2011/10/28

#260 Terry Bird の問題解決学 (3)

問題を2つに大別すると…

 ① “解決できる”見込みの立つ問題
 ② “解決できる”確証のもてない問題

①の場合は、ゴール(問題解決)に向けてのストーリーを描くことができる類の問題ですので、必要な方策を計画通りに進めていけば、高い確率で結果を出すことができます。…以前、SMJブログで触れた“ライフル・アプローチ”で重層的、適時的にアタックすれば良いだけです。ただし、スナイパーの腕が錆びていてはダメですが…

②の場合は、外的要因によって結果が左右される可能性のある問題ですので、“運”任せのところが大いにあります。…厄介です。胃が痛くなります。…したがって、やるべきことはすべて取り組まねばなりません。…妥協せずに“やり尽くす”ことが結果を出す確率を高める最大のポイントです。…ただし、闇雲にかつ大枠で撃ちまくる“ショットガン・アプローチ”ではなく、狙いを定めた妥当な数のライフルを束ねてアタックする手法が求められます。…結果が出た時の“安堵感”は言葉で表わすことはできないでしょう。

あまり大きな声では言いませんが、今日、新聞で大騒ぎしている○○問題の多くは①だと思っています。…“政治は妥協の産物”と良く耳にしますが、“政策は妥協の産物”であってはなりません。

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