昨日は、某C大学の非常勤(テニス3コマ)の日でした。うち1コマはスポーツ科学を専攻する学生を対象にした授業です。彼らは、とても 身体能力が高くかつ優秀な学生さん たちです。
今回のカナダ現地調査では、トロント大学(University of Toronto) と オタワ大学(University of Ottawa) という同国の2つの名門大学を訪れる機会がありました。トロント大学には Faculty of Physical Education and Health 、オタワ大学には School of Human Kinetics があります。
Fitness and Amateur Sport Act(1961年)に基づく「体育・スポーツ分野の大学院生・研究者向けの奨学金・研究助成金制度」があったことにより、カナダの大学におけるスポーツや体育に関する学部・学科が発展してきたそうです。けれども、政権が変わったり、財政状況が悪化したことで、これらの制度は1970年代に打ち切られました。
ところが、Kidd教授の提言などもあって、新しい スポーツ法 や スポーツ政策 に盛り込まれるなどして2005年頃から復活したようです。そのKidd教授は1964年東京オリンピックに5000走で出場しています。また、Own The Podium のCEOバウマン氏は1984年ロサンゼルスオリンピックで2個の金メダル(競泳)を獲得した実績のある人です。
詳細な説明は省略しますが、カナダでは元スポーツ選手が社会で活躍しているケースが多いのではないか、という印象を持ちました。特に、スポーツ政策でどうのこうの という話ではありませんが……
テニス授業の最後に、学生たちに言いました。
「カナダでは、大学でスポーツを経験したり、スポーツを学んだ学生が、その後経営学など他の分野・領域を学んだり、また様々な経験を積んだりして、スポーツ関係組織等のリーダー&スタッフになっている事例が多くあるように思う。皆さんも、色々勉強して、活躍して下さい!」
おっと、うちの 健スポ の学生にも言わないと! (つづく)
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