2011/10/24

#256 スポーツ政策:「世界の動き」 (3)

ニュージーランドは、今回の“ラグビーワールドカップ”でフランスを破り24年ぶりの優勝を果たし、エリス杯を勝ち取りました。…人口約441万人の小さな国が、メジャースポーツ(チームスポーツ)で世界一になるには、相当充実したシステムがあるからなのでしょう。

さて、そのニュージーランドには「スポーツ・レクリエーションニュージーランド(Sport and Recreation New Zealand:SPARC)」という“Crown Entity(※日本の独立行政法人のような機関)”があり、このSPARCが同国におけるスポーツの普及・振興を担っています。詳細は、文科省「外国スポーツ政策調査研究報告書(NZ編)」他をご参照ください。

2011年7月19日、スポーツ・レクリエーション大臣はSPARCの新しい付属機関として、従前の「SPARCハイパフォーマンス部門」と2つの「スポーツアカデミー(New Zealand Academy of Sport)」を合併させた「High Performance Sport New Zealand (HPSNZ)」の設置を発表していました。“高水準スポーツ・ニュージーランド”とでも訳せましょうか…

 HPSNZはそれ自身のCEOをもつことになっており、その人選が行われていたようです。

2011年9月7日、アレックス・バウマン氏がHPSNZの初代CE(Chief Executive of High Performance Sport New Zealand)に任命されたことが発表されていました。(つづく)

0 件のコメント: