2011/02/04

#25 「2011カナダ現地調査」を終えて思うこと⑤

Terry は、今、カナダのスポーツ政策の分析作業に追われています……と言っても、その全体像の把握を試みている段階なのですが……そこで、今日は、一国のスポーツ政策を理解するということはどういうことか?」について書きたいと思います。

運命か、必然か、Terry はカナダと出会ってしまい、途中 ほったらかし の期間も結構ありましたが、約20年間、連れ添ってきました。ある時期から、冗談めかして「自称 カナダのスポーツ法・政策研究の第一人者です!」と言っていました。何故なら、カナダのスポーツ法や政策について、紹介する人はいても、ライフワーク的に研究している人は日本国内に見当たらなかったからです。

ところが、カナダにおける2003年『身体活動・スポーツ法』の成立過程研究」でカナダ政府から 2006-2007 FRP Award を受賞してカナダに行ってからというものは、今回を含め、カナダのスポーツ政策関連で色々なお仕事をいただけるようになりました。僭越ながら、自称がとれたような気がします。ただし、今も、Terry の一人旅 状態は変わっていないようですので、早く同伴者が現れてくれることを期待しております!

さて、本題です。ある国のスポーツ政策を理解しようとする時、法律、報告書、政策、施策、プログラム、機関、組織・団体、予算等の個別事項をそれぞれ把握することは言うまでもありませんが、それだけではその全体像を把握することはできないと思います。それらの歴史的経緯、社会的・経済的・政治的背景、キーパーソン・機関の動き、相互の連関、スポーツを巡る環境、国情などの多くの要素と絡めて考察しなければ、その全体像は浮き彫りになってこないと考えています。今回の現地調査により、その糸口がつかめたような気がします。

 一国のスポーツ政策を理解するということは “3次元パズル” を解くようなものである!

とても、ワクワク! ドキドキ! ……楽しんでまーす! (つづく)

0 件のコメント: