2013/04/30

#700 SMJブログの目指すもの (14)

残り200本の投稿でどこまでできるか…

Sport Matters JAPANブログも今回で2013年の100本目です!…早いもので、今年も3分の1が終わろうとしています。明日から5月です。…予定では、残りの8か月間で200本のSMJブログを書かせていただくつもりです。…SMJ#900から新たなステージでのSMJの展開を予定しています。どこまでできるか…

SMG研究シリーズの中ですでに公言しましたが、SMJブログの目指すものは日本版SMG、すなわち「Sport Matters JAPAN:SMJ」を作ることです!…もちろん、そんなに簡単にできるとは考えていません。…本家本元のカナダのSport Matters Group(SMG)でさえ十数年の活動を通じて、成功と失敗を繰り返しつつカナダのスポーツ分野におけるポジションを築き上げてきたのですから…

…そのような意味で、以前からSMJ#900というゴールは“実はスタート地点である”というようなことを書いてきました。…この7月でTerry Bird もクロマティ?!の年齢を迎えます。…最近、テニスの練習やゲームをしていても息がすぐに上がってしまいます。…近くのものがかすんで見えるようにもなってきました。オーッ、これが“老い”というものか!

これからも、おじさんパワーで頑張ります!

#699 2013 カナダ・スポーツ政策研究 (4)

研究助成金を振込んでいただきました…

本日(4/30)、公益財団法人笹川スポーツ財団(SSF)から「2013年度笹川スポーツ研究助成」の助成金(100万円)を振込んでいただきました。…Terry Bird が採択いただいたのは「一般研究:スポーツ政策に関する研究」部門です。…SMJブログ内で何度か書いていますが、研究テーマは以下の通りです。

 カナダにおける連邦スポーツ政策の策定過程に関する研究

8月下旬から9月中旬の間で12日間程度のカナダ現地調査に行く予定です。…今回で4度目(2007, 2011, 2012)のカナダです。ヒアリングさせていただきたい関係者・機関、収集したい資料の数々が頭の中を渦巻いています。…あまり欲張りすぎないようにします。

ところで、同研究助成の「奨励の会(4/3)」の模様がSSFのウェブサイトにアップされていました。…Terry Bird も写真数枚に写っています。よろしかったら、覗いてみてください!

 ※ http://www.ssf.or.jp/encourage/grant/index_2013.html

#698 Sport Matters Group 研究 (2)

「ミルズ報告」について

本家「スポーツマターズ・グループ(Sport Matters Group:SMG)」が形成された発端が、カナダ初の連邦レベルのスポーツ政策として位置づけられる「Canadian Sport Policy:CSP」の策定に向けての一部関係者の非公式な議論をする集まりからであったことはSMJブログ#696でご紹介しました。…CSPは、その後改定され、現行のカナダの連邦スポーツ政策は2012年に策定された「Canadian Sport Policy 2012:CSP 2012」となっています。

今回は、そのCSP策定に向けて連邦政府を動かす主たる根拠となったと思われる「ミルズ報告」についてまとめることにします。

カナダにおける「スポーツ産業」について調査をするために1997 年11 月に設置されたデニス・ミルズ(Dennis Mills)下院議員が委員長を務める「カナダ民族遺産に関する下院常任委員会・スポーツ調査小委員会」は、215 のスポーツ組織等への質問調査(109 団体から返答)を行うとともに1 年間で計23 回の公聴会(41 参考人)を開き、最終的にスポーツ政策に対する69 項目の勧告を含む報告書(「カナダのスポーツ:リーダーシップ、協同および説明責任(SPORT IN CANADA: Leadership, Partnership and Accountability)」)を1998 年12 月に公表した。これが通称「ミルズ報告(Mills Report)」である。

同委員会が設けた調査領域は以下の3点でした。…69の勧告内容については省略します。

1. Measurement of the economic impact of sport on a national and regional basis.
2. The contribution of sport to the cultural sphere, particularly with a view to finding evidence of sport's impact on national unity and how this might be enhanced.
3. The potential scope of, and rationale for, federal involvement - or increased federal involvement - in the promotion of (and participation in) amateur sport in Canada.

ミルズ報告についても深く研究してみたいのですが、まずはSMG研究を優先します!

2013/04/29

#697 “英会話力”向上プロジェクト (13)

2012年4月号ダイアログ完全クリア!

