2011/10/23

#255 スポーツ政策:「世界の動き」 (2)

アレックス・バウマン(Alexander Baumann)氏は、2011年10月1日に「オウン・ザ・ポウディアム(Own the Podium:OTP)」のCEO(chief executive officer)としての最後の日を迎えたようです。そして、家族とともに来年の1月にはニュージーランドに移り住むそうです。

バウマン氏はカナダ代表の元競泳選手であり、1984年ロス・オリンピックで2個の金メダル(200m・400m 個人メドレー)を獲得しています。引退後はオーストラリアの「クイーンズランド・スポーツアカデミー(Queensland Academy of Sport)」の事務局長(executive director)や 「クイーンズランド水泳連盟(Swimming Queensland)」のCEOなどを務め、同国の国際競技力向上に貢献し、その後、カナダのOTPの重要なスタッフとしてリクルートされました。

2006年にカナダに戻ったバウマン氏はOTPにおいても、その手腕を大いに発揮し“2010年バンクーバー大会”でのカナダの成功をリードしました。2010年4月からは、ロジャー・ジャクソン氏の後を引き継ぎ、OTPのCEOに就任していました。(つづく)

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