大学ですので「体育(Physical Education)」という授業名を採用しているところは少ないと思います。スポーツ実技、体育実技、スポーツ実習、健康スポーツ、フィットネスなど、大学によってスポーツの実技授業の名称は様々です。……ここでは、それらを総称して 体育実技 と記述させていただきます……
2004年度から Terry の勤める大学に外国人留学生(以下、「留学生」)が多数(50~60人)入学してくるようになりました。その結果、体育実技授業における留学生の占める割合も高くなり、一部の学科(コース)によっては全員が留学生という授業もありました。その時、Terry は授業を展開する際、これまで感じたことのない違和感を覚えたのです。
これまでも、担当する授業に留学生が受講していることはありましたが、その割合は非常に低いものでした。しかし、その混在率(受講学生に占める留学生の割合)が高まることにより、従前の日本人学生だけを対象にして進めてきた手法では、混在授業(日本人学生と留学生が受講している授業)が上手く展開できないことに気づきました。それは、言葉の問題だけによるものではなかったのです。
何故なのだろう?
この素朴な疑問に対する答えを知りたい!or 眼前の問題を解決したい!…と思ったのが、「留学生に対する大学体育実技の現状に関する調査研究」に着手した動機でした。
(つづく)
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