Terry Bird の英会話力向上プロジェクトの2年目のスタートです。…NHKラジオ英会話(2012年度)」の12冊のテキストのやり直しを始めました。

4月号の12個のダイアログは完璧に暗記できました。…まだ始まったばかりですが、何となく手ごたえを感じつつあります。…日本語から英語に頭の中で翻訳しなくても、あるいは英単語あるいは英文を頭に思い浮かべなくても、スラスラ英文が口から出てくるようになりました。…ただし、記憶している4月号の英文に限られますが…

 There's nothing to it.
 You convinced me.
 I'll hold you to that.
 Join the club!
 Likewise.
 I'm flattered.
 Let me take down your number.
 Care for a cup of coffee?
 I'm impressed.
 What's on your agenda for tomorrow?
 Why don't I pick you up?
 That's nice of you to say.
 Let me help you with that.
 Leave it to me.
 It's been a while, Jean. How are things?
 Give me a minute.
 That's nothing.

上記はほんの一部ですが、4月号の中でも特に会話の中で使いそうなフレーズだと考えています。…明日から、5月号に取組みます。

2013/04/28

#696 Sport Matters Group 研究 (1)

はじめに…

Sport Matters JAPAN(SMJ)ブログ開設の主目的は、日本に Sport Matters JAPAN を作ることです。そのモデルは外国スポーツ政策研究を通じて知ったカナダのSport Matters Group(SMG)で、幾つかの国で同様のグループ(組織)が形成されてきましたが、SMGが本家本元です。…いよいよ計画の実現に向けて動き出します!

…以下は、文部科学省の報告書(2011)のなかで Terry Bird がまとめたSMGの概要です。

 スポーツマターズ・グループ(Sport Matters Group:SMG)は、「ミルズ報告」(1998 年12 月)後のカナダのスポーツ政策策定に向けての諸作業の中で、それらを契機に2000 年にスポーツ関係者間の非公式の討議の場からはじまった、カナダのスポーツ政策形成やカナダのスポーツ界の縦横の連携に少なからず影響力を及ぼしてきた非組織化グループである。同グループは、最高経営責任者(CEO)も事務所も正式な会員制度も会費も存在せず、非営利組織にも当てはまらない実体のみえにくいグループである。存在するのは、カナダスポーツ情報センター(Sport Information Resource Centre:SIRC)内に置かれている2 つのデスクだけであり、シニアリーダー(Senior Leader)とコミュニケーション関係マネージャー(Community Engagement Manager)の肩書をもつスタッフだけである。ただし、2人がSIRC 内のデスクにいることはほとんどない。このグループの実体、活動内容、実績等を知る手掛かりはそのウェブサイト(http://www.sportmatters.ca/en/home)にある。
 具体的には、この10 年余りでスポーツ政策提言、スポーツ関連プログラムの企画・調整・運営、ムーブメントの発信・推進、スポーツ関連調査・研究等を行っている。このグループの参加者は、元オリンピック選手、スポーツ行政担当者、学識経験者、競技団体関係者、シンクタンク職員、コンサルタント、スポーツ愛好家など多岐にわたっており、それぞれが九つの分野(寄付、署名、労力、現物、キャンペーン活動、政策能力等)から貢献方法を選択する方法をとっている。年間活動経費としては、15 万カナダドルの確保が目標とされている。同グループは、政府(スポーツカナダ等)にとって協力団体でもあり圧力団体でもある。キーパーソンは2 代目シニアリーダーのイアン・バード(Ian Bird)であったが、彼の後は3 代目のクリストファー・ジョーンズ(Christopher Jones)に、そして現在は4代目のボブ・エリオット(Bob Elliott)に引き継がれている。
 活動の1 つとして、ほぼ4 年に1 度行われる国政選挙に向けて各政党、政治家、政府機関等への接触を図り、カナダのスポーツ振興・発展に資する政策提言等を行っている。これまでに同グループ他の働きかけにより実現した政策に、児童フィットネス税額控除(Children's Fitness Tax Credit)、レクリエーション施設基盤整備プログラム(Recreational Infrastructure Canada Program)等がある。逆に、これまで訴え続けてきて未だ実現に至っていない提言については、「連邦保健予算の1%をスポーツ・身体活動に振り向けよ(One Percent of Federal Health Spending for Sport and Physical Activity)」が代表的である。

※引用(一部加筆・修正)  http://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/08/03/1309352_014.pdf

2013/04/27

#695 スポーツ政策研究日誌 (39)

2013 学会発表~その1~

新年度が始まりまだバタバタとしていますが、ゴールデンウィーク明けからは、研究の方に力を入れていきたいと考えています。…SSFスポーツ研究助成金も月末に振り込んでいただけるようです。(感謝!!)

