2012/07/16

#464  ロンドンオリンピック(2012)に向けて (20)

Modern Pentathlon(近代五種)について②

何となく気になって近代五種(Modern Pentathlon)について調べてみましたが、やはり Terry Bird の嗅覚は大したものでした。自画自賛!…色々なことが見えてきました!

まずは、その出自がクーベルタンの発案にあったことから“Sport for Olympic”であると言えます。また、参加する選手たちには、多岐にわたる種目経験や要する施設・用具等の問題ををクリアできることが求められるため、誰もが手軽に取り組めるような競技ではないことから、必然的に、軍関係者(日本:自衛隊体育学校所属選手)が代表選手になっている国が多いようです。

しかしながら、近代五種と言えども、国際的なスポーツとしての人気のみならず、それぞれの国においての普及が見られなければ、オリンピック競技としての存否が問われかねません。…そして、何よりも陸上競技の十種競技と並ぶキング・オブ・スポーツとして位置づく近代五種のスポーツ的意義を多くの人に理解・経験してもらい、競技人口を増やしていきたいという関係者の思いもあるのでしょう。…公益社団法人日本近代五種協会では、誰もが手軽に楽しめる“近代3種(スイム・ラン・シューテング)”の大会・イベント等を実施して、国内における普及・発展を図っているようです。

ロンドン五輪の近代五種に日本からは初めて女子選手(山中詩乃さん、黒須成美さん)が参加します。…山中選手は自衛隊体育学校の所属ですが、黒須選手は前述した“近代3種”から近代五種の代表にまでなった選手です。

さらに、黒須選手は日本オリンピック委員会(JOC)のトップアスリート就職支援ナビゲーションシステム「アスナビ」を活用して『東海東京証券株式会社』に採用(6月1日付)されています。

若者よ! 近代五種で“オリンピック”と“就職”を目指そう! …そんなに甘くはないかぁ

※参考:http://www.joc.or.jp/ 他

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