2013/09/30

#825 東京五輪2020 「立候補ファイル」を読む (3)

Discover Tomorrow…

東京五輪の招致スローガンとして「未来をつかもう(Discover Tomorrow)」が掲げられていたようです。…以前、SMJブログでも書きましたが、以下はこれまでのオリンピック各大会のスローガンです。

2012年 ロンドン大会  Inspire a generation
2008年 北京大会    One world, one dream
2004年 アテネ大会   Welcome home
2000年 シドニー大会  Share the spirit
1996年 アトランタ大会 The celebration of the century
1992年 バルセロナ大会 Friends Forever
1988年 ソウル大会   Harmony and progress

Discover Tomorrow は、2020年東京オリンピック・パラリンピックの正式な大会スローガンになるのでしょうか? なお、JOCのウェブサイトによると大会組織委員会(TOGOC)の設立は2014年2月頃とのことでした。

※資料
 http://tokyo2020.jp/jp/plan/candidature/index.html

2013/09/29

#824 “英会話力”向上プロジェクト (18)

頑張っています!

Terry Bird のマイ・プロジェクトです。…NHKラジオ英会話(2012年度)の復習をしています。…具体的には1年(4月~3月)分の計144個のダイアログの丸暗記に挑戦しています。

今月(9月)は、9月2日から9月14日までカナダに現地調査に行っていましたので、帰国後からスタートしたこともあり、現時点で9個分しか暗記できていません。ですので、今週中は9月分を継続したいと思っています。

 テーマは Learning Expressions Using Numbers(数を使った表現を学ぶ)でした。

今まで、こんなに英語を修得したいと思ったことはありません。…必要にせまられて・・・と言うか…

この丸暗記は今年度で終わらせたいと考えています。…10年計画の3年目の取組はアレをしようとすでに予定を描いています。…以下は、今月号の中で“へーそうなんだ”と知ったことです。

A: I always considered London to be very rainy.
B: It's much less rainy than New York.

The average annual rainfall in London is only 650 milimeters.

2013/09/28

#823 東京五輪2020 「立候補ファイル」を読む (2)

競技日程(案)…

「立候補ファイル」の申請段階での2020年東京オリンピックの競技日程(案)についてです。…IOC及び国際競技連盟との緊密な連携のもと日程改善がなされ、正式決定されるようです。…少し気が早いですが、以下は主要な競技・種目等の日程です。

開会式  2020年7月24日(金) 20:00~23:00
閉会式  2020年8月  9日(日) 21:00~24:00

  ○ サッカー(女子:予選) 7月22日(水) 17:00~
  ○ サッカー(男子:予選) 7月23日(木) 17:00~
  ○ マラソン(女子)     8月  2日(日)   7:30~
  ○ マラソン(男子)     8月  9日(日)   7:30~
  ○ ゴルフ(男子)      7月30日(木)~8月2日(日)
  ○ ゴルフ(女子)      8月  5日(水)~8月8日(土)

その時、皆さんは何歳でしょうか?

Terry Bird は東京五輪イヤーに誕生しましたので、○○です。…ひゃーっ!

※資料
 http://tokyo2020.jp/jp/plan/candidature/index.html    

2013/09/27

#822 東京五輪2020 「立候補ファイル」を読む (1)

お・も・て・な・し…

今年の1月7日に「東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会」(以下、招致委員会)がIOCに提出した「立候補ファイル」をパラパラ読み返しています。…実際に提出されたファイルは英語・仏語版ですが、日本語版の「立候補ファイル(全3巻)」が招致委員会のウェブサイトに公開されてあります。

例の「お・も・て・な・し」が気になり、その第1巻に検索をかけてみました。…ありました!

<第1巻導入>より
2020年東京大会のあらゆる場面において、その中心となるのは選手である。選手村を会場配置計画の中心に置くことに始まり、大会計画のあらゆる面で選手のニーズを最優先で考慮して実現させている。選手やサポーターは、「おもてなし」に代表される日本特有の文化に触れることになる。この独特な伝統文化により、全ての訪問者はかつてないほどの歓迎を受けるに違いない。東京はまた、世界トップクラスのショッピングや食文化など、豊かな文化的魅力も持っている。

<07 マーケティング>より
オリンピック・ホスピタリティ・センターはIOC、TOPパートナー及び国内スポンサーとのパートナーシップにより設立、運営される。オリンピック・ホスピタリティ・センターは、”Discover Tomorrow”のコンセプトを体現し日本ならではのあたたかく思いやりにあふれたおもてなしを特徴とする。また、日本料理や世界各国の料理を含む、世界最高水準のケータリングサービスを提供する。

どうやら、重要なキーワードないしコンセプトとして、当初から位置づけられていたもののようです。…周到な準備があったことが窺えます。

※資料
 http://tokyo2020.jp/jp/plan/candidature/index.html

2013/09/26

#821 大学教育・雑感 (50)

話ができないのは、書けないからか…

学生の“プレゼン力”を高めるために、早速、ゼミの時間に「夏休みの成果」について一人ずつ話してもらいました。…が、1行ないしほんの数行で話が終わってしまいます。…40日間生きてきたんだから、何かあるだろう!…とプレッシャーをかけても、なかなか出てきません。…オイオイ、それじゃ、採用面接ではアウトだよ…と言っても・・・沈黙・・・。

文章を書くのが得意な人が話し上手であるとは限りませんが、話すことと書くことには何らかの関係があるのではないでしょうか…

さらに、話すネタがないという傾向も浮き彫りになりました。…実際は、つっつけば色々出てくるのですが、それらが頭に浮かばない、そして、言葉に出ない…というパターンです。

就寝前に1日を振り返る習慣、すなわち“日記”をつけることを、彼らに勧めてみましょうか…あるいは、授業時にある“お題”を出して、文章を書かせ、それを暗記させ、プレゼンでもさせましょうか…

色々試してみることにします!

2013/09/24

#820 大学教育・雑感 (49)

学生に修得させるべきもの…

9月7日はカナダに滞在中でしたので、残念ながら日本の大興奮の輪の中に加わることはできませんでした。…海外にいて、オリンピック開催地の決定について、当事国以外は特に関心がないということが、よく分かりました。

2020年五輪が東京に決定したのは、最後のプレゼンが非常に良かったから…ということをカナダから戻ったあと耳にしました。また、テレビでその時の映像の一部も見ました。

…様々な(成功)要因があったかと思いますが、やはり“プレゼン力”は重要のようです。

同時に、学生が就職活動においてゴールにたどり着くための鍵となる要因も面接時の“プレゼン力”かなぁ…と思うようになりました。…確かに、我がTSU健康・スポーツ心理学科の卒業生(1期生)就職状況および2期生の内定獲得者を見ていると、ハキハキと話ができる、表情が豊かである、少々おしゃべりである、自己主張できる…学生が比較的早い段階でゴールにたどり着いていました。

後期の授業が始まっていますが、重点課題の1つにしたいと考えています。

2013/09/23

#819 2013 カナダ現地調査(9/3~9/14):報告⑥

まとめ

今回の4度目のカナダ現地調査で、同国での滞在延日数が50日を超えました。…英会話で苦労することはほとんど改善されていませんが、カナダでの生活に少し慣れてきたかなぁ…という実感が芽生えつつあります。

何事も“経験の積み重ね”が重要です。…できないこと、苦手なこと、知らないこと…であっても、チャレンジしていけば何とかなるということでしょうか…

特に変化を感じたのは、食事が美味しく感じられるようになってきたことです。…理由は分かりませんが、自分に合った食事を異国の地でセレクトできる能力が身に付いてきたのかもしれません。…とは言っても、フードコートで食べた“うどん”は・・・でした。…お店の名前は明らかにしませんが、要注意です!

研究上の話に戻しますと…当たり前の話ですが、外国研究をする場合、インターネットで収集できる情報を鵜呑みにしてはいけないということ、現地関係者とのコネクションづくりやネットワーク構築が不可欠であることなどを、今調査において強く感じました。

今回で3年連続のカナダ現地調査です。…上記のような意味で、今後も年1回はカナダに行く必要があると考えています。…そのためにも外部研究資金を獲得しなければ・・・

2013/09/21

#818 2013 カナダ現地調査(9/3~9/14):報告⑤

もう1つの成果…

今回の現地調査はカナダの「連邦スポーツ政策(Canadian Sport Policy 2012:CSP 2012)」の策定過程を解明するための資料を収集することが第1の目的でした。…また、それとは別に、第2の目的もありました。

その第2の目的とは、2011年1月11日にSport Matters JAPAN(SMJ)をスタートするにあたっての直接の原動力(ヒント)となったカナダのSport Matters Group(SMG)から、 SMJを日本版SMGとして認めていただけるように交渉することでした。

結論だけ言いますと、SMGの4代目シニアリーダーであるB・エリオット氏から「許可」を得られました!

彼へのインタビューの中で、どうしてCSP 2012の研究をしているのか、そして、日本版SMGであるSport Matters JAPANが、この研究とどのような関わりをもっていくことになるのか…について説明しました。…彼は理解を示してくれるとともに、それが上手くいくことを願ってくれました。

Terry Birdも、今後のSMJの展開が一層楽しみになってきました!

2013/09/20

#817 2013 カナダ現地調査(9/3~9/14):報告④

現地調査時に実践したこと…

カナダでの滞在中、ほぼ毎日実践したことがあります。…さて、何だと思いますか?

それは午前6:00から1時間ほど、ホテル内のFitness Centre(6F)でトレーニングをして汗を流したことです。…おまけとしては、終了後にバスタブで洗濯!…というのが現地調査時の毎日のルーティーンでした。…マニアックになりますが、メニューは「ボディ・トレック(45分)」「ベンチプレス」「スクワット or レッグランジ」「シットアップ」「バックエクステンション」「アームカール」などでした。

日本に戻ってから1週間がたとうとしています。…カナダにおける非日常の記憶が徐々に薄れつつありますが、毎朝、ボディ・トレックをしながら窓越しに眺めていたオタワのパーラメント・ヒル方面の風景が今でも目に焼き付いています。

Terry Bird のこだわりでもあり、海外調査時の能率(効率)性を高めたり、集中力を高いレベルで維持し続けられるなどの効用のある毎朝のトレーニングは、必須のプログラムです。…皆さんも海外調査に行かれるようなときには、ぜひ運動靴を持参してください!

さぁ、後半戦の始まりです!

2013/09/19

#816 2013 カナダ現地調査(9/3~9/14):報告③

国際学会へのお誘い…

出国前夜(現地:9/12)に招いていただいたJeanのお宅でのディナーで、オタワ大学の先生方ととても楽しいひと時を過ごさせていただきましたが、…(実際は、Terry Birdの片言の英語にお付き合いいただいて)…様々な話をすることができました。

「けろっこデメタン」、「キャンディ・キャンディ」、「魔法使いサリー」など、ケベックのほとんどの子供たちは仏語翻訳された日本のアニメを見ていたようで、その話では皆さん少々興奮気味でした!

その場には、オタワ大学健康科学部ヒューマンキネティクス学科の「スポーツ社会学」の先生が3人と「生理学」の先生が1人いました。…皆さんAssociate Professorで、Full Professsorになるのはとても大変で30数人いる教員の中でもその肩書を持つ者は10人ほどしかいないようです。Jeanはそのうちの1人ですが…

その中のChristineから、「来年(2014年)、横浜で ISA's World Congress of Sociologyがあって、9月30日が一般研究発表の申込期限だからどう?」というお誘いを受けました。…スポーツ政策はカナダに限らず国際的にもスポーツ社会学の分野において重要なテーマとして位置づけられているようです。…ISAとは国際社会学会(International Sociological Association)のことです。

話は複雑になりますが、Christineは国際スポーツ社会学会(International Sociology of Sport Association)の事務局長を務めておられる方でした。…Christineからは、早速、ご案内のE-mailが届きました。

Terry Bird、世界に羽ばたきますかねぇ~

2013/09/17

#815 2013 カナダ現地調査(9/3~9/14):報告②

疲れていても…

現地調査から戻ったのが9/14の夜でした。…帰国後、どんなに疲れていてもやるべきことがあります。…それはインタビュー等でお世話になった方々へのお礼状の発送です。…実際はE-mailですが…

カナダ時間の9/16(月)午前9時までに送信すればよいので、幸い日本時間でいうと9/16(月)午後10時まで猶予がありました。…しかし、現地でのアクティブな気持ちが帰国後も続いていましたので、9/16の明け方までにはすべて送信し終えてしまいました。…記念に撮影した写真も添付しました。

早速、何通か返信があり、その中には今回インタビューが実現できなかったレニハン氏からのものもあり、インタビューに代わる質問紙調査に協力しても良いとの回答がいただけました。…良かったぁ!