分科会事務局から今年度第1回研究会・総会に関する第一報を送っていただきました。

 ★日本スポーツ産業学会 スポーツ法学専門分科会
   2013年度第1回研究会 (6/29・30 :徳島県美馬市『四国三郎の里』)

 ① 研究発表
 ② ワークショップ
     「川の事故に対する、安全・予防、用具を使った本格的レスキュー実践」

なお、今のところ、Terry Bird はSSF助成研究の一環として、以下のようなところまでの研究発表(報告)を予定しています。…早く着手した~い!

  「Canadian Sport Policy 2012 (CSP 2012) の策定プロセス及び内容について」

早速、航空券を予約しました!…幾分安く購入予約できましたので良かったです。

2013/04/26

#694 大学教育・雑感 (38)

Terry Bird のいるところに仕事あり…

世の中には、実はものすごく多くの問題があります。…ただし、それらを目の当たりにしたとき、ほとんどの人は意識的あるいは無意識的にスルーしているのではないでしょうか…

…悲しい“性(さが)”とでも言いますか、スポーツ政策研究に携わっている者としては、それらを解決しなければ…という妙な責任感を感じてしまいます。…これが、いつも自分の首を回らなくしている、最大の理由なのかもしれません。…まさに、表題の通りです。

昨日(4/25)、図書館運営員会の会議があり、我が健康・スポーツ心理学科の昨年度の図書館利用実績が学内最低であることが判明しました。…学内最高額の学科図書予算を配分されているにもかかわらずです。

 じゃ、今年度、学内最高の利用実績を目指そうではありませんか!

でも、昨年度で1学生1冊未満の年間貸出数を5冊以上まで上げるのは至難の業です。…色々と仕掛けるしかありません。

2013/04/24

#693 スポーツ政策ニュース (第33号)

スポーツ庁の在り方に関する調査研究

標記調査研究(平成24年度文部科学省委託研究)の「成果報告書」が、同省のウェブサイトで公開されています。 ※http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/chousa/detail/1333391.htm

同調査では、韓国、フランス、イギリス、カナダ、オーストラリア及びインドの計6カ国のスポーツ担当省庁等についての情報収集、分析・研究が行われています。…言うまでもなく、日本のスポーツ庁の在り方を検討する際に役立てるための文科省の委託研究事業です。

この調査研究は、平成23年度に『スポーツ政策調査研究(ガバナンスに関する調査研究)』を担当(受託)された「WIPジャパン株式会社」という翻訳・海外調査会社です。…さすが翻訳等の専門家が取組まれた調査研究です。…とても参考になります。

カナダ編を一読する機会がありましたが、英語が得意でない Terry Bird がいつも苦労している組織名、法律名、制度等の固有名詞の日本語訳を、WIPさんは先行研究を参考にしつつ表記の仕方を統一して選定または創出されていますので、非常に助かります。…現物をお送りいただき感謝いたします。

ところで、本当に日本にスポーツ庁ができるのでしょうか? どうせ作るなら良いものを…

2013/04/23

#692 スポーツ政策ニュース (第32号)

平成24年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査

久しぶりに文部科学省のウェブサイトを覗いてみました。…標記調査結果が公表されていました。…「調査結果の概要」のみ目を通しましたが、とても深刻な状況であることが分かります。(http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/kodomo/zencyo/1332448.htm)

では、何が深刻かと言いますと…是非ご一読を!

明日(4/24)の3限から Terry Bird のTSU健スポ3年次ゼミ(第1回)が始まります。今年は「日本の体育・スポーツ問題」について学生たちに、まず考えさせるところからスタートしたいと思います。…その題材として、この調査結果は大いに活用できそうです。

ここ数年、国等の調査に関わってから考えるようになったことですが、日本の(中央)行政機関は“調査好き”ではないでしょうか?…予算がついているから毎年(or 定期的に)調査をしているものも少なくないと思われます。…調査するだけでは意味がないのですが…

せっかくの意味のある貴重なエビデンスです!…政策に反映させ、日本の様々な問題を解決していきましょう!

2013/04/21

#691 Terry Bird の SA 日誌 (46)

報告書の校正完了!

