2011/05/22

#123 大学テニスの指導法 (7)

大学体育会テニス部の指導法④

#121の“声の瞬発力”についてです。

Terry の独論(経験則)ですが……“声の瞬発力のある人”はスポーツのパフォーマンスが高く、また、社会でも活躍できる……と確信しています。

 体育会運動部であれば挨拶・声だしを徹底せよ! …ということです。

体育会運動部の最大の敵は“妥協”の二文字です。……そして、その度合が如実に現れるのが「挨拶」「声だし」等の場面です。

挨拶とは……①指導者(部長、監督、コーチ等)②関係者(教職員、OB・OG、業者、保護者等)③その他(対戦相手及びその関係者、施設関係者等)への挨拶です。一般的に「ちわっ!(= こんにちは)」、「失礼します!(= さようなら)」と言います。数十メートル先で「対象者」を認識した段階で「ちわっ!」、間近に来た段階で「ちわっ!」と2度発声します。……傍からは「ちわ、ちわ」「ちわ、ちわ」とニワトリのようで“バカみたい”な光景に見えると思いますが……

次に、声だしとは……①練習の開始・終了時、②各練習に入る時と終える時、③プレイ等の結果に対して、④激励・鼓舞・注意するため、⑤その他(適宜)に発声するもので、その内容もそうですが“タイミング”と“大きさ”が重要です。一般的に「しわっす!(= お願いします)」、「あしたっ!(= ありがとうございました)」と言います。……形式的な、機械的な声だしは必要ないと思いますが、意味のある声だしは体育会運動部にとってかなり重要です。

誰しも、調子の悪い時、疲れている時、苦しい時、負けて悔しい時などは声が出にくくなるものですが、そんな時でも、声を出し続けられるか否かが強いスポーツ集団か否かの分かれ目、あるいはバロメーターであると Terry は考えます。

“声の瞬発力”の意味は伝わりましたでしょうか?

そう言えば、20数年前、No.6コート後ろにある出入口の「カチャッ!」という音だけで過敏に反応し、No.1コートから振り向きざまに「ちわっ!」と言っていたのを、今でも思い出します……たまに「あの人、誰?」というように、見ず知らずの人に大声を張り上げていたこともありましたが……

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