レニハン氏は、CSP 2012の策定において、まさに極めて重要な役割を果たした人物です。…今回の現地調査はトラブル続きでしたが、数日前のSMJブログでも書きましたように、結果オーライのところもあり、レニハン氏へのインタビューのキャンセルについては、特に天の配剤を思わせるかの出来事でした。…レニハン氏へのインタビューの予定はカナダ到着日の翌日午前でした。…振り返ると、もしそのタイミングでインタビューを行っていたとすると、すべてがボロボロになっていいたような気がします。

Terry Bird は運が良さそうです!

2013/09/16

#814 2013 カナダ現地調査(9/3~9/14):報告①

負傷兵の帰還…

昨日(9/15)、Air Canadaの担当者から連絡がありました。…日本(成田空港)に一緒に帰還できなかったTerry Birdのスーツケース(1号)が、翌日の便で帰還したとのことです。…ただし、負傷していたようです。…なぜっ…本日の午前中には、貴重な資料と子どもたちへのお土産が手元に届きます。

傷の具合は、車輪(キャスター)1個の破損とボディーに2か所の亀裂を負ったようです。…中身は無事か?…そう言えば、彼(写真)は2011年1月の調査時にもハンドル部分を負傷しました。

今回は重症のようですが、Air Canadaの負担により修理していただけるようです。…彼は、Terry Bird が2007年9月に初めてカナダに行ったとき以来の戦友です。…しばらく入院することになりますが、3月までには現役復帰してくれることを願います。

もうすぐ明け方です。…まだまだギンギンです!…日本の生活リズムに戻さねば…

2013/09/15

#813 2013 カナダ・スポーツ政策研究:現地報告⑫

無事!? 帰国しました…

昨夕(9/14)、無事に成田空港に到着し、日本に戻りました。…気温30℃ということは機内アナウンスで知っていましたが、やはり蒸し暑いです。…カナダも例年にない暑い日が続き、また寒暖の差が激しかったです。…ただし、ジトッとした暑さではありませんでした。

今回の現地調査はトラブルが続きました。…預け入れ荷物が2個目から有料とは知らずに追加の料金(9,000円)を支払ったことに始まり、出発便の整備不良(部品取替)による1日遅れの出発にともない、現地到着日翌日(9?3)に予定していたインタビュー調査をキャンセルせざるを得なくなりました。…また、帰国便へのトロントでの乗継時間(1h)に、免税店でお土産を選ぶのに時間がかかり、危うく取り残されそうになったこともありました。

…そして、ダメ押しは子どもたちへのお土産が入ったスーツケースが日本に届いていないというトラブルです。…このようなことは初めての体験です。…マイ・スーツケースは何故カナダにまだいたのでしょうか?…トラブルが続くときは続くものです。

でも、ものは考えようで、この暑い中、2つの大型バッグと1つのショルダーバッグと免税店で買ったお土産袋をもってスカイアクセスで移動していたことを考えると、一番大きな荷物を無料で自宅に送り届けていただけるとういうことは、ある意味ラッキーなことでした。

この連休は、2週間近く寂しい思いをさせた家族のためにサービスしたいと考えています。…カナダ現地時間では、今頃、絶好調でした。…もちろん Terry Bird 以外はすやすやと寝ています。

2013/09/13

#812 2013 カナダ・スポーツ政策研究:現地報告⑪

第9日目(9/12):最後の難関を乗り切りました!