NCTDの「平成24年度 教育課題研修指導者海外派遣プログラム研修成果報告書(スポーツ・健康教育の推進:カナダ)」(2012.10.29-11.9)のSAによる校正が完了しました。

大小含めると105の修正箇所がありました。…これ以上ないことを祈ります。…でも、必ず見落としがあるものです。

何度か読み返しましたが、今回この研修に参加された先生方の現地調査における取組の度合いが、見事に反映されていました。…素晴らしいです!

こういった報告書は、なかなか隅々まで読んでいただくことは少ないと思います。…ただし、カナダの身体教育(体育)及び健康教育についての実態についてまとめられたものは、これ以外に日本国内にはないでしょう。…ですので、公刊の暁には是非ともお読みいただければと思います。

…いよいよ、本当のフィナーレを迎えます。(少し寂しい…)

2013/04/20

#690 大学教育・雑感 (37)

担任からは離れたけれども…

今年度からTSU健康・スポーツ心理学科のクラス担任業務を離れて、やっと「研究ができる!」と思っていましたが、見事に裏切られました。

教務委員会の委員を担当することになったからです。…過去に1年間だけ委員だったことがありますが、これほど仕事が多いとは想像していませんでした。…カナダ研究への着手はゴールデンウィーク明けになることでしょう。(待ち遠しい~)

Terry Bird が担当する3年次ゼミ「スポーツ心理学演習3(スポーツ活用)」では、今年度9名(※昨年度14名)の学生を受け入れることになりました。…心理学という名称がついていますが、コンセプトは「スポーツを通じて地域、社会、国家、世界等を良くして、みんな(の心と身体)を元気にする!」というようなものです。

 懸案は、ゼミの一環として Sport Policy for Japan  2013 に出場するか否かです。

笹川スポーツ財団(SSF)のウェブサイトでは、今年度(2013年大会)の詳細が掲載されています。(http://www.ssf.or.jp/spfj/2013/index.html)

来週のゼミで相談したいと思います。(今年はムリかなぁ~)

2013/04/18

#689 Terry Bird の SA 日誌 (45)

久しぶりのSA日誌です…

昔々、Terry Bird はNCTDの海外派遣プログラムのシニアアドバイザー(SA)としてカナダに行ったとさ…

もう、随分と昔のことのようですが、本日(4/18)、NTCDから報告書の校正書類を送っていただきました。いよいよ公刊されます。…その最終段階としてSAによる校正の機会を与えていただきました。…我がG-1団の汗と涙の結晶です。心して最後の務めを果たしたいと思います。

本文だけで85ページあります。資料編は14ページです。…1年前には、このような報告書としてカナダ研修がまとまるとは全く想像できていませんでした。…まだ完成していませんが感慨深いです。…ただし、我がG-1団のカナダにおける12日間の経験の全てを活字で表すことは不可能です。…したがって、報告書では我々の思いの2~3割しか伝えられていません。非常にもどかしいところです。…残念です!

編集作業は年中行事ですが、たいてい面白くない作業です。…ところが、今回だけは楽しい作業になりそうです。…早く、子供たちを寝かせて、カナダの12日間の思い出に浸りたいです。

このような経験ができることは幸せです!

2013/04/17

#688 冬季スポーツ競技力の国際比較 (6)

まとめです…

Terry Bird の第1研究テーマは「国際競技力(ICS)指標の開発とその応用」です。…実は、カナダのスポーツ法・政策研究は第2研究テーマです。

金メダルの獲得数やメダル獲得数の多寡で国際競技力を比較するのはあまり意味がないと、ず~っと考えています。…しかし、日本のみならず国際的にも、それらを指標として国際競技力の向上を目指しています。…いずれTerry Bird が・・・

さて、矛盾しますが、インフォストラーダ・スポーツ社(Infostrada Sports)のVMT(2013.4.7更新)を資料として大雑把な分析をしてきた「まとめ」をしたいと思います。

SMJブログ#687の表をから浮き彫りになったのは、ヨーロッパの2か国(ノルウェー、ドイツ)は「伝統的冬季競技スポーツ大国」で北米の2か国(カナダ、アメリカ)は「大衆的(娯楽的)冬季競技スポーツ大国」として分けられるのではないか…ということです。…ネーミングは仮のものです。…言わんとしているところはご理解ください。

