2011/10/11

#245 日本のスポーツ政策の本質的課題 (6)

SMJブログ#155:日本のスポーツ政策考(15)で、Terry は次のようにコメントしています。

日本に“スポーツ庁”が必要なのか、Terry は甚だ疑問です。……だれか納得のいく説明をして下さい。……それよりも、“危機管理庁”を新設した方が、今後の日本のためには良いのではないでしょうか……

ところが、今回のTerryゼミの研究では、「総合調整する機能(機関)」が日本のスポーツを良い方向に導くためには必要であるとの結論に至りました。不本意ですが、現在議論されている「スポーツ庁」がそれに当たるものと考えられます。……ただし、その機能を果たすのであれば、別に「スポーツ庁」でなくても良いのですが……カナダには「Sport Matters Group」というものもありますし……えっ!

いずれにしても、上記のような機能を果たすのであれば、Terry Bird も“スポーツ庁の設置”については納得します。ゼミ生たちは“あっ”と驚く結論を出してくれました! 

(参考)
※SPJ2011のレジュメ「4. まとめ」より
 本研究において、「スポーツ立国戦略」策定に向けたヒアリング内容をもとにして今日の日本のスポーツ政策の本質的課題を探ってきた。当然ながら、同戦略でまとめられていることと重なる部分もあるが、我々としては「総合調整する機能(機関)」が日本のスポーツを良い方向に導くためには必要であるとの結論に至った。すなわち、スポーツ基本法においても検討事項として挙げられている「スポーツ庁」がそれに当たるものと考える。今後は、日本型のスポーツ庁のあるべき姿について考えていきたい。

<資料・文献>
文部科学省「スポーツ立国戦略」
文部科学省「スポーツ立国戦略」の策定に向けたヒアリング(第1~5回)議事録

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