最後の山場は、今回の現地調査でいろいろお世話になったJeanから招待された、彼の自宅でのバーベキューでした。…Jeanの奥様と、オタワ大学の同僚が数名集まるとのことでした。

ひょっとする、Terry Bird にとっては今回の現地調査においてもっとも難しいプログラムだっかもしれません。…よく海外ドラマや映画などでホームパーティーのシーンが見られますが、片言の英語しか話せない者が、そのような場に飛び込んでいくわけですので、お察しください。

Jeanの自宅はケベック州にあり、オタワ大学はオンタリオ州にあります。…今日集まった7人のうち、Terry Bird を除く6人は英語・仏語の両方を話すことができます。…基本的に、Terry Bird と会話するときは英語で話してくれますが、彼ら同士の会話はすべてフランス語です。

何事も、開き直りは大切です。…図太くやっちゃいました!…ハッタリも、ここまで来たら大したものです。…5時間ほどJeanのお家にいましたが、コミュニケーションをなんとか図ることができました。

詳細は、いずれSMJブログで書きますが、とても有意義なひと時を過ごすことができました。

いよいよ明日、帰国します。…14日の夕方に成田に着きます。…早く家族のもとに帰りたいです。…やはり疲れました!

オタワ(9/12 23:34)より Terry Bird でした!

2013/09/12

#811 2013 カナダ・スポーツ政策研究:現地報告⑩

第8日目(9/11):インタビュー④が無事終了しました!

現地調査をして本当に良かったぁ…これなしで研究を進めることなどあり得ない…と強く実感しました。…逆に、インターネットが普及した今日、日本に居ながらにして相当の資料が入手可能ですが、もしそれだけで論文を書いていたとすると、ゾーッとします。…最大の山場で、最高のインタビューをすることができました。…通訳者のNakaさんはかなりお疲れになったと思います。…ありがとうございました!

インタビュー調査④ 9/11 9:30~12:00 
  民族遺産省スポーツ局(Sport Canada, Canadian Heritage)
   D・S氏 (Director, Policy and Planning, Sport Canada)
   S・F氏 (Manager, Federal-Provincial-Territorial Coordination, Sport Canada)
   J・K氏 (Senior Policy Analyst, Canadian Heritage)  ※電話会議として参加

予定していた質問等はA4用紙4枚程度でした。…1ページ目のインタビューをしている時から、このペースでは予定の2時間では終わらないと思いました。…案の定、3ページ目が終わるころにちょうど2時間に達しました。…しかし、これを逃しては良い研究ができない! ここは勝負だ! …ということで、アクセルを緩めることはしませんでした。

彼らはとても好意的でした。また、Terry Bird が要求した大半の資料は、後日メールに添付して送ってくれるとのことでした。…通常、個人研究レベルで連邦政府内に入り込めることは、余程のコネクションがない限り無理だと思います。…Jean のおかげです。…また、彼らは今回の研究の意義をよく理解してくれました。公開していない資料であっても、研究目的であるならば…ということで資料提供を約束してくれました。…ちなみに、Sport Canada のオフィスはケベック州のガティノーというところにあります。…下の写真は、ビルの1階ロビーにあった展示物ですが、2013年9月5日から15日までフランスのニースで開催されている 「フランコフォニー(la Francophonie)」を対象とした芸術・スポーツ大会に関するもののようです。


Sport Canada へのインタビューが山場と書きましたが、実はもう1つ乗り越えねばならない頂きがあります。…では、そちらの準備を今からします!

オタワ(9/11 20:42)より Terry Bird でした!

2013/09/11

#810 2013 カナダ・スポーツ政策研究:現地報告⑨

第7日目(9/10):インタビュー③が無事終了しました!

インタビュー調査③ 9/10 9:30~11:10 B・E氏(Senior Leader, Sport Matters Group)

Sport Matters Group(SMG)は“最高経営責任者(CEO)も事務所も正式な会員制度も会費も存在せず、非営利組織にも当てはまらない実体の見えにくい非組織化グループ”です。…しかしながら、カナダのスポーツ分野において強い影響力を持ち、また重要な役割を果たしてきたグループです。SMGのオフィス(2つのデスク)はカナダ・スポーツ情報資源センター(SIRC)のオフィスの中にあります。…SIRCとはスポーツ関連研究をしている人なら良くご存じの SPORTDiscus を作った機関です。そのSIRCで、SMGの現シニアリーダーB・E氏にインタビューをしてきました。


今回の現地調査の目的である連邦スポーツ政策(CSP 2012)に関することだけではなく、今後のSport Matters JAPANの方向性に関する重要な話もすることができました。…この件は、いずれSMJブログで書かせていただきます。…以下は頂戴した記念品です。ただしSIRCのもの(文鎮?!)ですが…


…いよいよ明日は最大の山場を迎えます。…Sport Canada(民族遺産省スポーツ局)へのインタビューです。…これから、しっかりと準備したいと思いますが、眠~い…

オタワ(9/10 22:00)より Terry Bird でした!

2013/09/10

#809 2013 カナダ・スポーツ政策研究:現地報告⑧

第6日目(9/9):インタビュー①②が無事終了しました!

いよいよ現地調査のメインイベントの始まりです。…同行していただける通訳者のNakaさんは、2011年の文科省調査(SSF受託調査)の際にも、トロントで3カ所の通訳をお願いした方です。…よろしくお願いします!

インタビュー調査① 9/9 9:30~11:10 J・H氏:オタワ大学教授(Professor, University of Ottawa)

カナダに到着してから取組んでいた主たる作業は、カナダの現行の連邦スポーツ政策(Canadian Sport Policy 2012: CSP 2012)の策定過程を時系列で整理し、チャート化することでした。…その際の資料はほぼカナダスポーツ情報資源センター(SIRC)のウェブサイト内の専用コーナーで公開されてあります。…ただし、膨大です。…何とか、時系列チャート原案の作成が間に合い、その資料とともに臨んだ初回インタビューでしたが、ウェブサイトで公開されている資料だけでは、その全容解明は無理であるという厳しい現実に直面することになりました。…初回インタビューがJ・H教授で良かったです。…その後のインタビュー調査内容を若干修正することにしました。…下の写真は午前のインタビューを終えてホテルに戻る際に撮影したリドー運河です。


インタビュー調査② 9/9 14:00~15:40 C・J氏: カナダ身体・健康教育協会 事務局長・CEO (Executive Director and CEO, PHE Canada)

午後のインタビュー対象者は、今回のCSP 2012の策定にあたって中心的な役割を果たした人物です。Sport Matters Group(SMG)の前シニアリーダーであり、その立場に就いた時期からCSP改定のRenewal Stage が動き出し、その中心におられた方なので様々な情報を仕入れることができました。…オフレコも含めて…


上の写真はPHECanadaのオフィスのドアの表札?!です。…建物自体は築何十年という古い雑居ビルのようなものでしたが、オフィス内は、やはり活気がありました。…カナダの体育・スポーツ分野には、こういったNPOが幾つもあります。

オタワ(9/9 19:13)より Terry Bird でした!

2013/09/09

#808 2013 カナダ・スポーツ政策研究:現地報告⑦

第5日目(9/8):Chronological Chart - ver.1 - 原案 作成!

今日もオタワ大学のマイ・オフィスで6時間ほど作業をしてきました。…さすがに日曜日でしたのでキャンパス内は閑散としていました。…ただし、太極拳をしている集団がいたり、子供たちがいたりと、平日とはまた違ったキャンパスの様子を見ることができました。

明日からの4つのインタビュー調査を前にして、調査時の基礎的資料として予定していた「時系列チャート(Canadian Sport Policy Renewal Process: Chronological Chart - ver.1 -)」の原案作成が間に合いました。全部でA4用紙6枚です。…力作です!…良かったぁ~


夕食前に少し仮眠することにします。…目が覚めたら夕食を食べ、それから明日の午前・午後のインタビュー調査の準備に取り掛かります。以下の写真は、Terry Bird の今日の夕食です。

では、おやすみなさい…

…オタワ(9/8 17:00)より Terry Bird でした!

2013/09/08

#807 2013 カナダ・スポーツ政策研究:現地報告⑥

第4日目(9/7):土曜日のキャンパス…

大学は Terry Bird にとって落ち着ける場所です。…他国の大学であったとしても、ごく自然に溶け込んでいます。…まるで自分の大学にいるようです。…オタワ大学の土曜日のキャンパスは、もちろん学生数は少ないですが、やはり大学(生)だなぁ…と思わせてくれました。

今日もオタワ大学のマイ・オフィスで8時間ほど作業をしました。…途中、2020五輪開催地決定が気になり、IOC関連のウェブサイトでLive中継を見たりしましたが、カナダ時間の午後5時から決選投票結果が放送されるということを知ってからは、作業に集中しました。…以下は、その成果の一部です。


カナダの連邦スポーツ政策(Canadian Sport Policy 2012)の策定過程をExcelで図式化したものです。…たいしたことないなぁ…とは思わないでください。…画面には28行分しか映っていませんが、今のところ266行にプロセス全体が整理できましたので、この10倍近くあるのです。