  4カ国の比較の中で各国が得意としている競技

  ・ノルウェー 「バイアスロン」「クロスカントリー」「スキージャンプ」(アルペン)
  ・ドイツ    「ボブスレー」「スケルトン」「リュージュ」「ノルディック複合」

  ・カナダ    「カーリング」「アイスホッケー」「フィギュアスケート」
           「ショートトラックスケート」「スピードスケート」
           「フリースタイルスキー」「スノーボード」(ボブスレー)
  ・アメリカ   「スケルトン」「アルペン」 (アイスホッケー)(フィギュアスケート)
           (フリースタイルスキー)(スノーボード)

金メダル獲得数予想ではノルウェー(15個)が、メダル獲得総数予想ではドイツ(37個)が、カナダ(金:12個、総:34個)を上回っています。…しかし、VMTの予想の範囲内ですが、どの国が真の冬季競技スポーツ大国かが何となく見えてきませんか?

…そのような指標開発を目指しています!

2013/04/15

#687 冬季スポーツ競技力の国際比較 (5)

簡単な分析結果です…

インフォストラーダ・スポーツ社(Infostrada Sports)のVMT(2013.4.7更新)を資料として、冬季スポーツ競技力の国際比較を試みています。…SMJブログ#683~#686では、金メダル獲得数(予想)順位の上位4カ国であるノルウェー、カナダ、アメリカ及びドイツについて、予想獲得メダルの内訳を整理してきました。

厳密な分析をするための指標ではありませんが、各競技の総メダルポイントに占める各国のメダルポイントの割合(「メダルポイント獲得率(%)」)を簡易的な指標としました。…なお、金メダル3点、銀メダル2点、銅メダル1点として、また、個人種目と団体種目のメダルの価値は同等として算出しました。…そして、4カ国の冬季スポーツ競技力の国際比較をするために下表を作成しました。…とても興味深い各国の特徴が浮き彫りになりました。


「ヨーロッパ型」と「北米型」に分けられる?

2013/04/14

#686 冬季スポーツ競技力の国際比較 (4)

ドイツについて

インフォストラーダ・スポーツ社(Infostrada Sports)のVMT(2013.4.7更新)を資料として、冬季スポーツ競技力の国際比較を試みています。

★ドイツの獲得メダル予想(金6、銀13、銅18 :計37)の内訳

   バイアスロン(11種目)・・・・・・・・・・・(金0、銀1、銅4 :計5)
    ボブスレー
      「ボブスレー(3種目)」・・・・・・・・・・(金0、銀3、銅2 :計5)
      「スケルトン(2種目)」・・・・・・・・・・(金0、銀0、銅2 :計2)
    カーリング(2種目)
    アイスホッケー(2種目)
   リュージュ(4種目)・・・・・・・・・・・・・・(金4、銀1、銅2 :計7)
   スケート
      「フィギュアスケート(5種目)」・・・(金0、銀1、銅0 :計1)
      「ショートトラック(8種目)」
      「スピードスケート(12種目)」・・・・(金1、銀1、銅1 :計3)
   スキー
      「アルペン(10種目)」・・・・・・・・・・・(金0、銀1、銅3 :計4)
      「クロスカントリー(12種目)」・・・・・(金0、銀0、銅1 :計1)
      「ノルディック複合(3種目)」・・・・・・(金1、銀2、銅0 :計3)
      「スキージャンプ(4種目)」・・・・・・・(金0、銀1、銅0 :計1)
      「フリースタイル(10種目)」
      「スノーボード(10種目)」 ・・・・・・・(金0、銀2、銅3 :計5)

ドイツは金メダル獲得予想数による順位は4位ですが、メダル獲得予想数では1位です。また、メダル獲得が予想されるている競技数は11でした。その他の3カ国については、アメリカが10競技、カナダが9競技、ノルウェーが6競技でした。…次回からは、まとめとして上位4カ国について分析・考察してみます。

#685 冬季スポーツ競技力の国際比較 (3)

