導してきたつもりです。…ですので、基礎ゼミも「北風と太陽」の話に例えると「太陽」のような内容にするつもりです。

さて、内容を文章化しよっと…

2012/10/05

#528 Terry Bird の SA 日誌 (22)

Jean への協力要請

今回の海外派遣プログラムのカナダ現地調査(10/28-11/9)では、連邦・州政府機関、教育委員会、学校、関連民間団体他へのヒアリング・訪問・視察を予定しています。一部スケジュールが未確定のところがありますので、現在、それを詰めている段階です。

SAに就任した初期のころから、Prof. Jean Harvey(オタワ大学教授)には助言を求めてきましたが、ここに来て、再度、助言を求めることにしました。…海外調査において訪問(受入)先を確定するのは、そんなに簡単なものではないということを実感しています。

今回の Jean への E-mail 作成は苦戦しました。3時間程かかったでしょうか…英語が得意だったら…と、つくづく思いました。 若者よ! 外国語の習得に燃えよ!

拙い英文で、失礼な表現もあったかもしれません。でも、開き直って Jean からの返事を待ちたいと思います。

2012/10/03

#527 Terry Bird の SA 日誌 (21)

カナダ現地調査までにするべきこと!

今回の海外派遣プログラムに参加される方は、全国からお集まりになった小学校から高校までの保健体育科及び栄養教諭の先生方です。…帰国後、研修の成果をまとめ、各教育委員会主催の研修会等で指導される方たちです。

カナダ現地調査で様々な機関に訪問しますが、おそらく先生方にはそれぞれが“点”に過ぎず、2次元あるいは3次元的連関はイメージできておられないと思われます。

…ですので、そこの繋がりをシニアアドバイザー(SA)の Terry Bird としては、事前にお示ししたいと考えています。

カナダのスポーツ政策についても、そのように認識していましたが、「カナダの身体教育・健康教育」についても、そのフレームワークはとても分かりやすいです。…非常にシンプルです。…合理的です。…ただし、現地で確認する必要はありますが・・・。

なお、日本の場合は、それらの連関が説明しづらいような印象を持っています。

2012/10/02

#526 Terry Bird の SA 日誌 (20)

海外調査研究の装備品①

海外派遣プログラムのカナダ現地調査(10/29-11/09)まで1か月を切っています。現在、Terry Bird は多忙を極めております。首が回りません。…なかなか海外研修の準備が進みません。

でも、時は止まってくれませんので、逆算して準備を進めていくしかありません。…(来年度はゆるいスケジュールにした~い!)

今日は装備品について書きます。

【鉄則】
①余分なものは持っていかない。
   ・変圧器(1kg弱)…海外にはいつも持って行っていました。
     (最近のACアダプターは問題ないらしいです。)
   ・日本でやり残していた仕事(その資料)
     (原稿執筆資料5kgぐらいをスーツケースに入れてカナダ国内を移動していた!)
     (結局、一度も作業する時間はなかった!)
   ・カメラの三脚
     (一人でナイアガラの滝に行った時も結局外人さんにお願いできた!)
   ・ビデオカメラ
     (観光ではないので、使用頻度は極めて少ないでしょう!)
②なくて失敗したなぁ~と思ったものは持参すべし。
   ・割りばし(or マイ箸)はあったほうがいいです。
     (恥ずかしながら、手づかみでスーパーで買った惣菜を食べたことがあります!)
   ・調味料(醤油、塩など)
     (スーパーで買った寿司などは醤油がないと…です!)
     (そもそも寿司は日本で食べるのが一番です!)
   ・カゼ薬、解熱剤など
     (2011年1月にカナダに行ったときには体調を崩し、大変な思いをしました!)

③その他必要なもの
   ・ICレコーダー
   ・ポータブルプリンター ※調査団で行く場合は1台で十分
   ・ガムテープ

今のところ、この程度ですが、まだまだリストアップしなければ…。ただし、今回は装備品を厳選したいと思います。…機内持ち込みにもコロコロは必要かなぁ~