8時間ぶっ通しで作業をし、少々疲れました。…ですので、バイワードマーケット(Byward Market)で“お一人様”をしようと思い、半ば放心状態のままプラプラすることにしました。…でも、土曜日の夜の雰囲気のお店に、このテンションの低さのまま入るのは気が引けましたので、結局、リドーセンター(Rideau Centre)1階にある庶民的なカフェで夕食をとることにしました。

さぁ、明日(日曜日)もオタワ大学で作業するか~

…オタワ(9/7 19:26)より Terry Bird でした!

2013/09/07

#806 2013 カナダ・スポーツ政策研究:現地報告⑤

第3日目(9/6):大いなる収穫…

今日は1日(9:00~15:00)、オタワ大学のマイ・オフィスで作業をしました。…金曜日は通常であれば大学に来ない日であるにもかかわらず、Jean が10時ごろ来てくれました。…作業部屋にあるパソコンから大学図書館所蔵のE-booksの閲覧がうまくできないことを昨日話したので、様子を見に来てくれたのです。

ただ、図書館資料の閲覧やダウンロードは今のところ優先されなくて良く、インタビューに向けての準備作業に取組みたいことを伝えたところ、実は…ということになりました。

Jean他 の編著で今年の12月に「カナダのスポーツ政策」が出版されるようです。…で、何とその全ての文献リスト(Bibliography)をいただくことができたのです。…要するに、Terry Bird にとって必要かつ日本からでは入手が困難な資料があったらピックアップしろ…ということです。…やぁ~、助かります。

今日は、6時間ぶっ通しで席を離れることなく、Canadian Sport Policy 2012(CSP 2012)の策定プロセスの図式化の作業をしました。…大雑把ですが、その全体像が整理できつつあります。…色々な意味で今日は実り多い1日でした。


作業部屋から見える高層の建物が気になり調べてみました。…2012年に建てられたSocial Sciences building でした。特に名前は付いていないようです。…寄付金等がなかったということでしょうか…

…オタワ(9/6 23:40)より Terry Bird でした!

2013/09/06

#805 2013 カナダ・スポーツ政策研究:現地報告④

第2日目(9/5):Jeanとの再会、そして…

やはり、オタワ大学のジーン・ハーベイ教授(Prof. Jean Harvey)は頼りになります。…昨日の状況から急展開です。

…午前10:00頃、Jeanのオフィスを訪ねました。…同大のヒューマンキネティクス学科とスポーツ事業関連の施設を併せもつモンペティ館(Montpetit Hall)にJeanのいわゆる研究室がありました。…古い建物のようですが、なかなかオシャレなつくりでした。…約1年ぶりの再会です。
 
Terry Birdの拙い英語ではあっても、彼を含めカナダの人たちは一生懸命理解しようとしてくれます。…結果的には、彼の管理するwork room(写真)を滞在中、自由に使わせてもらえることになりました。


ガラス張りの壁(窓)からはキャンパスが眺めることができます。…このような絶好の環境を与えてもらえたので、10時30分から15時までぶっ通しで資料検索や作業に集中することができました。…金~日も自由に使えるので、効率よく現地での作業を進めていきたいと思います。

…以下の写真は、Westin Ottawaの部屋(14階)からの景色です!


…オタワ(9/5 22:00)より Terry Bird でした!

2013/09/05

#804 2013 カナダ・スポーツ政策研究:現地報告③

第1日目(9/4)の午前中は良かったのですが…

出だしからゴタゴタしましたが、気を入れなおして現地調査に臨むことにしました。…あえて、今日(9/4)を現地調査の第1日目とすることにします。

…その第1日目は、午前6:00からのトレーニングに始まり、洗濯をし、午前中はオタワ大学(uOttawa)の図書館に行き、ビジターとして研究資料の検索等をしていました。


ところが、2007年のトロント大学での図書館ビジター利用をイメージしてオタワ大学でも同様のサービスが…と考えていたところ、ビジターが利用できるPCが限定されていたり、利用申請を毎日しなければならなかったり…とても利用し辛いということが分かりました。…ただし、限られた状況でも、現地でしかお目にかかれないカナダスポーツ政策関連の資料に遭遇することはできましたが…

…時差ボケでしょうか…途中から集中力が…年のせいでしょうか?