アメリカについて

インフォストラーダ・スポーツ社(Infostrada Sports)のVMT(2013.4.7更新)を資料として、冬季スポーツ競技力の国際比較を試みています。

★アメリカの獲得メダル予想(金11、銀11、銅7 :計29)の内訳

   バイアスロン(11種目)
    ボブスレー
      「ボブスレー(3種目)」・・・・・・・・・・(金0、銀0、銅1 :計1)
      「スケルトン(2種目)」・・・・・・・・・・(金0、銀1、銅0 :計1)
    カーリング(2種目)
    アイスホッケー(2種目)・・・・・・・・・・・(金0、銀1、銅0 :計1)
   リュージュ(4種目)
   スケート
      「フィギュアスケート(5種目)」・・・・(金1、銀1、銅0 :計2)
      「ショートトラック(8種目)」
      「スピードスケート(12種目)」・・・・・(金1、銀1、銅1 :計3)
   スキー
      「アルペン(10種目)」・・・・・・・・・・・(金4、銀2、銅1 :計7)
      「クロスカントリー(12種目)」・・・・・(金1、銀0、銅0 :計1)
      「ノルディック複合(3種目)」
      「スキージャンプ(4種目)」・・・・・・・(金0、銀1、銅0 :計1)
      「フリースタイル(10種目)」・・・・・・・(金3、銀1、銅3 :計7)
      「スノーボード(10種目)」 ・・・・・・・・(金1、銀3、銅1 :計5)

アメリカについて、メダル獲得が予想されている競技はカナダに近い特徴がありますが、カナダと異なっているところも若干見えてきました。

ドイツについても、まとめてみます!

#684 冬季スポーツ競技力の国際比較 (2)

カナダについて

インフォストラーダ・スポーツ社(Infostrada Sports)のVMT(2013.4.7更新)を資料として、冬季スポーツ競技力の国際比較を試みています。…大会公式ウェブサイト(http://www.sochi2014.com/en/)等によりますと、ソチ五輪では7競技(winter sports)・98種目(medal events)の実施が予定されています。

★カナダの獲得メダル予想(金12、銀12、銅10 :計34)の内訳

   バイアスロン(11種目)
    ボブスレー
      「ボブスレー(3種目)」・・・・・・・・・・・・(金1、銀0、銅0 :計1)
      「スケルトン(2種目)」
    カーリング(2種目)・・・・・・・・・・・・・・・・・(金1、銀0、銅1 :計2)
    アイスホッケー(2種目)・・・・・・・・・・・・・(金1、銀0、銅0 :計1)
   リュージュ(4種目)・・・・・・・・・・・・・・・・・(金0、銀0、銅2 :計2)
   スケート
      「フィギュアスケート(5種目)」・・・・・・(金1、銀1、銅1 :計3)
      「ショートトラック(8種目)」・・・・・・・・・(金1、銀3、銅2 :計6)
      「スピードスケート(12種目)」・・・・・・・(金1、銀2、銅1 :計4)
   スキー
      「アルペン(10種目)」
      「クロスカントリー(12種目)」
      「ノルディック複合(3種目)」
      「スキージャンプ(4種目)」
      「フリースタイル(10種目)」・・・・・・・・・(金3、銀4、銅3 :計10)
      「スノーボード(10種目)」 ・・・・・・・・・・(金3、銀2、銅0 :計5)

ノルウェーとカナダを比較すると、メダル獲得が予想されている競技が異なっていることが見えてきました。…おもしろい!

アメリカ、ドイツについても、まとめてみます!

2013/04/12

#683 冬季スポーツ競技力の国際比較 (1)

ノルウェーについて

インフォストラーダ・スポーツ社(Infostrada Sports)の「仮想・五輪国別メダルランキング表(Virtual Medal Table:VMT)」 によると、ソチ五輪(2014年2月)の金メダル獲得予想に基づく国別ランキングの1位は2か月連続でノルウェーでした。…2010年のバンクーバー五輪で金メダル獲得数1位であり2月のVMT予想で1位であったカナダは、現時点で2位の状況です。…今後予想がどう変化していくのか、また本番のソチ五輪がどのような結果になるのかが楽しみです。

そこで、インフォさんのVMT(2013.4.7更新)を資料として、冬季スポーツ競技力の国際比較を簡単にしてみたいと思います。…SMJ#644でも書きましたが、大会公式ウェブサイト(http://www.sochi2014.com/en/)等によりますと、ソチ五輪では7競技(winter sports)・98種目(medal events)の実施が予定されています。 よって金メダル数は98個ということになります。

★ノルウェーの獲得メダル予想(金15、銀12、銅9 :計36)の内訳

   バイアスロン(11種目)・・・・・・・・・・・・(金7、銀3、銅1 :計11)
    ボブスレー
      「ボブスレー(3種目)」
      「スケルトン(2種目)」
    カーリング(2種目)
    アイスホッケー(2種目)
   リュージュ(4種目)
   スケート
      「フィギュアスケート(5種目)」
      「ショートトラック(8種目)」
      「スピードスケート(12種目)」・・・・・(金0、銀1、銅0 :計1)
   スキー
      「アルペン(10種目)」・・・・・・・・・・・・(金2、銀0、銅1 :計3)
      「クロスカントリー(12種目)」・・・・・・(金5、銀8、銅5 :計18)
      「ノルディック複合(3種目)」
      「スキージャンプ(4種目)」・・・・・・・・(金1、銀0、銅1 :計2)
      「フリースタイル(10種目)」・・・・・・・(金0、銀0、銅1 :計1)
      「スノーボード(10種目)」

カナダ、アメリカ、ドイツについても、まとめてみます!

2013/04/10

#682 ソチオリンピック(2014)に向けて (10)

インフォストラーダ・スポーツ社は成長企業か…

インフォストラーダ・スポーツ社(Infostrada Sports)の「仮想・五輪国別メダルランキング表(Virtual Medal Table:VMT)」 のデモ版(2013.4.7更新)を基にした「ソチ五輪」の金メダル獲得予想数による国別ランキング表です。…日本は順位を1つ下げています。

なお、メダル獲得数による国別ランキングは、1位:ドイツ、2位:ノルウェー、3位:カナダ、4位:アメリカ、5位:フランス、6位:オーストリア、7位:ロシア、8位:オランダ、9位:韓国、10位:中国、11位:スイス、12位:日本、13位:イタリア、14位:スロバキア、15位:スウェーデンでした。
仮想・ソチ五輪国別メダルランキング表
 日本のメダル獲得予想:内訳

    【金メダル(2)】
      Sara Takanashi (Ski Jumping-Individual-Normal Hill-Women)
      Japan (Figure Skating-Team-Mixed)
    【銀メダル(2)】
      Joji Kato (Speed Skating-500m-Men)
      Daisuke Takahashi (Figure Skating-Singles-Men)
    【銅メダル(3)】
      Mao Asada (Figure Skating-Singles-Women)
      Akito Watabe (Nordic Combined-Gundersen Large Hill/10km-Men)
      Yuzuru Hanyu (Figure Skating-Singles-Men)

女子フィギュアの浅田選手が銀から銅メダルの予想となりましたが、韓国のKim Yu-Na選手が銀メダル予想で上がってきたからです。金メダルの予想はイタリアのCarolina Kostner選手のままです。

インフォストラーダ・スポーツ社は、この4月から合併か買収かは分かりませんが、何らかの変化があったようです。…外国の企業は変化が激しい!…時間があったら調べたいですが…

2013/04/08

#681 大学教育・雑感 (36)

新年度オリエンテーション最終日を前に…

4月4日のTSU入学式から慌ただしく続いた新年度オリエンテーションも明日(4/9)が最終日です。…今年度は担任から外れましたが、教務委員としての仕事がありましたので、学生へ説明する機会が結構ありました。

明日は最も責任の重い新入生に対する教務オリエンテーションです。…健康・スポーツ心理学科新入生72名に時間割を作成してもらいます。

リスクマネジメント本の執筆も遅れていますし、カナダ・スポーツ政策研究もスタートが切れていません。新年度が始まったばかりですが、研究の面では少々焦り気味です。…早く一段落させたいものです。

…別件ですが、今年度はTSUテニス部の立て直しを図りたいと考えています。…Terry Bird がどれ位コートに立てるかにかかっています。今年度はシビアに仕事の優先順位をつけねばなりませんか…

2013/04/07

#680 2013 カナダ・スポーツ政策研究 (3)

研究の意義・特色を簡潔にまとめると…

SSFスポーツ研究助成による Terry Bird の研究テーマは「カナダにおける連邦スポーツ政策の策定過程に関する研究」です。

…以下は、申請書類上の簡潔にまとめた研究の意義・特色です。

CSP 2012の策定過程の特徴は「エンゲージメント(Engagement)」と「協議(Consultation)」という考え方を取り入れているところにある。そして、その特徴が、2010年7月の「CSP改定民族遺産省スポーツ局スタッフ会議」から始まり2012年6月の「スポーツ担当大臣会議」で改定が承認されるまでの約2年間の各策定段階において効果的に反映される仕組みになっている。しかしながら、現時点で、この周到な策定過程及び各段階の作業内容の詳細な把握、分析、考察等を行っている研究は見当たらない。
 したがって、スポーツ政策策定過程のカナダモデルを明らかにし、それと日本のスポーツ基本計画策定過程との比較から日本にとって有益な示唆を得ようとする本研究は大いなる意義を有する。すなわち、将来的に日本のスポーツ政策がより良い方向に改善されていくことに本研究は貢献できるものと考えている。