限られたPCをせっかく利用できていたので、もっと頑張りたかったのですが、もう限界でした。…新入生を迎えるuOttawaの所々の歓迎イベントの盛り上がりを背にして、ホテルに戻り態勢を立て直すことにしました。…途中、T/CからCashへの両替手続きをカナダの銀行で初めて経験しました。…思っていたより、スムーズに完了しました。…良かったぁ…


ホテルに戻ってからメールチェックをしたところ、Jeanから現地調査を案じるメールが届いていました。…1日以上遅れてオタワに昨晩遅く到着し、予定していたレニハン氏へのインタビューをキャンセルしたこと、uOttawa図書館を利用したことなどを返信しました。…そして、その後、何通かやりとりした結果、明日の予定とその後のスペシャルプログラムの予定が決まりました。…ワオッ!

…オタワ(9/4 21:26)より Terry Bird でした!

2013/09/04

#803 2013 カナダ・スポーツ政策研究:現地報告②

やっとトロント・ピアソン国際空港です…

日本時間9月3日(火)20:30のAC2002便で予定より1日以上遅れて日本を出発することになりました。…搭乗手続きをするために3時間も並んでいましたが、PC2号機のVAIOが活躍してくれました。


11時間前後の飛行時間でしたが、今回もそれほど長くは感じませんでした。…お楽しみの機内エンターテイメントサービス(enRoute)では、「リアル~完全なる首長竜の日~」をみて鳥肌が連発していました。お勧めです!

そんなこんなで、現在、トロント・ピアソン国際空港でオタワ行きのAC470便の出発待ちです。…ホテルに着くのは、現地時間9月3日(火)の24時前でしょうか…。いつも不思議に思うのですが、星条旗でもカナダです。

 
明日(9/4)はオタワ大学の図書館で、作業と資料収集をすることにします。

…トロント空港(9/3 21:12)より Terry Bird でした!

2013/09/02

#802 2013 カナダ・スポーツ政策研究:現地報告①

カナダに到着していませ~ん!

予定では今頃、太平洋の上でしょうか…夕食を食べた後にビデオを見ている時間だと思います。…暑い中、重い荷物を引きずって、成田空港まで行き、搭乗手続きをし、お決まりのフライト案内の掲示板の写真撮影をしました。


その頃から雲行きが怪しくなってきました。…Air Canada 002便の整備に時間を要するため出発が遅れるというアナウンスが流れました。…トロントで乗継があるので、これはヤバいということになり、早速、オダQさんにTELをしましたが、何とかなりそうということで、のどを潤しながら、搭乗カウンター前で待つことにしました。

16:20のフライトでしたが、待つこと約2時間…結局、部品交換のため本日中のフライトがキャンセルということになってしまいました。…あっちゃ~…その後、ACの手配で成田市内の某ホテルに移動し、先ほど夕食を終え、部屋で休んでいるところです。…2007年に初めてカナダに調査に行った時もモントリオールからオタワに移動する便が停電により欠航になり、バスで移動するというアクシデントがありましたが、まさか…

明日どうなるかは何も決まっていません。…ただ、現地時間9月3日の午前9時から予定していたPublic Policy Forum のドン・レニハン氏へのインタビューはひとまずキャンセルし、可能なら滞在中のどこかに延期することにしました。…先ほど、Thanks for the update という返信がありました。

前途多難です!…疲れましたぁ…

…成田(9/2 21:56)より Terry Bird でした!

#801 海外調査の準備 (17)

いよいよ出発です!

十数時間後にはエアカナダ(AC002便)の飛行機の中です。…夜食にカップヌードルが出てきますが、座席位置によっては相当ふやけてしまうこともありますので、幸運を祈ります。

いつものように、準備は不十分です。…完璧な準備などTerry Birdには無縁なのでしょう。…現地でぶっつけになりますが、今後の論文執筆に向けての最大限の情報・資料収集に取り組むことにします。

2週間近く日本にいないことになります。…その間には、2020年五輪の開催地が決定します。…日本で開催されるか否か…外国でその吉報を待つことにします。

…では、行って参ります!

現地報告をお読みいただければ幸いです。