…調べることが山ほどあります。(楽しみ)

2013/04/06

#679 2013 カナダ・スポーツ政策研究 (2)

200字以内で研究目的をまとめると…

この度のSSFスポーツ研究助成による Terry Bird の研究テーマは「カナダにおける連邦スポーツ政策の策定過程に関する研究」です。

申請時には研究目的を200字以内でまとめなければなりませんでした。…この分量で自身の研究テーマをアピールするのは至難の業です。…皆さんご苦労されたと思います。…以下は、申請書類上の凝縮した研究目的です。

カナダでは日本の「スポーツ基本計画」と同じ時期(2012年春)に「連邦スポーツ政策(CSP)」の改定がなされた。CSP 2012の策定過程を概観すると、独自のスキームのもと関係者の英知が結集されやすい合理的な手順が踏まれている印象を受ける。そこで、本研究はCSP 2012の策定過程を詳細に分析・考察することで日本に還元できるポイントを見出し、日本のスポーツ政策策定方法に関して有益な提言を行うことを目的とする。

…これ以上は、削ぎ落とせませんでした。

2013/04/03

#678 2013 カナダ・スポーツ政策研究 (1)

2013年度 笹川スポーツ研究助成「奨励の会」

本日(4/3)、標記の会に出席してきました。…今年で3年目になる公益財団法人笹川スポーツ財団(SSF)のスポーツ研究助成ですが、この度、初めて申請させていただき、幸運にも採択していただきました。…関係者の皆様、ありがとうございました。…Terry Bird が採択していただいた部門(一般研究)の採択率は20%であったようです。

研究テーマは「カナダにおける連邦スポーツ政策の策定過程に関する研究」です。助成額は100万円です。

部門を代表してスピーチをさせていただきましたが、これ程のご理解を賜り研究助成をしていただきましたので、言い訳はできません。…研究の遂行上、妥協が許されない状況に身を置くことになりました。自ら望んだことです。頑張ります!

テーマだけ見ると、何でこんなテーマが採択されたの?…と思われるかもしれません。…サブタイトルもないシンプルなテーマですが、実は奥の深いテーマだと Terry Bird 自身は考えています。

SMJブログの本シリーズをよろしくお願いします!

2013/04/02

#677 スポーツ政策研究日誌 (38)

明日(4/3)からスタートします!

分野にもよりますが、研究にはある程度のお金がかかります。…特に、外国研究の場合は、現地に行って調査、資料収集等をする必要がありますので、旅費等の費用が賄えないと充実した研究をすることができません。

この度、某財団から研究助成を受けることができます。ありがたいです。

採択していただいた研究テーマは「カナダにおける連邦スポーツ政策の策定過程に関する研究」です。

カナダのスポーツ政策研究をして何の役に立つの?…と思われるかもしれませんが、外国スポーツ政策を研究する目的は、言うまでもなく日本のためです。

明日(4/3)、決定通知書授与式等に参加します。…明日から本格スタートです!

デザインはできています。どこまで近づけられるか?

2013/04/01

#676 大学教育・雑感 (35)

卒業研究のシラバス…

大学ウェブサイトの教員用Webサービスを久しぶりに見ていたら、卒業研究のシラバスを書かねばならないことに気がつきました。…見逃していたのか…(確か以前はなかったはずだが…)

2期生である新4年生57名と1期生1名の計58名が履修予定者ですので、単純に学科教員7名で頭割りすると8~9名の学生を担当することになります。…昨年度のゼミ生は14名でしたが、14名の卒業研究指導はかなり大変ですので、セレクションせざるを得ないでしょう。(申し訳ない…)

そこで、ふるいにかけるために、あるハードルを設けて、それをシラバスに記載しようかと考え始めています。…それは、卒業研究に費やしてもらう最低時間(ノルマ)をクリアすることを履修の条件にすることです。…50時間にするか、80時間にするか、100時間にするか、200時間にするか…

ちなみに、Terry Bird は卒業論文の執筆に200時間は費やしたと思います。…記憶が間違っていなければ2か月間にでした。

過度な負担は学生に追わせはしませんが…